94年のフォールに
”TRAPPER”
”CAFE”
と言う対極するテーマがありました。
トラッパーは「罠師」です。
そのものずばり、アウトドア感マンマンなテーマです。
ヘビーウェイトのシャツや、ファテーグパンツ、
果てはユニオンスーツまで展開しちゃう拘りよう・・・
RRLによるRRLならではのRRLらしいテーマだと
皆さんは感じるでしょう。
実際にこのテーマの商品群は未だに人気があります。
一方のカフェはと言うと・・・
1920年代のニューヨークのカフェの光景をイメージ
したテーマです。
チョークストライプのベルテッドダブルのスーツや
ビブ付きのバンドカラーシャツ、ニューズペーパー
キャップ等で構成された、
労働者がカフェで一杯・・・と言う情景が想像される
テーマです。
ハッキリ言って不人気です。
RRLと言えばネイティブ、RRLと言えばワークウェア
と言うイメージが一般的に浸透していますが
こんなんテーマや商品も、堂々とRRLの世界として
存在していたのです。
(勿論、最近ではツィードを軸にした重衣料商品
や潮の香りのするテーマも展開していますネ)
RRLのコンセプトは
ウェスタンだけじゃ無く、ネイティブだけじゃ無く
ワークウェアだけでも無く、はたまた
希少性を謳った物でも無く
アメリカ(もっと言えばワールドワイド)の生活
そのものなのです!
ある時は牧場主、またある時は東南アジアを
旅する画家、かと思えばアラスカのハンター・・・
こんな切り口でRRLを網羅していけば
もっともっと面白みが増して行く筈です。
単品指向の限界から脱出出来ますネ。