話は前後するけれど

さっきのコレクター的な物集めにあたって


切手集めや、タレントグッズ集めや

もちろんヴィンテージクロージングコレクション

なんかは、基本的に男の「収集癖」が基に

なってるはずです。


そして、ニッチな商売もまた存在しています。

需要と供給があるからこそです。

そして、ほぼそのバランスによって価格が

設定されます。

(タレントやブランド等の人気のバロメーター

にもなりますネ)


そんな自分も、過去には

切手、ミニカー、コカ・コーラグッズ・・・と

はまったものです。


今思えば、切手やミニカーに関しては小学生が

「本質」なんて難しい事は考えもせず(感がえる訳

無いけど・・・)

でも、コークグッズに関しては何と無くぼんやりと

「アメリカを感じる事が出来る」なんて

コジツケで集めていたような気がしますネ。


そうして、今のこんな世界に入って僭越ながら(?)

ようやく、極狭い世界の中だけど

「本質」が見えてきたような気がするのです。


たかが洋服、されど洋服とは良く言った物で

たかが洋服から、果てし無い世界感が

見えてくる物です。


(例えば、ジッパーや織ネーム等からの年代考察や

ブランドの知識もさることながら、1枚の洋服や

グッズを取り巻く環境や世相を含めての事です)


そうすれば、自分は何を着たいのか、どんな格好を

する気分なのか、自分が描く世界感はどんな物

なのかが見えて来そうです。


(年代限定のコレクションはこんな感覚を起点

にしている人もいるでしょうネ)


とても小さい例えで言えば

今日のような日・・・

結婚式があったとします。

皆さん、おそらく履く靴に悩まされるはず。


基本、黒の革靴です(オペラ、ストレートチップ)

ところが雨・・・


ブラックスーツやタキシードに関しては当然

暦では春だから春物を着ていくのは当然としても

革靴を家から履いていくには流石に厳しい、ならば

長靴を履いて、現地で履き替えて・・・と

考えるでしょう。

まさか、いくらなんでも

「雨だから、ハンターのラバーブーツがお洒落だべ」

って人はいないはず。


はたまた、本日は久しぶりのお休み。

雨の等々力渓谷もおつな物かな?

ともなれば、防水効果もあるようなアウトドア感の

ある靴を履いて行くでしょう?


当たり前の話だけど、大体の人は

その場を考えて、想像して着て行く物を選びます。

それが簡単に出来るのです。

(これがまさにTPOですネ)


そんな感覚を少し飛躍させて見て下さい。


結婚式の後の素敵なパーティー

等々力渓谷をヨセミテの自然公園だったら・・・


チト飛躍しすぎ感はあるにしても、こんな世界を

連想してみるのが、出来るのが

「スタイル」の一環では無いでしょうか?


そんな世界を提案しているのがローレンだと

思いますが・・・

これも何度も言っているけど、

普段の生活と憧れの夢を具現化しているのが

毎シーズンの「テーマ」という事になります。


「テーマ」で構成されたウェアを着れば

夢の世界に一歩(半歩)足を踏み入れられる

と言う訳です。


ネッ、物集めとは別の本質的な部分が

少しは垣間見えて来ませんか?