一方で、今年19年、322戦F1で走った
ルーベンス・バリチェロ。
自国のカリスマと同じブラジル出身のF1界の
衣笠幸男であります。
こちらも、来年のポジション未定です。
低迷のウィリアムズ、資金確保のために他の
ドライバーになる可能性大です。
憧れのセナと同じ様に最後のチームがウィリアムズ
になってしまうのか・・・
で、このバリチェロは流石にコレだけ長くやっていると
色々なエピソードがてんこ盛りなんだけど
自分が印象に残っているのは、スッタモンダのバタバタ
の2008年のシーズンオフ。
ホンダで走っていたバリチェロは、そのパフォーマンス
か、別な金銭的な大人の事情かどうかは知らないけど
翌2009年の契約を取り付けない状態だった。
ちなみに、代わりにセナの甥がシート獲得って流れで
これまた因果な世界ですが、
そんなこんなの最中の突然のホンダの撤退・・・
色々あったんだけど、結局そのホンダを引き継いだのが
フェラーリで活躍した、ロス・ブラウンて言う人。
ロス・ブラウンて言えば、あのシューマッハ全盛期の
立役者とも言われている優秀な人で(ちなみに釣り好き)
その時の実質のナンバー2ドライバーがバリチェロ
だった。
ほぼシートがなくなるであろうと見られていたバリチェロ
はそんな関係もあって、ギリギリの中走れる事に
なったのだ。
そうは言っても土壇場でやっと間に合ったチームで
強豪チームと互角に戦える訳が無いだろうと
誰もが思ったはずです。
ところが、これが速いのなんのって・・・
(ホンダは前の年、だから08年の中盤からその年は
見切って、既に来年の車の開発を進めていた、
実質ホンダの車だったらしい)
ただ、ホンダからそのままスライドした
ジェンソン・バトンにかなりアドバンテージが
あったようで1勝はしたものの花道は
バトンに持っていかれちゃったのです。
オマケに、自分の車の部品で同郷のマッサが
大怪我しちゃうし・・・
それ以前、フェラーリ時代はシューマッハの引き立て役
だったし、若かりし頃ファーストドライバーだった車は
パフォーマンス不足だったり、鼻の骨折ったり・・・
(アイルトン・セナ最期の日の2日前)
そして今年のウィリアムズは超低迷となかなか
ついていない19年だった。
そんなバリチェロも気が付けば39才。
ここは1つ、来年も何とかグリッドに着いてあと1年、
最後の花を咲かせて欲しいのだ。