突然ですが、自分に1番合ってるジーンズは

リーバイの517だと思いますが、皆さん自分に

1番しっくりするジーンズありますか?


この品番のジーンズはご存知のように

スソがやや広がったブーツカットになりますよネ。

本来のカウボーイブーツには勿論の事、


ワークブーツやアウトドア系統のブーツにもとても

なじむ物です。


それから自分にとてもフィットしているなと思うのが

ウェスト周りで、腰の辺りの体系にあの股上の具合が

とてもあっているように思う。


勿論、カウボーイでもなくコテコテの日本人だから

実際の生活に基づいた物でもなく、しかもそのほかの

ジーンズだって沢山履くけど、そんな中でもお気に入り

がこのブーツカットって事です。


で、これはあくまでも嗜好や身体に合う、合わないって

話。


まぁ、自分の話はいいとして

皆さん、古着屋さんめぐりをしていて線の跡が

あるジーンズをたまに見かけませんか?


センタープレスを掛けたような色オチの例のヤツ。

そしてその多くが、13MWZを中心としたラングラー

では無いでしょうか。


あれって他でもない、プレスをして糊付けして

ドレスアップ時に履いていたものなのです。

(一部の人にとっては周知の事実ですネ、ゴメンナサイ)


ラングラーと言えば、カウボーイがハバを利かせている

土地の代表的なブランドで、制服か?って位かも・・・

って今はどうなんでしょうか。


カウボーイ達は、ジーンズ1つを作業用とドレスアップ

用で履き分けていたのですネ。


そうなのです、ラングラーブランドはカウボーイの

ステイタスなのです。


朝起きて、ノープレスのジーンズにワークシャツ、

ペコスで作業

夜にはプレス入りの物に履き替えて、ドレス用の

ウエスタンシャツに、デコレートされたカウボーイブーツ

に、それからハットも勿論かぶり分けてネ・・・


こんな感じでしょうか・・・


それから、話はクルリンパと変わってポロシャツ。

僕がこんな事な興味を持ち始めた70年台の後半、

メンクラの海外取材の記事に出て来る

アイビーの学生のスナップにはアイゾッドのポロ

がとても多かったのです。


80年代に入り、日本にはファションとして入ってきた

プレッピーの学生達の間では、ポロのポロが

何気に多数派になって行った様な気がします。


さっきのジーンズの話と同じで、アイゾッドラコステや

馬のマークのブランドは彼らのステイタスだったのです。


カウボーイの証、お坊ちゃまの証、という事です。


そして、それも今じゃ昔のお話・・・


誰だって、ブランドと言う物には少なからず興味が

あるだろうし、着て見たい、持ってみたいと

思うでしょう。


でも、あえて今言いたいのです。

ブランドを持つ事の意味を。


「安月給のくせにローンでヴィトンなんか買うんじゃねー」

なんて、そんな

説教じみた、堅物的な、押し付けは勿論言いませんよ。


でも・・・

すくなくとも、こうあって欲しいなって一言。


「ヴィトンを持ってる私」じゃなくて

「私がヴィトンを持っている」って感覚になって欲しい。


分りますか、この違い?


自分の好きなブランド、アイテム、何でも良いんだけど

そのブランドを着たり持ったりすることで完結させる

んじゃ無くて、その後。


(頼むから、ヴィトンのバッグ持ってコンビニの前で

うんこ座りしてタバコ吸わないでくれ!)


それを身に付けることによって、本人がブランドに

なって初めて、完結するって事。

(チト、って言うか相当大袈裟な話でした・・・)


かなり堅苦しい話になっちゃったけど

やっぱり着る物によってその人が表現されるべきだと

思うの。


乱暴な言い方をすれば、良く言う「着てるか、着られてるか」

って事だけど、


奇をてらわずに、いたずらに流行を追わずに、質の

良い物を着れば、絶対に心地良いし、豊かな気分に

なれるはずです。

そして何よりも長く着られます、そしてその物達は

その人を表現するツールになります。


そうして、そんなブランドを選ぶその人その物が

ブランドとなるのではないでしょうか・・・

(”ブランド品”と言う括りもその人の価値観に

よりますネ)


しつこいけど、昨日の画像で紹介したカシミアの

物達は典型だと思いますよ。


山に行く訳でもないけど、シェラのマウンパ?

馬に乗るわけでも無いけど、カウボーイブーツ?


大いに結構、素敵です。


自分が思い描く世界を表現する素晴らしい物です

よネ。

(ここが、ファッションとスタイルの微妙な狭間です)


出来れば、皆さんにもその物単体では無くて

背景まで含めた物選びをして、

是非とも自己表現をして欲しい物です。