昨日もスルーしてしまいました。
そしておそらく、明日、明後日あたりも書けそうに
ありません。
中目黒での最初の模様替えが近づいて来たのです。
レディースの商品がかなり面白いぞ!
どうぞ笑ってやって下さい(本人は至って真面目です)
と言う訳で、少しネタばらしになるけど
この時期ならではの、エレガントな雰囲気になるけど
毎年毎年、「1年て早いのネ」って感じちゃう・・・
で、ここからは以前書いたネタとかなりカブリそうなので
いつもの如く、かったるいという人はスルーして下さいな。
今年の秋は、って言うか夏がかなり長かったので
多くのアパレルがアウター売上不振に頭を抱えている
事でしょう。
そうこういってるうちに、もうすぐ12月です。
そう、毎年毎年スタッフにとっては恒例行事のセール
がスタートしますネ。
(あ~あ、気がついたらまたセールの時季か・・・)
早ければ、今週の末あたりから
「早期顧客シークレットセール」なんて名目で
殆どフライングなマークダウンを行うショップもあるはず。
最近じゃ、何て言うんだっけ・・・
3点買ったら1点オマケみたいな特典もある所も
増えて来た様で
阿藤海も「なんだかな~」
天国の長さんも「ダメだこりゃ!」って嘆いていない?
これだけ世の中に沢山洋服が溢れていて、
それでも作らなくちゃいけなくて、作ったからには
売らなくちゃいけなくて、それでもなかなか売れないから
安くして、しかも他よりも早くしなくちゃ先越されちゃう。
これだけ沢山あっても、結局は似た物ばっかりって事?
表現を変えれば
「どんだけ自分の所の商品に自信が無いんじゃ!」
って事か・・・
今はとてもメーカーに厳しい時代な様で
小売店はメーカーになかなか厳しい条件を出すらしく
その代表的な例が「納入率」ってヤツらしい。
具体的にパーセンテージとかだすのもどうかと思うので
やめとくけど、これはセールで安くした時の
利幅を考えての物としか考えられないのです。
そんなこんなで、まさにこれは「負のスパイラル」
なのです。
「物を作る」→
「売れない」→
「安くする」→
「でもまた作らなくちゃならない」
「やっぱり売れない」→
「安くする」→
「それでも、売れないから他より安くする」→
「でもまたまた作らなくちゃいけない」→
「でもなかなか売れないから、原価を下げる」→
「案の定売れない」→
「またまた値下げ」→
「原価安いからもっと安くする」→
「そしてまた物作り」・・・
こんな感じで、連鎖していき、プライス低下と
クォリティの低下がどんどん進行していくのです。
作り手に自信が無くなるから、売り手も自信が無くなり
消費者は見切る。
「どうせ、安くなるからセールで買えば良い」
そんな感覚もエスカレートするから、皆、早々と
セールをする。
皆分っているはずなのに・・・
景気が悪いからって言う、その一言を理由に
片付けちゃっているんじゃ無いの?。
これを断ち切るにはどうすれば良いか?
答えは簡単です。
スパイラルの一箇所を切っちゃえば良いだけ!
「いやいや、そうは簡単に言うけど・・・」
「何言ってんだ、ばか!」
そうだよな、いきなりそんな事できっこないよな。
ごもっともであります。
でもそこまで極端じゃなければ何とかなりそうじゃない。
またまた昔話で恐縮なんだけど
どこもセールって言えば、7月の後半と1月の後半
のしかも、せいぜい1週間の限定だった。
買う側は、流石に冬物を1月後半までは待てないし
だったら早く買おうって事で、シーズンの最初に
購買意欲が湧くのです。
クリスマスのシーズンにしても、しっかりと売れるのです
利幅もとれるのです。
そして、最大の販売時期の12月が過ぎて、
それでも残った物が、本来の
「期末処分セール」に回されるって言う、至って
まともな流れに回帰出来るのです。
セールの時期、手法や、それこそ原産国にしたって
そろそろ、いい加減手詰まりの状態じゃ無いかな。
この辺で、歯止めを掛けないとどうにもならなくなるよ。
「日本~協会」とか「アパレル~連盟」とか
「全国百貨店~」とか
そんなのがあるんだろうから、ここら辺で1つ
お偉い人達が真剣にその辺を協議するべき。
おっと、その前に
「ちゃんとした物を作ろう」と言う意識と
「大事に着ましょう!」と言うアピールが大事か。
皆さん、頑張ってください!