洋服やその他雑貨、それどころじゃ無くて

大多数の製品の原産国が中国から

ベトナム、バングラディシュに移行しています。


言わずもがなの人件費の高騰が原因ですネ。

製品価格を上げられない辛い現状では

生産コストを下げるしか方法がありません。


そして小売店ありきの製造メーカーは掛け率

下げざるを得ません。

まさに悪循環な今日この頃です。


実際、靴なんかを例に取ってみても

そのクォリティを見ても、アメリカのハンドソゥン

等の物と比較しても価格が近づいている気がします。


「それが高いか否か」は別として

とにかく、今まで中国製であるが故の低価格と

それなりのクォリティと言う常識が崩れています。


価格を抑えて物づくりをしようとするならば

人件費を下げるか、クォリティを下げるか

そのどっちか(もしくは両方)しかありません。


そんな流れから原産国を移す事になるけど

過去の中国の例からも、まずは技術指導みたいな

ところからはじめなければならないとなると


言い方が乱暴になるれけれど、ここ暫くは

「安かろう悪かろう」と言う製品になるのは

否定出来ないのでは・・・


やっぱりある程度のクォリティを維持しようと

するならばある程度のコストは覚悟しなければ

なりません。


さっきも言ったように、最近じゃ中国とアメリカ、

ヨーロッパの物とプライスの差もなくなって来ている

訳だから、ユーロ圏で物づくりをしても

良いような気がする。


そこで、今大問題になっているギリシャってのはどうだ?


何でも、ギリシャで製造業は殆ど無いらしい・・・

設備等は一からはじめなきゃならないけど

少なくともギリシャ側から見ればウェルカムだと思う。


技術的な観点から言っても、すぐそばにイタリア、フランス

スペインて言う、それぞれ得意とする分野を

持っている国があるじゃないか。


”MADE IN GREECE”なんてなかなか洒落てるし・・・

日本から仕事で行っても、休日にはエーゲ海を

見ながら・・・なんて中々な物じゃん。

社内で募ったら応募殺到しそうな感じ。


元々、海運、観光の国だから運ぶのはお手の物だし、

観光ついでに買い物もしてくれそう。

おまけに公務員いっぱい余ってるんでしょ。


そんなこんなで外貨が入れば、ユーロの信頼も回復

してユーロ高になり、円安になり・・・


言うこと無しだネ!


って書いておいて、その前に・・・


アパレル業界全体が

「消耗品では無い、しっかりとした物づくり」を

考えなくちゃネ。

(今までの話はなんだったんだ?)


今年も厳しいぞ、こんなに暖かくちゃ防寒衣料が

必要になるころには、セールになっちゃうじゃないか。


と言う今日もなかなか「過ごしやすい」日和なのだ。