久しぶりだって言うのに駄洒落で
済ますのもなんなんで、まともな話題の
ここ最近、ムラだらけの本日2度目の話題。
いきなりなんだけど、何で中目黒って
って言うか、若者達みんなパンツの丈短いの?
時代遅れのオッサンにはさっぱり理解できないよ。
しかも、「恥ずかしげも無く」そんなちゃらいパンツに
ドレスシューズの王道とも言えるウィングチップなんか
履いたりして・・・
オマケにお尻丸見えのテーラードのジャケット(風)
に、いわゆるソフト帽(風)をかぶっちゃって
「頭隠して尻隠さず」ってこの事じゃい!
って言うか普通に、ピエロみたい・・・
それでもって
「僕ってオシャレでしょ」的に満足気に歩いている
ものだから、こっちが恥ずかしくなっちゃうよ、ったく。
でもネ、中にはそれに近いような格好しててもなかなか
決ってる連中もいる訳。
じゃ、一体何が違うの?って言えば
「分ってるか、分っていないか」って事。
イチローの振り子打法も、古い所では王の一本足打法
もバッティングの基本があっての物。
トレンドの先端を行っている(と思っている)連中も
実は内心不安で仕方無いんじゃない・・・
「いけてるのか、いけて無いのか、有りか、有りじゃ
無いか・・・」
みんな、基本が無いのにイチローや王のマネを
しようとしている訳。
花を咲かす事をしないで実をつけようとする、
ボイストレーニングしないで歌手になろうとしてる。
RRLのダメージジーンズだって
絶対的存在のリーバイがあり、ワークパンツがあり、
基本を網羅しているからこそ素晴らしいものが
作れる訳です。
意味も無く半端な丈のパンツ履いてても良いから
「実は僕、とても不安なんです」って素直に言って
みな、丁寧に教えてあげるから!
と言う訳で、本日2回目の更新はかなり辛口に
なったけど、丁度タイミングの良い新着の紹介。
先ずは第一期RRL通して、定番として君臨した
”AUTHENTIC FIT JEANS"
なかでもコレはインディゴのセルべージデニムを
使った、色落ちが素晴らしい物。
ローレンが長く使っている、ロープをモチーフにした
ステッチ。
カンヌキもしっかりと縫いこまれています。
フロントボタンはニッケル、コインポケット裏も
しっかりと耳が使われています。
コレ一枚で、昔のアメリカの雑貨屋なんかを連想
出来るのだ!
時代による違いはあるにせよ、おおむね
リーバイだと505を意識したシルエットになります。
ワンサイズ上を少し落として多少ルーズに履くのが
ベストでしょう。
「出る、出る、出る・・・」って言っておきながら
なかなか納得の行くサンプルが出来上がらなかった
って聞く、ネーミングだけでもご飯3杯行けるその名も
”RRL #-1”、96年に登場です。
こちらも同じく14.5oz.のセルべージデニムを
使っています、尾錠のリベットがたまらないでしょ。
こちらのフロントはカッパーのリベット
布地のパッチ、とても雰囲気です(204からインスパイア?)
全体的にはSXXモデルのリファイン版って感じです。
最近のスタイリッシュ(?)なジーンズと比較をすれば
かなり野暮ったいし、逆にこんなディテールなんて
今じゃ、アッタリマエだけど
当時(リーバイやラングラーなんかがこぞって復刻品を
リリースした後の頃)はオリジナルとして
ここまでやるブランドなんかなかったのです。
ラルフ・ローレン大先生も
「永遠にリーバイには勝てない」っておっしゃったってのは
あまりに有名だけど
それでも、コレだけの物をオリジナルで作り上げられるのは
本家に対してのリスペクトと理解があるからこそです。
さらには、第一期でコレだけの物を作っていたからこそ
最近のダメージ加工や、やや過激な装飾とも思える
プロダクトも作りこめるのですネ。
だから、今日紹介したこんなジーンズはもはや
「クラシック」と呼んで良いと思います。
少なくとも僕は、元々のクラシックと同等の価値観を
持っています。
てな訳で、まとめ。
だからさ、ジーンズ短く履いても別に文句は言わないし
好きにすれば良いけどさ・・・
こんなクラシックなジーンズを普通に履きこなせてから
自分なりにアレンジ、コーディネイトするほうが
全然楽しいし、自信が持てるよ。
”BACK TO BASIC!”