最近だと、それはそれはもう取り止めの無いバリエーション
のスニーカーに”JACK PURCELL”があります。
あまりにも有名なコンバースの代表選手だけれど
オールスターほどでは無いにしろ、かれこれ
おん年、76歳であります。
スポルディング→BFグッドリッチ→コンバースと言う
「トレード」を繰り返した長老。
僕がこのスニーカーを知ったのは大体35年位前になるけど
その時点でアラフォーだったのネ・・・
当時はアメ横に行けばミドリスマイルやブラウンスマイル、
ラリーなんかも、そんなに高くないプライスで手に入った。
と言う訳で、ジャック・パーセルのど定番と言えば
極々ベーシックなホワイトとネイビーになるわけだけど
その中でもどっちって聞かれればやっぱり大多数の人は
ホワイトって答えるよネ。
一方ではオールスターも当然ベーシックな、持ってなくちゃ
話にならないスニーカーで
仲間の間では
「ジャック・パーセルはホワイト、オールスターはブラック!」
「いやいや、何てったってオールスターはホワイト、だから
ジャックパーセルはネイビーだろっ」
こんな論議(?)をしたものです。
今思えばね、どっちでも良いじゃん、好きにしろよ・・・
って話だけど、う~ん、懐かしい。
で、当時からかなりの天邪鬼にとってのジャック・パーセルは
あくまでも「予備」だったのだ。
スニーカーと言えば元々はスポーツ用の靴であって、
いわば、インディーズ的な存在。
それが市民権を得て、晴れて街履き用に認可されメジャー
デビューとなります。
現在、定番とされているスニーカーはほぼそう言った経歴の
持ち主です。
逆に言えば、インディーズを経験していない物はスニーカー
(スポーツシューズ)と呼べないんじゃないのか・・・
まぁ、そんなオッサンの堅苦しい能書きは別としても
当時の若者ってのは、とにかくスニーカーに対しての拘りが
半端じゃ無かったように思う。
〇〇派、〇〇派って具合に。
そんな僕は、トップサイダー派でおそらくは過去に20近い
キャンバスオックスフォードを履き潰したと思う。
このキャンバスオックスは、やっぱりホワイトとネイビーが
ど定番で、レッドやグレーもあったけどマイナーだった。
当たり前のように全色それぞれ何足かを持っていて
服との色のバランスで履き替えていたんだけど
そうは言ってもヤッパリホワイトとネイビーの頻度は
高くなる。
ジャック・パーセルの話なんだかトップサイダーの話なんだか
分らなくなっちゃったけど、
当時のトップサイダーはラバーがとても柔らかくてしかも
トゥの内側に一枚当て布が入っていた。
おそらくはその辺が原因だと思うんだけど
雨が降るととにかくハネが猛烈に上がるのです。
しかも前に(トゥの所ネ)・・・
それはどういう事かと言うと、ホワイトのトップサイダーが
凄く汚くなっちゃうのです。
他の色のだったら乾いた時にサッサッとこすれば
まぁまぁ綺麗になるんだけどホワイトばっかりはどうにも
ならない。
だから雨の日、もしくは雨が降りそうな日は絶対に履けない。
そうしたときに、ジャック・パーセルが指名打者として登場
するのです。
ハネも上がらず、フラットなソールの割りに滑らず
とても重宝したものです。
元々濡れることが前提のボートシューズ、
元々はバドミントンと言う濡れるなんて事を前提として
いない靴。
それが、個人的な理由もあるにせよ全く逆になっている。
市民権を得てメジャーになるって言うのにはこんな理由も
少しはあるのかな。
こんな年になって、今までどれ位のスニーカーを履き潰したか
もうすっかり忘れちゃったけど
やっぱり、トップサイダーやジャック・パーセルはいまだに
履いてるんだな。
ビバ 定番スニーカー!