と言う訳で、今日は昨日の続きをと思ったんだけど
どうもそんな気分でも無く、全く違う話題を・・・
(「そのて」の話題、誰も興味無いしネ)
もはや「雨季」の日本では、ファションもこれからどんどん
スジュアル化しそうな勢い。
言い換えれば、身だしなみの基準が今後大きく乱れて行く
と言う事。
それでもなお、フォーマルな席と言う物は変わらずに
存在していくのです。
こうなってくると、フォーマルって言う場そのものの位置づけが
変わって来そうな気もして来ます。
もしかして・・・
「ブラックタイで」と言う招待状が送られてきて、本当に黒いタイ
をしてっちゃって、赤恥かいた人っている?
この「ブラックタイで」の意味はと言えば、
タキシード着用でと言う意味で、絶対的なルールですよネ。
(ブラックスーツにブラックタイをしてったら完全に葬式)
フォーマルな席のこういったルールはとても複雑で
面倒臭いもの・・・
こういった物も、最近の「総カジュアル化」で曖昧に、しかも
大雑把になって来てはいるけれど、ヤッパリ基本は必ず
抑えておかなければいけない物。
当然ながらの大人の常識として。
流石に「ブラックタイ」をしていく人も最近じゃいないと思うけど
それに替わって(これもカジュアル化の現れなんだろうけど)
「平服で」って言うのがあるでしょ?
これに困っちゃう人、かなり多いんじゃないのかな?
日頃「自称洋服バカ」を公言しているあなたの元へ
一通の招待状・・・
おっと、同僚の結婚披露宴の招待状だ。
「拝啓 ますます・・・なお当日は・・・平服で・・・」
そこであなたは、ここぞとばかりに脳内コーディネイトを開始
するのです、「俺のセンスをここで発揮しないでいつするんだ!」
「パイピングのジャケットに、そうそうトレンドはヤッパ、ダブルでしょ、
それから、ワイドのクレリックシャツにタイは華やかなのにして、
こんな時期だから白いパンツに、オールデンのコードバンで
どうだ!、これでオシャレ人の面目躍如だ」
おいおいお~い、
「山田君、座布団全部持ってって」って言う位の大きな間違え
なんですよネ、これが・・・
(中にはドキッとした人もいるはず)
そう、平服とは「普段着」なのではありません。
ブラックタイが「礼服」であるならば、平服とは「略礼服」と
なります。
従って、この場合は、ブラックスーツやチャコールグレー、
ネイビーブルーのスーツでなくてはならないのだ。
しかも、主役よりも目立ってはいけません。
シャツは当然白の無地が基本。
タイはスーツと同調するような地味な物をしましょう。
靴も出来れば、黒の紐靴が良いでしょう。
これが、一般常識としての「平服」です。
(目からウロコ?なかなか人には聞けないしネ)
で、これをベースにして、式、宴のスタイルや主役との間柄を
検証しながら、ささやかな自己主張も含めて考えるのです。
例えば結婚式の場合。
式にも出る事になれば、当然の如く「礼装」になます。
間柄がどうであろうと選択の余地はありません。
(この中にも、時間帯でタキシードやブラックスーツ・・・を
使い分けなければいけないのだけれど、長くなるので
ここでは割愛ネ)
式には出なくて、披露宴に呼ばれた場合は、さっきの
「略礼服」、平服でオッケーという事になります。
ただ、これも立場によって変わります。
披露宴とは言え、主賓であれば、「礼服」が必要になって来るし
軽い友達だったりしたら、最低限、平服で事足ります。
ここから先、二次会だとか、「~パーティー」のように格式が
取れて、初めて制約(ドレスコード)も取れます。
この間、共通の友達の結婚式があって、
披露宴と二次回に呼ばれた友達(オバカな)が、
だから、平服という事になるわけだけど
二次会で、ドンチャン騒ぎになる事を見越して
スーツの下に、何と
「ど根性ガエル」のTシャツを仕込んでたのだ!
(当然、カラオケで「ピョコンペタンピッタンコ・・・」となります)
これぞまさにハイブリッドスーツって訳でも無いけど
「場」を見越した凄い企画力だと感心した。
ま、それは置いといて
なんでこんな話をしたかと言うと、とにかく服装の乱れが
著しい、今日この頃と、
このまま、熱帯化して行ったらこえいう仕来りなんか
どうなるのだろう?
と言う心配からなのです。
そんな自由が丘は例によって、雨が落ちてきそう・・・