前編で言ったように、物事を掘り下げるというのは
物知りになれるのは勿論の事、とても楽しい物です。
古い物であれば、例えばその時代背景を調べる事によって
その物が生まれた必然性等が発見出来たり。
必要なディテールからデザインへと変化した一部を知れば
その者への憧憬はより深くなったりもしますネ。
所がです・・・
知りすぎる事による、逆効果もあります。
前編で言った様な、俳優のケースなんかもそれにあたるかも
知れませんネ。
こんな例があります。
とあるアパレルメーカー・・・
兄弟的な存在、位置づけの2つのブランドを持っていて
それぞれ、独自の商品構成。
当然プライスも差別化している、兄貴ブランドを嗜好していて
普段はそちらを購入。
そこの関係者ともそこそこ親しくなり、ある時こんな話を耳に・・・
「どちらも同じ工場で、同じラインで作っているんですよ・・・」
「えっ、だってプライス違うじゃん、どういう事」
こんな話は良くあることです、服じゃ無いけど釣り竿なんかじゃ
OEMだらけの世界だから・・・
人によっては、全然気にしないのかも知れません、
て゛もヤッパリ、あまり気持ちの良い物では無いはずです。
知り過ぎた事による、マイナス効果です。
それでもなお、純粋に好きでいられれば問題は全く無いのですが
マユツバ物の「余計な情報」が入って来ちゃいました。
「だまされた!」と言うにはチト大袈裟だけど
(しかも言っちゃう方も言っちゃう方だけど)
こんなネタは内部の人間だけか゛知っていればいい事です。
憧れのブランドに入ったら、外面と全然違った。
こんな話も極めてありか゛ちです。
大好きで付き合っていて、結婚する事になりました。
「実はヅラなんだ」ってカミング・・・あらっ、違うか.
「好きな事は仕事にしちゃダメ」って言うのはこんな事もあるから
なのかも知れませんネ。
そうなのです、皆さん
偶像を偶像としておく為には
「情報の見極め』がとても大事になるのです。
そんな事を踏まえて、皆さん
本当に大事に出来る物を探していきましょう!