テレビで有名人なんかを見ていると

とっても美人なのに、品が無く見える人と

さして綺麗でも無いのに、上品に見える人っていますよネ。


人それぞれの感覚と好みの問題だから、誰がどうのって事は

いえないけれど、あの違いってなんなんだろうか・・・


それはおそらく「品位」って言葉で例えられると思う。

品位って言えば、前にそんなことで色々と、これまたテレビで

取りざたされていました。


「品位って何?」

そういう僕も、言葉で表現出来ません。

「物腰」「喋り口調」「立ち回り」・・・


何と無く、生きてきた過程によって培われたりする物のようですネ。


だから、品位を身に付けようとか、訓練しようと言ったところで

なかなか難しそうです。


だったら、せいぜい見た目だけでも「品位」があるように

しましょう、品位のある人も無い人も、あるけど出せて無い人も

洋服で何と無く、品位を表現出来そうです。


それは、とにかく良い物を着るって事です。

良い物とは・・・

「ベーシックで過度の装飾が無い」

「上質な素材の物」

「歴史を感じさせる物」

です。


本当は、ココに「普通のサイズの・・・」が加わるんだけど、それは

今まで散々言ってきたから、ここでは省略ネ。


ベーシックなデザインの物には落ち着きがあります、だから相手に

対して安心感を与えます。


上質な素材の物は、長く着れます。長く着れそうな物を着ていれば

誠実さを与えられます。


歴史を感じさせる物には、物事に対してのブレの無さを印象付けます。


まずは、良い物を選ばなければ、正統派バンカラにはなれません。

逆に言えば、良い物を着ていればそこそこごまかせます。


ただ、パート1でもいったように、ただ着ただけだと雑誌の1ページに

なっちゃいます。


どうすれば良いか・・・


洗い込んだ加工のややタイトなシャツを着る代わりにワンサイズ大きな

シャツを乾燥機に入れてみてはどうでしょう?

勿論、しっかりとした物選びを前提とするけど。

(じゃ、最初から古着買えば良いじゃん・・・って突っ込まないでネ、気分の

違い、気分の・・・)


最初から加工されたものは、きちんとサイズが計算されている物が殆んど、

だからそう言う物は、ヨレとか無いです。

ところが、乾燥機に入れると予測不能な伸縮をします。


ここがキモ、あたかも昔っから好きで着てる感が漂ってきます。


チト無理やりだけど、カシミアのセーターを洗っちゃうなんて方法も

アリかも知れません。


スニーカーも最初に洗ってしまう。


上質な物、無造作に、無意識に着ている自然な雰囲気がさりげなく

漂います。


さりげなさを作り上げる為の、こんなさりげなくない作業を想像すると

何だか、むなしくなったりもしそうだけど

こんな事で、自分を演出出来るんだからやってみる価値はあるかも。


「良い感じでヤレたツィード着てるネ?」


「うん、父親から受け継いで着てるんだけどネ、もう何年物なんだろう、

良く分からないけど、身体になじんで着易いんだ」


(実は昨日洗って乾燥機にかけただけって事は決して言えない

育ちの良いフリした、去年までコンビニの前でうんこ座りしてた俺・・・)


でもネ、本当は良い物を選んで長年愛着を持って着て時間が

経つにつれ、くたびれて行くのが1番なんだけどネ・・・


って言うかこういう事の出来る人はおのずと品位も身に付くか。


以上、リフレックス的バンカラ指南でした。