ファッションの流れの中で、タイトな着方が主流になって

どれ位経つだろうか・・・


自分の記憶の中では、確かミレニアムの頃から兆候が

あって、それからドンドン勢力を広げていったような記憶がある。


この小さく着る傾向はそのまた一昔前にもあった訳で

こういったファッションの流れはある一定のサイクルで回って

いるのですネ。


結局は人間の身体はほぼ一緒な訳でその中で行ったり来たり

しているだけ・・・


頭があって、腕が2本、足も2本・・・

どんなに着方がタイトになったって、身体よりも小さい服は着られない

し、身体の倍もある服は動けないのです。


僕はそろそろ標準の着方がトレンドになるんじゃないかって

手薬煉引いて待ってるんだけど(分る人には分りますよネ)

いよいよもうすぐだよネ!


店にいて、若い子が来るでしょ

「ヤッパ、ラルフ良いっすよネ!」

「アホッ、オメエどれ位知ってて言ってるんだよ」っていきなり

ツッコミ入れたいのを、ググッとこらえて・・・


そんなこともしばしばで、結局はそんな子は買って行かないよ。


何でかって・・・


だってデカインダモン、なんでもかんでも。


おっと、誤解しないで下さいネ。

あくまでもそんな子にとってはって話だから・・・


今のトレンド感覚で、ローレンの服を着たい子にとっては大きいの

当たり前です、カスタムフィットでもでかいよ。


そんな訳で、何を言っても聞く耳持たない自称「オシャレ」な連中

はさて置いて、中にはこんなオッサンの話を聞いてくれる若者も

いたりするのです。


話って言うよりは、ほぼ説教になるんだけど

「こんだけ長い間、アパレルにいる人間が言ってるんだから

間違いネーヨ」と言うそんな話にも、ちゃんと話を聞いてくれる若者。


う~ん、見込みあるな。。。


そしてそれはさっき言ったようなサイジングの話が多くを占める。


「ったく、今の子は小さく着すぎだ!」って言う説教もなかなか

説得力あると思うよ。

何てったって、この道30年だからさ(バイト時代込み)


最初に言ったように、ここ何年かはタイトフィットが多数派なのは

いかんともしがたい事実で、

「女にもてたい」みたいな観点から言えば当然サイズは大事な

ファクターになるのも分ります。


「皆が・・・」これこそ全体主義の現れなんじゃないのでしょうか?


その時代の全体派


例えば女性の眉毛、ゲジマユ全盛の時代もあれば逆に

糸ミミズみたいな形が全盛の時代もある訳で

その全体派の中に自分がいないと、不安になっちゃうんですよ。


こういった感覚、僕なりに分析してみたら

こりゃもう、農耕民族の性じゃないかと思ったのです。


いちいち説明の必要も無いと思うけど、定住、協力が不可欠な

民族、当然人への体裁がとても重要になります。


これが全体主義に繋がるのですよネ。

「皆がそうしているから・・・」と言う良く聞くフレーズ。


何に於いても、欧米化って言われて久しいけど、たかだか数十年

で、何万年も培われた物なんてなかなか消えはしないでしょ。


一方では「皆と同じじゃつまらない」と言うわがまま。


さてさて、ココからは皆さんそれぞれ思い思いに

あ~だ、こ~だとやって下さい・・・


う~ん、難しいですネ。。。