先日、管総理が自民党の浜田参議院議員を総務政務官に起用

しましたネ。


コレに対して色々な批判や憶測が飛び交っているようですが、

政治の世界なんて所詮は別世界の話、さっぱりです。

どうでも良いけど、とにかく政策をしっかりとしてくれってのが

国民の一致した意見ですネ。


そこで、こっちもどうでも良い話を1つ・・・


この浜田議員は自民党であり、しばしばメディアで

「1本釣り」と言う表現をしています。


これは、「民主党が自民党の議員を1人引き抜いた」と言う

意味合いで殆んど使われている訳です。


でも、コレって思いっきり使い方間違えてるじゃん!


特に沖釣りで使われる仕掛けなんかで、一本の竿に針を沢山付けて

数が沢山釣れる様に、または掛かる確率を上げるようにする方法が

ある。

たまにテレビなんかで、鈴なりにアジが上がったりしているのを

見たことがあると思うけど、あの状態。


一方で、1本の竿に針が1つだけ付いていて魚を1匹1匹釣上げる

方法があるでしょ、アレが「一本釣り」なのです。


こちらは、「土佐の一本釣り」が有名ですネ。


そう、1匹の魚を釣上げる事を「一本釣り」と言う訳では無いのです。


1本1本釣る方法の事、仕掛けを「一本釣り」って言うのです。


さっきの浜田議員の1本釣りに付いて言えば、

「一本釣り」の仕掛けで沢山の自民党議員を釣上げようと思ったけど

結果として、1本しか釣れなかったって言う事だから

本来は使い方として合ってる訳。


でも、何故かこの「一本釣り」って言う言葉がゴロ的にシックリ

しちゃってるのか知らないけど、ずれた使い方に替わっちゃったのネ。


こんな間違った使い方をしていて恥ずかしくないのだろうかって

一介の釣り人は思うのだ、釣り人じゃ無くても思うでしょ?


たまたまこんな一例を出したけど、そのほかにも最近気になる言葉

乱れが多い。


もう1つ例を挙げると、「後ろ」ってヤツ。

後ろって、前、後ろの後ろなのに

「裏」まで後ろって言う輩が多すぎないか?


普通にアナウンサーまでもが平気で使ってるし・・・

聴いてるこっちが恥ずかしくなっちゃうよ。


そんな「後ろ」を色々と聴いていたら1つ分かりかけた事があった。

「人生、後ろ向き」とかそんな例外を除けば、大抵は物に対して

使う物で、回りくどいけど、前があるから後ろがあるって物の事に

なるわけ。


で、物って言っても丸かったり四角かったり、正方形だったり、長方形

だったり、円錐だったり、その他色々とあるけど


殆んどの人が「後ろ」が無い物に対して「後ろ」を使っているって事。

言い換えると、コレは「裏」が無い物、またまた言い換えると「二次元」

の物に対して使ってる。


で、良く聞くのが

「ノートの後ろ」

「紙の後ろ」

最近じゃテレビも限りなく二次元に近づいてて

「テレビの後ろ」

ってこんな感じ。


だから、車とか人体とか、そんな明確に「後ろ」がある物に対しては

使っていないのだ。


意味が通じれば良いだろって言われるかも知れないけど

この「後ろ」の間違えなんかほんの一部だし、「一本釣り」もしかり、

正しい日本語を使っていかないとドンドン言葉が乱れていくと思う。


せっかく、1つの物、状態なんかを風情ある色々な表現が出来る

日本人なんだから、そんな文化を大切にしたいものネ。

(相当前に書いたと思うけど、雨にも色々な雨があるように)


大分前の(今となっては・・・)感じの読めない総理大臣もどうかと

思うけど鬼の首を取ったように報道していた番組のアナウンサー、

ミイラ取りがミイラにならないようにネ・・・


そして子供達に間違った日本語を伝えないように。