あんまり、私物セールだのルアーだの・・・

何屋なのか分らなくなっちゃうネ。

ここは1つ本来のリフレックスに戻りましょう。


で、今日は皆さんにチトお願いがあります。

実は今日のネタを書くにあたって過去のネタをリンクしようと

思ったんだけど、どうしても見つからないのです。


それはと言うと・・・

”POLO DUNGAREES”に関しての話。

自分じゃとっくに書いたと思っていたんだけど見当たらなくて・・・


「何時、書いてるよ」とか「そんな事書いて無かったよ」とか

もしも、奇跡的に覚えていて、しかも教えてあげるよ

なんて言う既得な方がいらっしゃいましたらご一報を・・・

頂ければと思います。

宜しくです。


そんな訳で、今日はローレンのジージャンに付いて書こうと思います。

それを、そう”POLO DUNGAREES”に絡めて書こうと思ったのです。


僕の超勘違いで書いてなかったことがはっきりしたら改めて書きますので

順番が逆になっちゃうけど、それはそれで許してネ。


そんなこんなでようやく本題って言ういつものパターンで

先ずはこちら を・・・


RRLのベーシックスの話、”SHORT DUNGAREE JACKET”に付いて

話をしたっけ。

今日は、コレに付いてもっと突っ込んだ話をしましょう。


このジャケットが登場したのが何を隠そう(隠す必要も無い)

”POLO DUNGAREES”の展開と同時だった訳です。


このブランドの誕生が86年の秋の事。

それ以来、このデザインのジャケットは僕の知る限り、15年位の間、

ベーシックとして存在し続けたのです。



REFLEX的生活様式考


ベタなコーディネイトですネ、袖が異常に長いという指摘が良くありますが

コレは、腕を上げた時に手首が出ないようにって言う「デザイン」なのだと

誰かに聞きました。


REFLEX的生活様式考

背中のアクションプリーツ、コレで動きが楽になるって言うデザインだけど

チト待てよ、その前にこの身幅だったら無くても問題ないよ・・・


REFLEX的生活様式考

お約束のレザーパッチ、アメリカ製の物は”MADE IN USA”と入ります。

その他の(多くはシンガポール製)物には

”EST 1967 REG.U.S.PAT.OFF.”と入ります。


ローレンファンにはとっくにお馴染みですよネ。


ダンガリーズと言うのは、元々は作業着をさす物で、ダンガリーやデニム等

を使い、リベットを使用していた事から別名「リベット衣料」とも言われていますが


その例に漏れず、ニッケルやコッパーを使ったジャケットです。

(手っ取り早く言ったらジージャンじゃん、デニムジャケットって言うのか、最近は)


14.5oz.のブルーデニムでスタートしたこのジャケットだけどさっきも

言ったようにロングセラーな商品だから、物凄いバリエーションがありました。


ちなみに、前にも言ったけど、ローレンの商品の固有名詞はデザインを

さすのです、だからこのデザインで素材が変わっても商品名は同じです。


その中の極一例を紹介します。


REFLEX的生活様式考

こちらはホワイトデニムの物、ウェストポケットは最初の頃の物には

ありませんでした。

さっきの固有名詞・・・に当てはめれば、こういった変化は一商品の

マイナーチェンジって言う捉えになります。


REFLEX的生活様式考

チト格好付けて写真を撮っちゃったものだから、良く分からなくなっちゃった

けど、こちらはヘリンボーンのファブリックのパターン。

コレも最初の頃の物で、アメリカ製。


素材感が凄く良くて、古いリーのワークウェアなんかを連想させる。

同じ素材のカバーオールなんかも出していて、お目にかかった事がある

人も多いのでは・・・


REFLEX的生活様式考

番外編。ウィメンズで88年のクルーズシーズンに出たこちらはラムスェード

の素材。

コテコテのワークウェアから素材を代えて全く違ったイメージを生み出す

ローレン得意のプロダクトです。

(写真、分りにくいけどリゾートの展開の中の一品です)


REFLEX的生活様式考

そして、これも象徴的な商品。

素材をライトウェイトのチノに替えて、当時としてはまだそんなに一般的

では無かった、ロンダリングの加工をしています。


「海辺のコテージで・・・」そんなシチュエーションでしょうか・・・


その他、ディアスキン+ビーズでネイティブなパターンにしたり、

バッファローの革でアウトドアな物にしてみたり、プレッピー風にタータン

で作ったりと、さまざまなバリエーションを出し続けていました。


で、ファション界でこの時代の背景を見てみれば皆さんお分かりの如くの

サイジングですネ。

これまた前にも言ったっけ、おおむね景気の良かった時代です。


当然、この”SHORT DUNGAREE JACKET”も肩幅、アームも

含めて、大きめのカッティングです。

(画像二枚目のアクションプリーツが更に大きく見せている、それから特に

3、4枚目をみると分るけど大分肩が落ちているでしょ)


そうです、21世紀ともなると服の着方もタイトタイトって言う傾向に

なり、着る人も減ってしまったのです。


それでもどうでしょう、服の着方はぐるぐると巡るものです、すでにやや

ゆとりのある着方に戻って来ている傾向もあります。


うちの店でも、本当のローレン好きな方意外にはなかなか人気が

ありません、ってか見向きもしない・・・?


分らないよ~、後何年かしたらみんな必死で探しているかもよ。

何てったって、絶対にもうすぐゆとりのある着方が旬になるんだから。


今のうちに手に入れておいたほうが良いよ(って言う地味な宣伝)


このジャケットは1番古くて、現時点で25年物です。

まだまだヴィンテージと呼ぶには年月がとってもとっても足りないけど

着方の変化が3周り位したら、リーバイスなんかのように


ヴィンテージと呼ばれる存在になるのかしら・・・


う~ん、そうなって欲しいな