連日、似たような内容で恐縮です・・・
今年の秋、ラルフ・ローレンでフラッグのセーターが復活していますネ。
なかなかの人気のようで、この間の休みに某ポロショップに行って
チト触ったらそんなセールストークで接客されちゃったよ。
そういう接客なんだネ、今の時代は・・・
前も書いたかも知れないけれど、今日はハンドニットについて書こうかな?
あっ、あったここ でした。
そういえば、確か去年の今頃だったと思うんだけど例のソフトバンクのCM。
物凄い反響があったようだけど、それも今は昔って感じなのかな?
そして、今回はその元祖フラッグセーターの紹介です。
初めてのリリースは89年の秋でした。
ウール素材のクルーネック(アイボリーとネイビーブルーの2色)と
カシミア素材のタートルネック(こちらも同様の2色)
ウールのクルーネックはカントリーから、カシミアのタートルはポロから
だったと記憶しています。
この2パターンが後に、コットン素材の物や、ポロ・ジーンズ、
パープル・レーベルからの商品へと引き継がれて行くのです。
最初の1枚って訳でも無いけど、やっぱりそうは言ってもカントリーの元年、
物作りに対しての意気込みの違いが感じられると思うのは僕だけでしょうか?
なかなか画像で分りにくいけど、この星の部分はまさに気持ちの現れのような
気がします。
組成の表示はされていないけどおそらくシルクの糸で、とっても細かい刺繍で
表現されています。
ボディとフラッグの色分けも見事!
縁取りも絶妙&丁寧で、何と無くフラッグが浮き出て見える作りになっています。
更に凄いのは、こうして丁寧な作りになると普通はカチッとした杓子定規的って
言うか、機会編みっぽいと言うか、冷たい仕上がりになりがちだけど
絶妙な抜き加減で見事なまでに温もりを感じる1枚になっています。
当然、フィットは今の物と比較すれば大きめなんですがやはりこういった物は
ある程度ゆとりがあるサイジングの方が良さが伝わるような気がしますネ。
あくまでも主観ですけど・・・
”HAND KNIT” こんな小さな織りタグにさえ温もりを感じさせます。
88年(カントリーの展開前年)にリリースされた”DUNGAREES”の
デニムのムートンカラーのジージャンと合せてみました。
土の匂いがするようなコーディネイトだけれど勿論全く違った
例えば、チノーズにローファーなんかのプレッピー風コーディネイトでも
セーターの良さが引き立って来ますネ。
かなり有名なワンショットで、御大が着ているのはカシミアのタートル。
大好きなリーとリーバイスの組み合わせ。
思いっきり「アメリカ」
勿論ビジネスでの成功が、アメリカの象徴と言われる所以だけど
こんなたった1枚の写真でさえかなりのインパクトを与えた気が個人的に
して来ます。
スパッツに「山スカ」、こんな現在のいわゆる山ガールファションも
これは当然機能的だし、否定はしないけど
こんなセーターを着て、軽くトレッキングなんかすれば心の充足感、
200%アップ間違えなし!