ここんとこ、何かとサボりぎみで、申し訳ありません。
昨日は、とってもとってもとっても腹が立つ事があって・・・
実名挙げてここで文句言いたい所だよ、ったく・・・
まぁ、それはさて置いて
本日はあのラルフ・ローレンの”RUGBY”がどうやらグランドオープンらしい。
で、今朝とある情報番組で紹介していたんだけど
全然知らないお笑い芸人みたいな3人と仲何とかって言う女優(?)が
ラグビーのウェアを着て登場していたの。
その芸人の1人がボータイしてベストにエンブロイドパンツはいてたんだけど
「昭和の映画監督みたい」って突っ込みが入って
自分の中で、受けるには受けちゃったんだけど何だか微妙な感じだった・・・
テレビで紹介なんて言うとそれこそ物凄いレスポンスがあるんだろうけど
スタイリングだったり、着る人だったり紹介のされ方で印象ってかなり
変わっちゃうから気を付けないとって、勝手に思ったのでした。
ちなみにラグビーのネーミングのルーツはこちら です。
(長い文章の中にふと出てきます、面倒臭くなければ読んで下さい)
で、このラグビーってブランドは2004年にスタートして
「プレッピー」ってキーワードがベースにあるわけで
僕らオッサンの世代にとっては普通に懐かしいのです。
70年台の「汚い系」ヘビーデューティーブームから80年代に入って
「綺麗形」に移行、当時の流行として
「ニート」(今で言うニートとは全然別の意味)、「メロー」なんてワードが
思い出されるのです。
ファションもこの流れで、上品な傾向にシフトしていって
プレッピーブームが到来したって言う事でしょう。
プレッピーって元々は、アメリカの名門大学(いわゆるアイビーリーグ
に代表される、日本で言えば六大学って感じか?)に入る為の
高校に通っているお坊ちゃま、お嬢様のことですネ。
そして、ここで勉強だけじゃなくて処世術とかエリートとしての生き方を
学ぶって事になる、まさにライフスタイルを。
そして、こんな学生の服装だけがファションとして日本に入って来た。
当時のファション雑誌はそんな断片的な所だけ取り上げていたのです。
もっとも、ファション雑誌なんだから当然なんだろうけど・・・
アイビーリーグの学生も含めて、本来は勉強やスポーツ諸々で
忙しくて、服の事なんか構っていられない学生がシャツの裾を出しっぱなし
だったり、着替える暇が無くてスエットの上にブレザーなんかを着ている
そんなスナップ写真が雑誌に載っていると「オシャレ!」って
大きな勘違いをしていたのです。
僕はまさにこんな時代に年頃だった訳で、その当時はそんな事に気が付く
はずも無く、「オシャレ!」って思っていたのです。
元々野暮ったいプレッピースタイルってのをファションとして確立しちゃったのも
ラルフ・ローレンって言う一面もあるんだけど・・・
今、思い出すと結構恥ずかしいって言うか、かゆい感じかな。
そんな経験があるからこそ、今の若者に本当のスタイルの大切さって物、
分って欲しいのです。
結婚式なんかの服装に対して、これでもかって位細かくうるさいのは
そんなのがあっての事です。
と言う訳で・・・
プレッピースタイル今昔物語なんて大袈裟なものじゃ無いけど
1981年のローレンのイメージフォトから。
定番のボタンダウンにプレーンフロントのパンツ。
「こんなニートなカラーで着こなしてメローな雰囲気で・・・」とそんな表現を
当時はしていた訳です。
2002年になるとこんな感じ。
よりファション性が高まった感じ、よ~く見るとフィティングが全く違います。
それからモデルの傾向なんかも。
どっちが好きかは分れる所だけど、いずれにしてもこういうスタイリングを
するなら、少なくとも内面も伴ってるぞ!って言う雰囲気を出しましょう。
たとえ、それがハッタリでも・・・