昨日言ったように今日は久しぶりにファションの話題にしましょう。


で、こんな時期に着る物って事でコーディネイト的な物を紹介しようかとも

思ったんだけど、そこでふと素材の事が気になっちゃった。


商品を眺めながら頭の中で、あれとこれとそれと組み合わせて・・・なんて

やってたら気になりだしちゃったんだよネ。


20何年も洋服に携わっていると、年々ファションが乱れて行くのがとても

良く見えるのネ。


人によってはこんな流れを「乱れ」と言うよりも、良い意味で「変化」て捉える

とも思うんだけど、それも確かにそう思う。


変わらなければ、逆に進歩もないし変わって然りだと思う。

例えば、ベーシックなブルックスのボタンダウンがあってそれを基にロングポイント

とか、ショートポイントとか色々なボタンダウンが出てきてその中からブルックス

とは別のまたベーシックが固定化されたりして、それからまた・・・


こんな風にアメリカ発の物が、ヨーロッパで生まれ変わったりその逆があったりして

常に変化、進化して現在があるわけだから。


でも、僕が思うのは、と言うか言わせてもらいたいのはデザインがどうだとか

コーディネイトがどうしたとか、そんな事以前に素材ありきって事なのネ。


趣味思考ってのは十人十色な訳で、こうじゃなくちゃダメなんて事は

決まり事を守らなくちゃいけない場を除いては無いんだから好きにしてくれれば

いいんだけど

(そうは言ってもスカート履いてる男性なんかはどうなのよって思うけど)


やっぱり素材だけはしっかり季節に合わせないと不味いんじゃないって思う。


その素材にしたって人の勝手でしょって言われちゃえばそれまでだけど

気温や湿気によった着心地や身だしなみって所も踏まえると素材はしっかりと

押さえたほうが良いなと・・・


と言う訳で、素材も沢山あるし、1つの素材でも織り方や処理の仕方で

大変なバリエーションになっちゃうからここで一つ一つ説明なんてしていられない

ので、ごく大雑把に・・・


1番身近と言うか一般的な素材として、綿がありますよネ。


ギャバジン

チノ

ツイル

オックスフォード

シャンブレー

エンドオンエンド

デニム

コーデュロイ

ピケ

サテン

ボイル

シアサッカー

コードレーン

シャモア

フランネル

ポプリン

ブロード

ダンガリー

キャンバス

ダック

インターロック

メッシュ

ギンガム

マドラス


ざっとこんなに沢山あるのネ、違いを全部言えた人に座布団3枚

お~い、山田君って感じなんだけど

そういう自分も分りません・・・


オックスフォードって生地は横糸、縦糸・・・なんて事はどうでも良くて

どの生地は何時着て良いのかってのを大体知っていれば良い訳。


しかも、ギャバジン、チノ、ツイル・・・なんて織り方一緒でこんなの見分けできる

人なんてそうそういないし・・・


大体の目安で、赤文字のは年間着られる素材で黒文字は秋冬、青は春夏向き

って感じになるんだけど大体分る?


こうして季節的に分けて見ると綿と言う素材1つ取って見ても春夏にかなり楽しめる

と言う事が分るでしょ?


さっきも言ったけど、一つ一つ覚えるのもどうなのよって感じだけどチト覚えれば

色々とコーディネイトなんかにも役に立つでしょ。


これで通り一遍等の組み合わせともさようなら出来るって事。


しかも春夏と言えば綿の他にリネン、シルクもあるしネ。


春夏はどうしても着る物の枚数が少ないから変化を付け難くなるけどこうしてみると

むしろ春夏の方が面白くない?


こんな感じで、素材について書いてみたけど、明日は素材を楽しんだコーディネイト

の例でも揚げてみましょうかって所で本日はこれにてご綿・・・

じゃなかった御免。