ご存知のように、家の店はラルフ・ローレンを始めとしたアメリカの
物が多くを占めています。
言って見れは「機能的」「背景がある」「歴史がある」・・・
こんなキーワードが浮かんで来るんだけど、改めて思うと果たしてそうなのか?
僕は勿論経験していないから、想像に過ぎないんだけど
多くの日本人にとってアメリカと言うのはそれだけで「憧れ」だったんだと
思うのです。
第二次世界大戦の敗戦によって、「豊かな国」アメリカの文化が大量に持ち込まれ
良い意味でも悪い意味でもアメリカナイズされて来ましたネ。
文化どころか、言葉からして英語だらけだし・・・
(事実、今こうして使っているパソコンだって日本語に訳したら何て言うの?)
アメリカに先導され、戦後大きな発展を遂げた日本はこうして経済大国となって
生活は便利になり、安全で豊かな国家となった訳です。
豊かな、強いアメリカに憧れて色々な物を取り入れ、模倣し、超えてしまった物も
数多くあります(自動車等はその典型でしょうか?)。
親がリアルタイムで戦争を経験している僕は、やはり影響を受けている1人なんだと
思います。
特に僕の祖父は、今じゃ当たり前のとある業界の日本においての草分けで
戦前から、コカコーラを飲んでいた位の人だったから
間接的にしても少なからず影響はあったのでしょう。
月並みな表現だけど、アメリカの物全てが豊かさの象徴だったんですね。
若いうちはこうして、アメリカ=格好良い
それだけで興味を持って、今こうしてこんな仕事をしている訳ですが
最近の情勢やそれに伴う情報等を耳にして来ると、これは誰でも感じている事
なんだろうけど「憧れ」と一緒に「コンプレックス」があったからこそ
(既に「憧れ」の対義語として「コンプレックス」て英語だし・・・)
の結果では無いのかとつくづく感じています。
ホンダのスーパーカブとか、トヨペットクラウンとか、そういうのを凄く感じちゃう。
品質や売上等でどんなにアメリカ製品を超えようとも、悲しいかな敗戦国である
事実は覆せないんですよネ。
(何だか、右とか左とかって感じになって来ちゃったけど、そんなの全然ありません
あしからずです)
戦争未体験の僕が、漠然としてでもこんな事感じるんだから
日本をここまで押し上げた人達は強烈に感じているんだろうな~
これを覆すには、アメリカともう一度戦争してしかも勝つしか方法は無い?
ってそんな事ありえないし、あっても困る訳です。
この呪縛を解く方法は、実際ありえないと僕は思うのです。
永遠についてまわる物でしょうね、何だかんだ言ったって世界を取り仕切っているのは
アメリカなんだから・・・
だったらどうすれば良いのでしょう?。