僕なりの想像なんだけど・・・

ローレンさん「あの時は失敗しちゃったな~」って思ってるんじゃないかな?


というのも、それまでのコレクションを見ると

大きくくくって

ブリテッシュだったり、プレッピーだったり自由に変化させていったでしょ、


その中の1つ、ウェスタン・ルックが大うけして会社作っちゃって、安易だったな

って・・・


ですよね、”POLO WESTERN”て余りにもストレートでしかも範囲が狭い

のネ。

ファションとスタイルの微妙な境界線を捉えているブランドだから、この狭さ

は辛いですよネ。


ネーミングが足かせになっちゃう、勿論それ以前にビジネスとしての側面が

おおいにあるんだろうけど・・・


ただ、1年で終わったからこそその後自由に色々な商品を作り上げて行けた

と言うのもあるでしょうが。


またまた余談だけど、

当時、ブランド誕生10年余りでここまでになっちゃったポロブランドに対しても

当然、賛否両論あった様で

「L.L.BEANと一緒」

「スタイリストでデザイナーではない」

と言う意見もあったようです。


だったらこんなにビッグになったのか?って、これは誰でも思いますよネ、

これも僕の想像と言うか、感じる所なんだけど

さっきも言った「ファッションとスタイルの狭間」を「古い物と新しい物を絶妙に

ミックス」して、それを世界感として表現していると思うのです。


そしてこのワンカットが、”POLO WESTERN”踏襲を象徴しています。

81年の確か”SANTA FE COLLECTION”

ウェスタン時の小さめフィットを、エレガントな少し余裕のあるサイズに修正

したバンドカラーのブラウスに、これまたウェスタンではちと無理があった

ギャザーを効かせたスカートを合わせています。

良く見れば、髪形なんかも変えています。

それでも「西部の荒野」的なイメージはしっかりと残されています。
REFLEX的生活様式考

この時のコレクションでは、他にややオーバーサイズのラッフルシャツや

スエードのパンツ、ラグパターンのハンドニット等ありますが、どれも非常に

エレガントです。


多分、また書く事になると思うんだけど

この前取り上げた”POLO COUNTRY”と、今回の”POLO WESTERN”

の間に”POLODUNGAREES”というブランドが存在します。


ダンガリーズと言うのは元々、作業着の意だからウェスタンより少し範疇が

広がって来ますネ。


本当はウェスタンの前に”CHAPS”が存在するんだけど、

まぁまぁ、今日まで続いているローレンの「アメリカン・ワールド」の原点的な

ブランドがウェスタンでしょう。


今日は、持ちネタ大盤振る舞いのいやらしいウンチクっぽくなっちゃったけど

こういう経緯も知っていくと楽しくなるんじゃないかなって思って大サービス!


まだまだ伝えきれない事もイッパイあるんだけど、疲れちゃったから

また今度って事で。


さらに失血大サービスのおまけ付き!