・・・・暇なのでとりあえず。気分で動きます。
・プレステール
地球の人々が建設に困らず、かつ十分に恒星の太陽光をえることができ、デブリのすくないところが選別され、いくつかの候補地に数個つくられた移民人工コロニー。
同時に移民船のエグザイルへの竣工も行われた。
ちなみにクラウス達のコロニーへはデュシスに東ヨーロッパ系、ロシア系が、アナトレーには西ヨーロッパ系、北欧系が移民しており、人種による移民間の違和感とストレスをなくしている。
コロニー内での人口爆発を抑制するために文明レヴェルは16世紀~18世紀程度に調整されており、無線などの高度な機械は存在しない。
水や空気は砂時計型の周囲を循環し、地球とほぼ同一環境ですごせるようになっている。
・ギルド
地球が災厄の時代といわれる「氷河期への移行」時、移民船「エグザイル」を建造、指揮したものたちを集めた。それがギルドと呼ばれる。
ギルドは多数作られた人工コロニー「プレステール」においての移民の人々の管理人であり、また数百年後にくるだろう地球への帰還のためにエグザイルの管理をしていた。
そのために禁止されている地球のオーバーテクノロジーを使用できていた。
*クラウスたちのプレステール以外のコロニーは同じく約600年たっているため滅亡したか、帰還したか不明である
しかし何世代にもわたる世代交代のすえ、の技術の独占、また地上人と自身達の格付けなどをし、いつしか本来の役目であるエグザイルの管理すら「伝承」→「伝説」となっていった。
クラウスのプレステールのギルドは管理という立場を忘れ、地上人の支配へと思想が移っていってしまった。
・ギルドのクーデター
*クラウスのプレステールのみ
元は4合議会(4つの家が集まり、意見を出し合い、全員が納得した案を採決する議会制度)であり、それによって代々エグザイルの秘密とミュステリオンを伝えてきた。議長である「マエストロ」もそれによって選任されてきた。
しかし約600年もの間に伝承は伝説となり、エグザイルは幻の御伽噺とギルドの間でもなっていた。
4家は、ハミルトン、ダゴベール、バシアヌス、エラクレアであり、近年はギルドの政治に無関心になっていた。
気候制御が通常に動いていた当時の「マエストロ」はジェームス・ハミルトン(アルヴィスの祖父)である。
一方、マリウス・バシアヌスは閉鎖的なギルドの空気を嫌い、またギルドのみの血筋をうがとうと、アナトレーから妻をもうけ、子(これがユーリス・バシアヌスである)も授かった。
レシウス・ダゴベール家系もまったく政治に興味はなかったが、優れた科学技術の維持に憂慮しており、その点ではバシアヌスを目的が一致しておりしだいにバシアヌスとともにアナトレーへとおちていくこととなる。
ただエラクレア家系はギルドの血筋を気高いものとし、地上人との格差をなくそうとはせずデュシス・アナトレー両国の支配する姿勢を変えなかった。
ハミルトン家系は中立であり、エラクレアとバシアヌス・ダゴベールの両方の間にはいり仲裁するような形となっていた。
当代マエストロ、ジェームスもそうであるが、優れた遺伝子技術によって台頭してきた家系でもある。
バシアヌス家当主、マリウスとダゴベール家当主、レシウスは地上との交流を深め、その技術を伝えていった。
エラクレア家当主、ダリウスはほとんど政治に関心がなく、考古学や歴史学に没頭し、その際に発見した「伝説」とされるエグザイルの発掘へとデュシスへいくのが頻繁となり、ギルド内はほとんどがジェームスのみとなっていた。
しかしいよいよジェームスも老齢し、時代のマエストロを決定するときがきた。決定にはプリンシパルという候補者(この場合4台家系当主、及びエラクレア家の子供、ディーオとルシオラ)から選ばれる。
マリウスには娘のユーリスもいたがアナトレー人の血が混じっていることから認められなかった。本人もあまり興味がなかったため、レシウスとダリウスが時代のマエストロ候補として有力視されていた。
このときにダリウスは伝説とされていたエグザイルが実在することを発見し、このエグザイルをエラクレア家のものにし、地位を安泰させようとマエストロの地位を狙おうと思慮するが、同時にマエストロ、ジェームスに孫のアルヴィスがいることが発覚。ダリウスはジェームスがアルヴィスをマエストロに推薦するのではないかと疑念をもつようになる。
ダリウスは一刻も早くエグザイルを発見するためにギルドをあけることが多くなり、娘のデルフィーネ・エラクレアを代わりにおき、自身の腹心であるシカーダをつけ、さらには親衛隊まで組織させ、ギルド内での地位をかためようとした。
当時のデルフィーネはわずか13歳であったが知力、先達に長け、父よりも優れた頭脳を持っていた。
すぐにもギルド内の全艦船を掌握、さらに多くのギルド人を配下に置くことに成功すると、マエストロ、ジェームスを幽閉し、ジェームスのふりをしてマエストロ権限にて地上のマリウス、レシウスを呼び戻そうとしたが、レシウスの妻からの手紙によってギルド内部で起こっていることを把握、帰還をやめた。
その間にハミルトン家の執事、グラフと乳母のギータはまだ幼児であるアルヴィスをつれてギルド城を脱出、マリウス達と合流してアナトレーへと亡命した。
その後デルフィーネは残された三大家系のギルド人を全て抹殺。また自らの父親、ダリウスも抹殺し、こうして独裁者のマエストロとしてデルフィーネは就いた。
・ヴァンシップ
マリウス及びレシウスの亡命時に技術提供されたものからクラウスの父たちらが工房を設立。完成させた小型飛空挺である。
それ以前には「空を飛ぶ」という機械は発明以前に存在すらしていなかった。
機構はクラウディア溶液を高速で内燃焼機関にとおすことにより、推進力、浮力をえることができる。
あくまで「浮力」であり、「揚力」ではないために他に前へすすむための「推進器」や回転翼器を必要とする場合がある。
クラウディア磁場・力場とよばれる浮力が発生する磁場が下方にあるため、容易にロール、ヨーが可能で、現代のレシプロ機の性能の数段以上上をいく。
仕組みは本体燃焼機関のパイプで推進力。後部の突起パイプにて浮力を得ている。
発明されてからたった数十年しかたっておらず、クラウス達が運びやをしているような用途しか考えられておらず、軍事転用へはアレックス・ロウが初めて用いたものだろう。
・クラウディア鉱石
クラウディア浮揚鉱石ともいい、水溶性にたけ、水にとかして使用する。クラウスのプレステールでは純度が高い結晶は希少品であり、高い値段で取引されていた。
実は「エグザイル」の機関部から零れ落ちているものがこの鉱石で、地脈などから発掘することができない。
戦艦やヴァンシップは内燃焼機関で気化させたクラウディア溶液を使用しているため、燃料として必要不可欠である。
いわば現代でいう「ガソリン」、である。
・クラウディア磁場
クラウディアユニットによって気化した溶液は、艦全体に張り巡らされたパイプによって自艦全体をクラウディアの発するユニットで覆う。
そのため、戦艦クラスともなると艦の周囲に「見えない壁」ともいえるほどのクラウディア磁場が発生しヴェスパや信号弾程度では近づくこともできない。
ファムやジゼル、空族たちの乗るヴェスパやヴァンシップの周囲にも当然クラウディア磁場が発生しており、ある程度の速力や軽い機動ならば酸素マスクやゴーグルは必要ない。
(第二次世界大戦中のレシプロ機のドッグファイトでは速力600~800kmでもパイロットはマスクをつけていなかった)
・「ソフィアさんと君たちの王様がすきにしていいってさー」
二期1話でラサスを180度ロールさせたときの言葉。
ソフィア、とは別人も考えられるがおそらくアナトレー皇帝、ソフィアと思われる。また王族であるトゥラン王との面識があるような口ぶりからソフィアとトゥラン王は友好関係にあるとおもわれる。
・アナトレー
クラウスがいたプレステールの南側に位置する帝政国家。ディーオ・エラクレアの発言から元首のソフィアもあとから移民してきており、地球に帰還民として国をきづいていると思われる。
アデス連邦とは当然対立(アデス連邦の侵略目的は帰還民の全殲滅)しており、トゥラン王とは連絡役のディーオを通じて同盟的な関係にあったと思われる。
・ディーオの居候
ディーオは「ある連絡役」としてカルタッファルに居候していたが、これはアナトレーとカルタッファルと近隣の国との連絡役として派遣された可能性がある。
トゥラン王とも容易に謁見できることからアナトレー皇帝ソフィア直属の連絡役となっている、と思われる。
後半の戦闘ではいつもと違うディーオがみられたが、これは本来の役割に戻ったためと思われる(普段は昔の陽気で自由なふりをしていた)
・シルヴィウス
アナトレー特務任務艦。主な任務は情報収集、情報操作。
ギルドユニットを改良したのか、小型の艦船下部に巨大な増槽のようなバラストが配置されている。
武装は格納式で大砲。対空砲、重高角砲など。ヴァンシップ戦闘機編隊を擁している。
また、未だどこの国も所有していない「潜水艦」へとの切り替えができる「水陸両用強襲揚陸艦」である。
艦長はタチアナ・ヴィスラ少佐
・バラスト
この場合はバラストタンク。シルヴィウスの場合、下部に搭載されたバラストタンクに海水、水を入れることにより自艦の重量を浮力より重くし、潜行する。本来であれば、メインバラストの前後に艦橋だけ浮上するための水バラストのトリムタンク(水をいれておき、艦船のバランスを安定させてるもの)がある。
浮上する際は艦内から圧縮空気をバラストに送り込むことで水を排出し、浮上できる。
ただしクラウディア機関は浮力を下方に生むため、潜行の際はクラウディアユニットの出力は極力抑えられているものと思われる。
・タチアナ・ヴィスラ
シルヴィウス艦長。襟章と制服の階級章から階級は少佐。(一期は中尉)
自らの赤いヴァンシップにのって隊を指揮する場合もあるがその度にアリスをはらはらさせている。
・アリスティア・アグリュー
シルヴィウス乗務員。階級章より階級は大尉。(一期は少尉))
副長をしてタチアナのサポートをしている。
シルヴィウス乗務員からは信頼を集めている人望を持った人。
・セシリー
シルヴィウス乗務員。聴音員をしている。外界からの音、気流の乱れ、気圧の変化をよみとり、周辺に何があるか的確に判断する優れた能力をもつ。
・オラフ
シルヴィウス乗務員。シルヴィウスの整備長。童顔の顔をした大柄な男。口数はすくなくとも優しい性格をしている。
人の力量を見抜く才能がある。
・レナード・ベイカー
シルヴィウス乗務員。シルヴィウスの台所を預かる司厨長。長身痩躯で寡黙。戦闘配置ともなれば銃をもってうってでる。
ファム達子供らには同じシルヴィウス乗務員としてまったく同じ対応をしている。
・レシウス・ダゴベール
シルヴィウス乗務員。シルヴィウスの機関長。白い肌に白髪で人を寄せ付けない雰囲気をまとった老人。
そっけない態度を取るが話は聞いてくれる良識のある人物。
実はクラウスのプレステールにてギルドの4大家のギルド人であり、ダゴベール家の当主であった。
デルフィーネのクーデターがあってからはマリウス・バシアヌス、ハミルトン家のグラフ、ギータ、アルヴィスとともにアナトレーへ亡命。
極秘に対ギルド用に作られた「シルヴァーナ」の機関ユニットに自身が脱出したときに使った物を提供、同じく機関長となる。暇をもてあましておりよくチェスをしている。
一期最後のシルヴァーナ機関長として決戦に参加。エグザイルからの浮上指示を出した。
その後の足取りはわからなかったが二期5話にてシルヴィウスにて姿を見せる。
シルヴァーナ艦長アレックス・ロウにダゴベール家のミュステリオンを教えたのも彼である。
現在生存している唯一のあのプレステールのギルド4大家当主(ディーオ・エラクレアは儀式最中に洗脳が解けたので当主ではない)である。
よしもうこんなところでいいか。