司法試験本番のイメージ | KFデラックスの日記

KFデラックスの日記

・人災のため2010年2月2日よりこちらに引越しをいたしました。最近、「なう」も始めました。
・2012年4月7日より、完全な個人ブログとなりました。
・2012年11月15日より、名前をKFに変更しました。
・2013年4月25日より、名前をKFデラックスに変更しました。

こんばんは!!


いよいよ,司法試験まで残り1週間となりましたね!

僕が受験したのがもう1年も前なんて本当に信じられない。

あの生活には二度と戻りたくないです。


今日は司法試験をどんな気持ちで受けて,どういうふうに5日間を過ごしたのかを思い出して書いてみようと思います。


その前に,ここ数日の様子を。





中村とヤス@クレア


この二人はクレアトゥーラ―。

中村は好青年に!

ヤスはいかつく!


なりました。


二人共KERの雰囲気に馴染んでますね。




大崎とKF。

大崎がこの後旅行へ行くらしく,洗濯物を持っていくのが面倒だというので,僕が引き取りました。もう既に洗濯もしてあげました。まるでマザーテレサ。



こどもの日は後藤と恵比寿でノンビリランチして,その後サンマルクカフェでマッタリお茶タイム。3つ買ってるけど,1つは僕の笑


実は後藤とはお互い認め合う,犬猿の仲の関係なので,いつも啀み合っています笑


ケンカしないよう,いつも注意しています笑




さて,これからが今日の記事の本番です。



司法試験まで残り1週間。緊張していますか?

当たり前ですよね。。。無神経なこんな僕でも緊張してましたから。


「全然できなかったらどうしよう・・・」とか「落ちたら来年頑張れるかな・・・」とか。


でもこんな不安,みんな持ってますよ!

あなただけじゃない。受験生皆。


今までどれぐらい勉強してきましたか?おそらく数年以上はしてきたと思います。

自信を持って受けましょう!誰だって受かるまでは不安なんです。



不安で泣きたいことがあるかもしれません。泣いていいじゃないですか。

それほど大きな試験に立ち向かおうとしてるんです。誇りに思って下さい。


以下,僕の独白。


【前日】


明日から司法試験だ。今日は選択と公法だけやろう。


夕方,堀はホテルを取ったから先にお別れ。

固い握手をした。「頑張ろうぜ!!絶対受かろうぜ!!」


A作が学校まで来てくれた。

「KFさんなら絶対大丈夫です!!終わったら食事行きましょう!!」


このA作の応援が本当に心に残った。先輩として頑張らないと!!


そして,夜帰宅しようとしたら,


一人の後輩が涙を浮かべていた。


「お前,どうしたんだよ?」


後輩がこう言った。


「もうこうやってKFさんが自習室に来ないと思うと,本当に寂しいです。人間関係が切れてしまうのがとても怖いです。。。」



大粒の涙がその後輩から流れていた。


正直,動揺した笑


司法試験どころじゃなくなった。どうしたらこいつを慰められるだろうっていう思考に切り替わった。


「人間関係を維持するのは楽じゃない。努力が必要。俺だって,本当に大切な友人は今でもコンタクトする努力をしている。お前もその気さえあれば,人間関係なんて切れることはない。安心しろ。頼むから俺を笑顔で送り出してくれ笑。ただ,涙を流してくれるお前のような後輩を持てて僕は幸せだよ。」



と声をかけた。


そして学校から帰るとき,


多くの後輩が見送ってくれた。


「頑張ってください!!」



これだけ応援されてるんだ。

頑張らないと!!




【初日】


いよいよ今日から司法試験・・・。父の通勤路と方面一緒だから,試験会場まで乗せて行って貰おう。玄関まで母が見送ってくれた。握手をしてくれた。父も僕が下りるときに握手してくれた。車の中で,先輩や後輩から励ましのメールを貰った。本当に嬉しかった。


忘れ物は無いかな・・・。


*受験票

*時計

*筆記用具

*見直しの資料

*昼ごはん(おにぎり)

*飲み物(水,カフェオレ)

*座布団



試験会場に向かう途中,怖くて涙が出た。とてつもなく大きな不安が襲ってきた。これだけ応援してもらってるのに失敗できない・・・。


試験会場に着いた。玄関で会ったのはKER同期藤沼だった。彼の顔を見てなんか本当に安心した。自分は一人で受験するんじゃない。友達だって皆受験するんだ。怖くない。


部屋に入った。僕の席はどこだろう。あ,あった。隣の人に会釈した。心のなかでは「これから4日間がんばろう!」と言っていた。


みんな各自の資料を読み込んでる。緊張しているのは僕だけじゃない。


解答用紙が配られた。氏名等を記入。受験番号シールを貼る。


(知的財産法)


1科目目は知的財産法だ。


大丈夫。あれだけ友達と演習してきたんだ。俺で分からなかったら,皆も分からない。きっとそうだ。


(はい,始め!)


まずは特許から。試験時間は3時間もある。落ち着いて読もう。。。。


いや,頭が真っ白になって全然読めない。事案が頭に入ってこない。

そうだ,深呼吸をしよう。さて,リトライ。


お,知ってそうな論点だ。落ち着いて条文から解釈しよう。


続いて著作権法。え,量多い。。。これまじで間に合わないやつだ。特許に時間かけてたら大変なことになる。特許は早く切り上げて著作権法を処理しよう。著作権は問題そのものは難しくない。全部知ってる論点だ。特許のミスを埋められるかも。



やっと昼休み・・・。おにぎり食べよう。。。

え,全然喉通らない。。。2つ持ってきたのに,1つも食べきれなかった。

予想外だった。。。明日からゼリー持ってこよう。


でも,カフェオレ持ってきて正解だった。試験中飲めるし。甘いものは頭の栄養にもなるし。

(憲法)


え,表現の自由?予想外だ。まて,しかも処分が2つ??これ終わらないやつかもしれない。しかも注意事項「明白性については論じなくて良い。」。え?まじ?

ってことは合憲限定解釈もしてはいけないってこと??そんなことあり得る?パニックに陥った。問題文の注意事項の意味が分からなかった。けど,パニクってる場合じゃない。終わらせないと・・・。え,法令違憲と処分違憲両方書くの?


司法事実が多いから処分審査メインにしよう。慶應LSの中間試験でもこの論点出たな。落ち着いてやろう。。。





(行政法)


え,今年も処分性?まじで?全く対策してなかった。

これまじでやばい。


落ち着け,処分性の定義をまず書こう。てか,事案全く分からない。

なに,土地区画整理事業組合って。ふざけんな。



まてまて,行政法は誘導をゆっくり読んで答えればいいんだ。

誘導に番号を付そう。それに答えればいい。


本案の問題は適法,違法,私見なんて書き分けられる時間がない。

もう適法,違法の2つにして私見は織り交ぜよう。




やっと初日が終わった。絶望的に疲れた。あとまだ3日間残ってると思うと本当にしんどかった。でも,今日が7時間の試験で一番長い日だ。明日は6時間で1時間短い。



友達たちとタクシーで帰宅。N卓,カズと俺の3人。受験仲間が一緒の会場で本当に良かった。



夕ごはん,全然食べられない。

極度の疲労と緊張感から食欲が失われた。


明日の勉強をしよう。でも本当に疲れてできない。ベッドで寝ながら民訴の定義見なおしたりした。



【2日目】


初日と同じく,父の車で向かった。2度目の握手。

初日に比べると雰囲気は慣れた。今日3科目終えれば楽になる。

皆辛い。がんばろう!


(民法)


予想通り保証の要件事実が出たか。類型別読んだし,落ち着いて対応しよう。

要式制の制度趣旨から解釈して答えを導こう。答えはどちらでも良いはず。


設問2の配点が40!?

こんなに書くことはないよ・・・・涙

俺だけ分からないのか!?いや,皆だって同じ気持のはずだ。


当事者の不満は??お金が欲しそうだな。

損害賠償請求権を主張するよな。でも,何条を使えば・・・。

契約関係は??そうだ契約関係があるんだ。債務不履行を訴訟物に選ぼう。

そしたら後は条文の要件に当てはめればよい。本当にこれでいいのか・・・。


設問3は判例の射程!?

新しい形式で来たな。でも読んだことある判例だ。

事案の違いを探せば良い。お,自働債権の性質が違うな。これは使えるだろう。




昼休み。

食事はゼリーを持参した。



(商法)


ついに閉鎖会社の問題だな。

設問1,お,これはLSの期末試験に出たやつだ!落ち着け。論理的に書いていこう。条文も丁寧に。


設問2,これも見たことある。でも(2)・・・なんじゃこりゃ!?? 全く分からない。どうしよう。全部又は一部の返還!?「一部」ってなんだよ。時間がない。訴訟物を定めたら後は請求原因事実を粛々と見ていくしかない。


設問3,これも判例の射程の問題だ。でもまて,本件は第三者割当てじゃないぞ。あの判例は第三者割当てだったよな。え,どうするのこれ!?問題意識だけ示しておけばいいや。結論はもうどっちでも良い!!



「あと5分です。」



え???まだ設問3読んだばかりだよ!?

まさかの途中答案!??


させてたまるものか,問題意識と利益状況を示して、条文から最低限の論証をして結論を出そう。



間に合った!!

ほぼ同時だった。


これほど時間が無かった試験は始めて。首の皮一枚だった。



(民訴)


本日3科目目。もう体力の限界。意識が朦朧としてきた。


え、設問4つ!?

しかも「遺言執行者」!?


家族法みたいな事案だな。今年もやべーな。



設問1・・・確認の利益の問題か。しかも判例の射程。間違い探しをすればいいんだ。事案の違い・・・あ!!この事実が違う。これだ!!!

咄嗟に閃いた。


設問2・・・択一で出てた判例だな。当事者適格の定義から考えよう。


設問3・・・要件事実真正面か。相続の場合の要件事実。


設問3(2)え、「適切に釈明権が行使されたならば」??どういう意味??適切ならもういいんじゃないの??問題文の意味が分からなかった。どうせ皆も分からないだろうから,弁論主義違反かどうか書いておけば良いや。


設問4。配点30!? そんなに書けねーよ。まじか。参考判例があるから,このロジックの逆を書けば良いのかも。



2日目が終了した。山場は乗り越えた。明日は休み!

ゆっくり休もう。



【中休み】


朝起きて今日試験が無いことに喜びを感じた。

そして昼前に学校へ。



友達と再会。嬉しかった。戦友たちの顔を見れて本当に良かった。

皆で昼ごはんを食べた。



3日目は刑事

4日目は短答


中日はだいたい刑事3:短答7ぐらいの配分で勉強した。


授業を終えたKER後藤がわざわざ来てくれた。

励ましてくれた。


「落ち着いてやれば,絶対に大丈夫です!!」

「出し切ったKFさんに会うのを楽しみにしています!」


この言葉に励まされた。






【3日目】


今日は刑事で2科目のみ!

しかも論文は今日で最後!!


泣けてくる。



3日目は土曜日で父は会社が休み。

車で送ってくれた。


(刑法)


え、問題文2頁??

少なくね?


え、放火???

まじかよ。でも,問題集とかで潰したはずだから落ち着け。


間接正犯っぽいな。

てかこれ,平成21年の過去問と同じ構造じゃないか!?

そうに違いない。ってことは,あの年の採点実感の注意事項に気をつければ良いんだ。

「共謀」はあるのか?

スワット事件を使っても無理そうだよな?


ん?クロロホルムって甲と乙で2回使うのか。まじ?


答案を書き始めて2ページ目,甲と乙を逆に書いていることに気づいた。

やべぇぇぇ!!!!!!


全部消した。既に40分経過していて最初から書き直した。

本当に焦った。


猛スピードで巻き返した。



放火の所,ここ判例と学説が対立してるところだな。

せっかくだから,判例紹介した上で批判して学説で書こう。


でもそうするとその先複雑になるよな・・・・。まぁいいか!攻めよう!!


攻める決意をした。


時間内に処理できた。甲と乙を間違えた時は死ぬかと思った。



(刑訴)


お,準現行犯逮捕か。H澤先生に習ったところだわ。落ちついて条文を丁寧に解釈して当てはめよう。


設問1(2)。え、なんじゃこりゃ。各号該当事由がないじゃん。違法?そんなわけねーよな。でも共謀共同正犯だよな。背後者をおよそ逮捕できないのはちょっと不味いよな。準現行犯逮捕が無令状で許されている趣旨から考えよう。そうすると,明白性判断を厳しくすることを通じて歯止めをかけよう。


設問2。

これ典型的伝聞の問題だな。でも,何もヒネリが無いの?だとしたらクソ簡単だよねこの問題。立証趣旨を素直に考えれば・・・。待てよ「裁判員裁判」っていう事情初めて見たぞ。これ何に使うの? 


裁判員裁判だから同じ書面の中で伝聞と非伝聞が交じるってのは不味いのかな。分かりにくいし。でも,裁判員裁判かどうかで伝聞の判断が変わるのはおかしいよな。よし!決めた!シカト!!



論文が終わった!!!!


これでもう答案を書く必要がない。


明日のマークシートで終わりだ!!



【4日目】


今日が最終日。やっと今日で終わる。

最後は択一だ!!


けど,択一で落ちれば今までの論文は見てもらえず不合格。。。

こんな不安でいっぱいだった。



民事系・・・


公法系・・・


そして最後の刑事系・・・


残り10問。もう分かったから誰か勝手に塗ってくれ。。。もうマークする気力もない・・・。



終わった~~~~!!!!



これで全日程を終えた。

終わったんだ!!!

もうこれで自由の身だ!!!


最終日の夜は戦友たちと打ち上げ会をやった。

お互いの労を労った。

美味しい焼肉だった。



試験会場。。。

もう見たくない。




最終日KER藤沼と。

もう空元気だべ。。。





みんな笑顔・・・。けど顔が疲れてるよね。。。



夜,帰宅した。


親父が


「お疲れ様。まぁ座れよ。」


と食卓で僕に声をかけてくれた。


「本当によくやった。まずは休め。お前を試験会場まで送った後,俺は交通事故に巻き込まれた。車は修理に出した。お前の厄は全部俺が引き受けた。きっと合格してる。」


と付け加えた。


いつも厳しい父だったけど,とても優しい言葉をかけてくれた。



あぁ・・・。終わったんだ・・・。

明日から5時30分なんかに起きなくていいんだ・・・。

もう勉強しなくていいんだ・・・。

学校に行かなくていいんだ・・・。


涙がこぼれそうになった。けど,そういう現実にまだ実感が湧いていなかった。



(翌朝)


目が覚めた。4時30分・・・笑

いつもの癖と終わった興奮で早く起きてしまった。


学校へ行かなくてもいいんだ!


あ。。。夕方から論文執筆の説明会で学校に行かなきゃいけないんだ・・・笑



でも,それぐらい行ってやるよ!!!笑



****



こんな感じです。


少しでも様子が伝わればなと思いました。



読んでもらえば分かる通り,僕みたいな無神経な人だって緊張するんです。

緊張して当然。


けど,自分だけが受けてるんじゃない。

友達だって皆受けてる。


不安なのは当たり前。自分を信じて最後まで特攻せよ!!