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アーユルヴェーダの智慧〜Re*etherだより〜

健やかに、そして幸せに生きるために。
アーユルヴェーダやインド哲学を中心に学んだことや、
日常のなかで気づいたことを綴っていきたいと思います。


こんにちは。

緊急事態宣言が5月いっぱいまで延期になりましたが、
そんななかでも、オージャス(生きるのに必要なすべての力)を減らさず、増やしてゆくために
できることをやっていきましょう!というお話。

前回はお家のなかでもできる運動について、でした。

ヨガのほかにも、ダンス(他のお家の迷惑にならないように)や柔軟体操、
ラジオ体操を日課にしている方がいらっしゃいました照れ
みなさん、それぞれ工夫されているようです🍀

今日はバランスよく食べることについて。

体調を整えるには質のよいものを、適時、適量
食べることも大切です。

本来であれば、いま、自分がどんな状態なのか、
どんなライフスタイルを送っているかにあわせて
ドーシャにあわせた食材、調理法などもみていくのがベストですが、大変なので

①新鮮なものを新鮮なうちに食べる
②お腹がすいてから食べるようにする
③冷たいものを摂りすぎない
④よく噛んで、集中して食べる
⑤季節のものを優先して摂る

この5つを意識してみましょう!


①新鮮なものを新鮮なうちに食べる

アーユルヴェーダには
似た性質のものが、似た性質を増やすという法則が
あります。
これを食材に当てはめてみると、
どちらがオージャスを増やしてくれそうでしょうか。

A. みるからにシャキシャキした、色艶のよいもの
B. みるからにしなしなとした、色褪せたもの

どうみても、A ですよね……アセアセ
採れたての野菜は、歯ごたえもよく甘みもあって
炊きたてのごはんもつやつやふっくらとして、美味しそうです。

なるべく新鮮なもの、愛情こめて作られたごはんに
感謝して、作りたてをいただくこと。
これらがオージャスを増やすと考えられています。

ただ、いまは外出自粛で
なるべくスーパーに行く回数を減らすことも
ダルマ、やるべきことのひとつとなっています。
なので、毎日新鮮なものは難しくても、

・作りたてを食べるようにする。
・余らないよう小分けにし、一回あたりの適量を作る。

こういった工夫ができるかと思います。


②お腹がすいてから食べるようにする

テレワークやリモートワーク、オンライン授業などで
ふだんの活動量と変化が生じている方も多いかと思います。
活動量が減れば、当然、使うエネルギー量も変わってきますよね。

もし、最近、お腹すくことが少ないなぁ……とか
惰性でダラダラ食べてしまう……などがあれば
ちょっと食事の量(もしくは間食など)が多いのかも
しれません。

消化力も、オージャスのひとつです。
必要以上に食べ物を多く摂ってしまえば
消化力も消耗することになってしまいます。

なるべく、オージャスは消耗せず温存しておきたいところなので
もうちょっと食べたいなぁ………くらいで
ごちそうさまにしてみましょう🙏
次の食事までに、自然とお腹がぐーっと空けば
適量を食べられているというサインになりますウインク

もちろん、食事の代わりにお菓子を食べるとか
過度のダイエットはだめですよアセアセ


③冷たいものを摂りすぎない

だんだん最高気温があがってきて、新作のアイスが
発売されたりと、
冷たいものが恋しい季節になってきました。

ですが、これも摂りすぎには注意です。

特にアイスや、冷たくて甘いデザートは、
甘味+冷性+重性なのでカパを増やします。
お家にいて、あまり動かないだけでも
カパを増やしやすくなるので
なるべく避けたいところです。

まだ雨が降ったり気温差があったりと
天候も不安定なので
ご褒美的な感覚で摂るようにしたほうがベターかもしれません。


④よく噛んで、集中して食べる

これも消化力=オージャスの温存に一役買う方法です。
よく噛めばそのぶん唾液が出て、消化しやすくなりますし、
食材をゆっくり味わうこともできます。
(味覚があるかどうかも、この騒動では大きなポイントですよね)

アーユルヴェーダでは食事は瞑想とも言われるほど
神聖な行為のひとつ。
私たちのオージャスになってくれる食材は、
あらゆる土地や、あらゆる人との縁を経て
食卓に並べられた、いのちであったものです。
そして、感謝の気持ちもまた、オージャスを高めます。
心のなかだけでもよいので、おだやかに、
なるべく平らかな気持ちで、召しあがってみてください。



⑤季節のものを優先して摂る

アーユルヴェーダでは、
適した時に、適したものを、適した量、食べること
が推奨されています。
適した時、というのは時間もそうですが
季節のことも含んでいます。

ちょうど明日は立夏。
いまの時期に旬を迎えるものは

新茶、そら豆、きゅうり、玉ねぎ、新じゃがいも、
たけのこ、いちご、金目鯛

などでしょうか。
特に地場で採れた野菜は、穀雨を過ぎて土が潤って
いる状態から育っているので、みずみずしいのだそう。
スーパーでも旬のものは手に入りやすいので
ぜひ、レシピに取り入れてみてくださいねキラキラ