こんにちは。
毎日暑いですね
今年はさらに外出時のマスクがあるので、熱中症に気をつけたいところです。
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さて、自粛期間もとりあえず明けて季節は夏。
新しい生活様式、慣れましたでしょうか。
密を避ける、手洗いうがい消毒殺菌に努めるなど、
細かな項目がありますが、
要は、リスクのある行動を控えるようにしましょうと
いうことなのだと思っています。
ですが……
法(強制力のある)の意味のダルマではなく、
道徳(個人の価値観)の意味のダルマなので、
当然、行動には個人差が生じます。
自粛期間と同じ生活をしている方もいれば、
なるべく密にならないよう出かける方もいる。
帰省される方もいれば、そうでない方もいるし、
遊びにいく方もいれば、そうでない方もいる。
少しでも熱があれば控える方もいれば、
クラスターフェスに参加する方もいる。
少し前、帰省された方のおうちに、
抗議の手紙が投げこまれました。
手紙を書いた方が、何を思ってそうされたかは想像するしかありませんが、
長引く不安な生活のなかで、ご自身や家族やコミュニティを護りたくて、
投げこんでしまったのかもしれません。
ですが。
アーユルヴェーダな観点で捉えれば、
これは、オージャスを減らす行為に他なりません。
生まれたときから備わっている生命力を減らすほど、
不安、怒りの感情は強く、
外に向けてぶつけたところで解消するものでもないのです……。
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アーユルヴェーダを生んだインド哲学とも関わりのある
仏教を説いたブッダの有名な言葉があります。
天上天下 唯我独尊
三界皆苦 吾当安此
意訳すると……
天にも地にも、この広い大宇宙で、
今、私は生まれてきた。
この、苦しみと悩みの渦巻く三界にいながらも
誰もが本当の幸福になれるように。
と、なるかと思います。
基本的に、この世は苦であること。
それでも身分の差や、生まれおちた境遇の差もなく、
誰もが幸福になれること。
ここでいう本当の幸福とは、
苦しみから解放された状態ではないでしょうか。
究極をいえば解脱、となるのですが、
そのためにも欲をそこそこに、罪禍のない生活を
愉しみながら善い行いを心がけたいものです。
善い行いとは、それによって生じる結果が
私にとっても、あなたにとっても良いことで、
私もあなたも、HAPPYであれること。
ストレスが溜まる、イライラする、、、
それでは「私」がHAPPYじゃない。
でも、他者を思いやらず、自我を通せば
「あなた」がHAPPYになれない……。
そこをコントロールしてバランスをとってゆくことが
本当の「新しい生活様式」なのではないかな、と
思っています。