Toshiharu WatanabeによるPixabayからの画像

 

己のために何が出来るか? それが全てだと思う。


勿論、わたくしは、自らが対象とするクライアントさまは「広く社会に貢献しようとなさる御方」と常々申し上げてきたし、この世を去るまでにどれだけの宝物(目には見えないものをも含めて)を遺してゆけるかが大事だとも言い続けてきた。だから、自分のために何が出来るか?、だなんて言うと、これらの考え方と相反するようなのだけど、でも、それは違う。


冒頭の言葉はこうとも言い換えられる。それは、どれだけ己を律することが出来るか?、つまり、どれだけ自分との約束を守ってゆけるか?、ということなのだ。


よりよい人生を、と心から求めるならば、自律が必要なのは言うまでもないことで、そのためには、様々な自分との約束が必要になる。そして、その約束を守るためには、つねに自らが「いい状態」でいなければならない。


では、その「いい状態」とは何か? それは、元世界銀行・人事カウンセラーの中野裕弓(ひろみ)先生のお言葉をお借りするなら、どれだけ「feel good」でいられるか?、ではないか? と思う。

 


あらゆる面で心配りをし、自らがつねによい状態でいられるように心がけること。だから、自分のために何が出来るか?、なのだ。


もう充分いい歳をしたわたくしが大変お恥ずかしいことだが、わたくしは未だに易きに流されるところがある。「ちょっとくらい、いいや」という、その甘さが積み重なったら、それは膨大な(大切な命の時間の)損失になる。


それは懸命に「今日の一日、明日の一日」を心から生きたいと願われていたーー、先日お亡くなりになられたばかりの居原田麗(いはらだ れい)先生からご覧になったら、どれほど勿体ないことであろうか?

 


つねに己を奮い立たせて緊張状態に置くことは、too much だけれど、幼い頃からの精神的負荷に耐えきれず、散々人生を棒に振り続けてきたわたくしには、今が本当にラストチャンスなのだと思う。昨日もたまたま職場で目に飛び込んできた言葉が「この一年が運命の分かれ目」みたいなものだったし。


だから、いつも出来るだけ feel good でいられるよう充分配慮しつつ、様々な自分の約束をしっかりと守り、ちゃんと目標を達成してゆこう。


先日京都で見ていただいた、占い師さんの紫円(しえん)先生(本当に素晴らしい先生でした。とてもお優しく、素晴らしい洞察力をお持ちでいらっしゃる)は、頑張るのではなく、己がしてきたことを認めてあげてと優しく説いてくださった。勿論、先生がおっしゃるとおりだとも思う。それでも、わたくしはやはり「出来ることは全部やる」「動いてなんぼ」「泣きながらでも前に進む」で、ずっとやって来たから。

 


過去17年間、己が積み重ねてきたものを信じ、そうして懸命に生きてきた自分を認め、許し、褒め称えよう。その一方で、やはり動いてゆかないと、と思う。今日という日は、誰かにとっての生きたかった日、でもあるはずだから。生かされている間はやはり懸命に生きよう。喜びと感謝を持って、丁寧に生きよう。誰よりも、己に対して誠実に。誠実に、懸命に生きよう。

 

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最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。

 

● 夢咲璃い(ゆめさき りい) 女性リーダー・女性起業家のための直観コンサルタント