Larisa KoshkinaによるPixabayからの画像

 

美容関係の女医さんでいらした居原田麗(いはらだ れい)先生が旅立たれた。滋賀県の、特に湖南地区では非常に有名なかただったと思う。だって、あちこちに先生のクリニックさまの看板があるのだもの。美容関係のクリニックさまに縁遠いわたくしでも、先生のことは存じ上げていた。それくらい、有名なかただった。


四年近くのご闘病生活。先生は昨年秋の、母校・滋賀医大さまでのセミナーで、インスタやブログにネガティブなことは書かない、ときっぱりおっしゃっておられたけど、そのご姿勢は本当に見事でいらしたと思う。そして、ご病気の治療のみならず、本当に様々なことに精力的に動かれていた。今月10日にご逝去されたが、そのひと月前まで東京でお仕事なさっておられたもの。本当にものすごいかただったとつくづく思う。


先生のそんなご様子を思うとき、思い出されるのが女優の川島なお美さんだ。なお美さんもご逝去される直前まで舞台に立っておられた。ご主人さまの鎧塚さんは、なお美さんの女優魂が、なお美さんを最後の最後まで舞台に立つことを可能にしたとお医者さまがおっしゃったと話しておられたように記憶しているが、居原田先生もなお美さんと同じだとわたくしは思う。


42歳という若さで旅立たれた先生。しかし、人生は長さではない。いかに生きたか、だ。そう考えるとき、居原田先生も精一杯生きられた、素晴らしい人生でいらしたとわたくしは心から思う。そして、ご病気に出逢われてから、尚一層、命の輝きを増しておられたのではないか? と。


なお美さんが旅立たれて、今年の秋でもう9年になる。わたくしは今もなお美さんの告別式での、鎧塚さんのご挨拶をよく思い出す。それは、"女房は、他界したくらいでへこたれる女性ではありません。今もこのどこかでこの話を聞いています。もしくはそれさえも「私は次のステージのことを考えているよ。みんなも元気出して」と言っているような気がします。"というお言葉だ。居原田先生もきっとまた新しい世界で美しく凛と輝いて生きてゆかれるに違いない。居原田先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

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● 夢咲璃い(ゆめさき りい) 女性リーダー・女性起業家のための直観コンサルタント