Andrew MartinによるPixabayからの画像

 

様々におひととの交流を持たせていただいておりますと、中には行き違いというか、誤解……のようなものを生んだまま、会話がどこまでも進んでしまうことがあります。

でも、そうしたとき、特に日本のかたというのは「うん? なんか違うなー」とか思っても、敢(あ)えてそれを口にしないまま、お相手のかたとの交流を保たれるかたも多いのではないでしょうか?


違和感を口にして角が立つのも嫌だし、まぁ、何かおかしいんだけれど、でも、取り立てて不利益を被(こうむ)らなければ、とりあえずこのまま様子見で居よう、とか。

わたくしの場合、自分の中で何らかの違和感を抱えたまま、そのお相手のかたと接し続けることが出来ない性分ので、頃合(ころあ)いを見て、ちゃんと自分の中の違和感を言葉にしてお伝えすることにしました。

でも、あくまでもお相手のかたを責めるのではなく、わたくしがこう思うから、こんなふうにしていだけませんか? というスタンスで。

 

最初は頭ごなしに言っても、それこそ角が立つし、お相手のかたの受け取りようによっては、わたくしが単なる自意識過剰ということにもなりかねない。

(今回のケースは非常にデリケートな内容を含んでおりましたので、そこらへんの配慮も必要でした)

でも、とにかく自分の中でもやもやしたものがずっとあったのでーー「いや、それは違うでしょう?」っていうーー、なので、思い切って、自分の率直な思いをお伝えしてみました。

 

そしたら、お相手のかたは最初わたくしが何を言っているのかよくおわかりにならなかったようですが、会話を重ねてゆくうちにわたくしの真意を汲み取ってくださったようで、わたくしに対し、ちょっとかなしい気持ちを表されました。

でも、このままお相手のかたとの関係性があらぬ方向に逸(そ)れていく(?)のも嫌だったので、わたくしにとって出来ること・出来ないことを明確にした上で、でも、あなたのことは大切なお友達のおひとりなの、ということを心をこめて繰り返しお伝えいたしましたら、最後はなんとかお相手のかたの中でそれなりの着地点を見つけてくださったようで、とりあえずは、ほっといたしました。

それでも、お相手のかたにとって、わたくしがいきなりこうした話題を切り出したことは少なからず心地よいものではなかったな、と思いましたので、その後、もう一度フォローの連絡を入れておきましたが。
でも、自分としては「ここまではよいけれど、ここからはダメですよ」という境界線をちゃんと明確に出来たので、それはそれでよかった、と思っております。

 

なかなかにね、おひととの関係性というのは本当に難しいです。

お互い、その関係に何を求めるかもだし、お互いの距離感というのも、それこそ老若男女問わず、様々ですからね。
そこらへんをお付き合いさせていただいてゆく中で、徐々にすり合わせてゆくのが一般的なのでしょうが、でも、わたくしはお相手のかたの境界線と、自分のそれとが明らかに違うとはっきり感じたので、そこらへんのことを今回お伝えさせていただいたわけです。

 

お相手のかたはお優しいかただから、ちゃんとご理解してくださったとは思うのですが、まぁ、これからもわたくしは変に妥協とかは一切いたしませんのでね。

(そこらへんは、はっきりしている性格です)

ただ、今回の件に関しても、何かしら、お相手のかたに自分の意志を伝えていくときというのは、強い口調にならないように、また、上からものを言わないように……など様々に配慮すべきことは山ほどあるなぁ、と思った次第でした。

 

そして、こちらがお伝えした内容が、結果的に、お相手のかたにとっては feel good でないことなら猶更(なおさら)、後からちゃんとこちら側からフォローを入れないといけないなぁ、とも。

まぁ、そこまでする必要はないかもしれませんが。

でも、今回はお相手のかたのご性格上、そうしたものが必要だと判断いたしましたので、わたくしはそうさせていただきました。

 

何はともあれ、大切なお友達だと思うのなら、出来るだけお相手のかたに失礼ならないように、でも、心をこめて、自分の思いをちゃんとお伝えしてゆくことは大事だと思います。

そこらへんがいい歳をしてまだまだ試行錯誤のわたくしですが、これからも何かあれば、心をこめて、誠実さをもって、お相手のかたにお伝えしてゆきたいです。

 

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最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。

 

● 夢咲璃い(ゆめさき りい) 本気で社会貢献を志す女性起業家のための直観コンサルタント