先日、ちょっとしたことで、おひとを助けてあげたくなりました。
「助けてあげたく」だなんて、おこがましい……というか、僭越な物言いかもしれません。
でも、少しでも何か力になって差し上げられないかしら? そう思って。
でも……ですね、それはいつもの「わたくしの悪い癖」で、わたくし、よく、「自分を必要としてくださる、助けを求めるかたを、自分から探してしまっている」のですよね (;´∀`)
それはつまり、よくスピリチュアルな世界なんかで言われるところの、おひとを助けることで、自分の存在意義を見い出すという、ちょっと厄介なパターンを持つ者ということでございまして…… (^^;
それも、本当にそのかたのためを思って、お相手のかたの負担にならない範囲内で、何かして差し上げるならよろしいのですが、わたくしの場合、得てして、too much なことが多い (;´・ω・)
だから、そういった状況に出逢ったときというのは、自分でもものすごく気をつけて「は」いるんです。
とは言え、先日の場合、本当に―― 何か少しでもお力になって差し上げたい、それはそう純粋に心の底から思ったから、だから、too much にならないように……と自らに言い聞かせつつ、出来る範囲内のことをちょこっとさせていただきました。
でも、改めてよくよく考えたら、本当の意味で、おひとのために何が出来るかって言ったら、そのかたにあたたかく寄り添うことと、そのかたにとってよき流れがあるよう祈ること、それくらいしか(究極のところは)出来ないと思うのですよね。
そして、それが根本だし、基本だし、もしかして、それだけでよいのかも? とも思うわけなんです。
わたくしは若い頃からずっと、何かおひとから困りごとなどを話されたら、そのかたに具体的なアドヴァイスをすることが多く(こういう部分はほんと、「まるで男性」、です)、そのかたの思いに、心に寄りそう……というより、かなり理詰めで迫ってしまう厄介な存在でした。
「こうこう、こういう具体策を取ればいいんじゃない?」と、幾つもその「策」を出してくるものだから、お相手のかたにしてみれば、「いや、ちょっと話を聞いて、共感してほしかっただけなんだよね (;'∀') 」といった感じで、これまで同性のお友達との間に幾つすれ違いや隙間風を起こしてきたことか……_| ̄|○
でも、ほんと、繰り返しになりますが――、究極のところ、そのかたのために出来ることって、そのかたの思いにあたたかく寄り添うことと、そのかたのために祈るくらいしか出来ないと思うんですよね。
勿論、具体的に何か助けを求められたら、自分が出来る範囲内でお力になって差し上げたらよいと思うけれど。
でも、ほんと、基本中の基本というか、根本のところは「寄り添う、祈る」くらいしか出来ないんですよ。
それでも……、我が身を振り返っても、本当にくるしいときって、「何も出来ないけれど」とかなんとか言いながら、自分にあたたかく寄り添ってくださるかたがいらしてくださるだけで、ものすごく救われるんですよね。
わたくしは、中学時代、本当にくるしかったときに、少し離れたところに住んでいたお友達から、あたたかな励ましの手紙をいただいたこと、今でもものすごくよく覚えているし、そのときの御恩は決して忘れてはおりません。
あれから34年経った今でも、あのとき、彼女の手紙にものすごくものすごく癒され、そして、救われたことは、今のわたくしの生きる支えとなっているんです。
それくらい、本当に、「寄り添ってくださったかたのあたたかさ」ってかけがえのないものなのですよ。
今でも、彼女には心から感謝していますし、生涯、この御恩を決して忘れてはいけない、そう自らに固く言い聞かせております。
だから、大したことは出来なくても、そして、全てのかたに思うように、何かことをして差し上げられなくても、せめて、そのかたの思いにあたたかく寄り添い、そのかたのお幸せを祈れるようなひとでありたいな、と思います。
それは、現在お世話になっている派遣先様の皆さまのことも勿論そうです。
今のお仕事はある意味とても厳しく、わたくしはこれまで以上に、「お仕事はお仕事」と思って、ご一緒させていただいているお優しい皆さまおひとりおひとりに、ひとりの人間としての親しみを感じつつも、「派遣先様の皆さまは、わたくしにとってはお客さま」だというところだけは絶対に崩さないよう、自らに言い聞かせております。
そんなふうに、厳然たる境界線がありながらも、また、己の立場を厳しくわきまえないといけない、そういう境遇にあれど、それでも、可能な範囲内で、対ひとりの人間として、おひとりおひとりのかたのお幸せを祈ることは出来ると思うのですよね。
今のお仕事、なんのために頑張っているか、というと、ご一緒させていただいている皆さまのために、という思いがいちばん強いです。
っていうか、それしかないかも!
それくらい、本当に皆さま、いいかたばかりなんですよ。(もう、本当に、どれだけ有難いことか……!!)
だから、皆さまを裏切るようなことは絶対に出来ない、というより、少しでも皆さまのお役に立たなければって、大真面目に思っております。
良い子ぶるわけでもなく。本当に。純粋に。
……というわけで、最後は少し話がそれてしまいましたが (^^;
わたくし達ひとりびとりがひとさまに対して出来ることは、そのかたにあたたかく寄り添うことと、そのかたのためにお祈りすることですよー、というお話でございました。
どうぞ皆さまにもよきかたがたとの交わりがありますように。
おひとの優しさ、愛に沢山出逢われる日々でありますよう、心からお祈りいたしております。
ありがとうございます♡
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