la matriarca | la petite chambre

la petite chambre

illustrator ree*rosee art works

女性上位1女性上位2

女性上位3女性上位4女性上位5

女性上位6


☆女性上位時代☆(68年/伊)

良家出身のお嬢様なのは有名で、映画での脱ぎっぷりの良さに、
早婚、重なる結婚歴などなかなかスキャンダラスな人生歩んで
らっしゃった、カトリーヌ・スパーク嬢。
彼女の出演作は、初期の「17才よさようなら」「狂ったバカンス」
「太陽の下の18歳」と今作くらいしか観てなくて、他にも時代物の
代表作なんかもあるけどあまり観たいジャンルでなくて未見。
ジャック・ベッケルの名作「穴」がデビュー作らしいけど、あの
作品なかなか印象的だったのに、出てた事に気付かなかった。。
(面会に来てた少女役だったのかな?)
やはりこの作品の彼女が一番キュートで、作品としても楽しめて
トータル的に好き。

この作品を最初に観たのは、かなり前今は無き大阪の小さな
劇場「扇町ニュージアムスクエア」にて。なかなかいい作品上映
していて好きだったんだけどな。

今回イラスト描き起こすにあたり久々に見たのだけど、やっぱり
好きだな~と実感。
スパークの可愛さはもちろん、見応えある衣装替えにミッドセンチュリー
モダンなインテリアなどのビジュアル面、洒落たBGMのサウンド面、
シャレてるんだけど、ヒロイン・ミミのバカっぷりなハレンチ行為
や妄想が笑えるし、一枚上手なデ・マルキ(ジャン=ルイ・トラン
ティニャン)の切り返しと包容力が素敵で。

トランティニャンは、「男と女」ではアヌーク・エイメの美しさに
ばかり目が行き、「素直な悪女」でもBBにクギづけだったので、
ちーともカッコいいなんて思わなかったけど(ちょっと薄毛気味だし)、
この作品で初めてセクシーで素敵だと思った。役得もあるけど。
最後の馬乗りされる姿さえ、何て懐広い男なんだ…と。
穏やかで頭の切れる男…いいですね。