読書する女たち(les lectrices) | la petite chambre

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読書する女性をテーマに、60-70年代の映画から印象的なシーンをpick upはーと

lectrices

左上から、
1)トリュフォー「家庭」のクロード・ジャド
2)ゴダール「アルファヴィル」のアンナ
3・4)ゴダール「女は女である」のアンナ
5)キャロル・リード「フォロー・ミー」のミア

「家庭」はアントワーヌ・シリーズで特に好きな作品。
ベッドでアントワーヌと読書する若妻クリスティーヌの
この有名なポーズを描きたいと思ってました。
恋多きダメ男、アントワーヌの恋愛遍歴物語に登場する数々の
美女の中で、最も登場回数も多かったクロード・ジャド。
チャーミングな女優さんだけど、トリュフォー作品
(アントワーヌ・シリーズ)以外では見たことないかも。
山田宏一氏著の「トリュフォーの手紙」で、トリュフォーの
元婚約者だったと知りました。

最近知ったけど(あくまでもwikipedia情報で定かでない)、
この作品日本で82年公開だったとは(仏・本国は70年公開)
日本でも人気のシリーズなので意外だった。
前述「トリュフォーの手紙」で、一時低迷時期だったらしく、
日本公開が難航し遅かったり未公開のままの作品もあったと
書かれていて驚いた。

大人は判ってくれない」のアントワーヌさながらの彼の
悲劇的な生い立ちやゴダールとの関係性は知ってたものの、
若くして成功した大物映像作家と思っていたので、
本を通じて、ゴダールとの壮絶な確執、スランプ期や
想像以上に
苦悩の人生を歩んでいたことや、愛情溢れる人間性を知って、
より好きになった。


「アルファヴィル」のこのシーンもとても有名ですね。
ゴダール・ファンには評価の高い作品だけど、SFが苦手、
いかにも難解そうで、男優のアンドロイド声が受け付けず、
序盤で挫折、アンナの美しい衣装シーンのみ拾い流し見鑑賞
した十数年前。
近未来の話と思ってたけど、今ストーリー見たら舞台は
「1984年」で20年前の設定だったのね。
公開の65年からすれば84年も近未来なんだろうけど。

SF苦手なのに、90年代に上映された「ティコ・ムーン」を
赤いウィッグのジュリー・デルピーのビジュアル見たさで
劇場に見に行ったことあったなー。
ほとんど爆睡して内容は覚えてないけど…

「女は女である」は衣装や小物、隅々まで描きたくなる可愛い
ビジュアル美のシーンで溢れてる♡
読書はしてないけど、本や雑誌を小道具に用いたポーズで
印象に残ったシーンです。

ミア出演作で人気の高い「フォロー・ミー」は割と最近
(昨年だったかな)やっと見て、可愛かったけど、
ローズマリー」や「ジョンとメリー」の60sのdollyな可愛さ、
インテリアやファッションに比べ、少し70年代の野暮ったさ、
不思議ちゃんキャラが残る作品だった
フラワープリントのミニワンピは可愛かったリボン
ミアは華奢で脚がきれいなので、ミニワンピがすごく似合い、
体型や雰囲気がツイッギーぽくて妖精のような魅力ですね
星のステッキ星