
ずっと描きたかったテーマ、1920-30年代ファッションと女性像。
モデルイメージはルイーズ・ブルックス。
タイトルの「ルル」は、ブルックス主演映画「パンドラの箱」の
ファムファタルなヒロイン名より。と言っても映画は未見ですが…
レンタルではなさそうで、youtubeで見掛けたけど、
サイレントってちょいと気合い要りそうでまだ見ぬまま。
余裕ある時にトライしたいです。
今回描いたボブヘア&チュチュドレスの踊り子風な装いは割と
現代的ですが(原画はドレスやフェザーヘアバンドにキラキラ
ラメを塗り混ぜたけど画面上でわからないですよね...)
マルセルウェーブヘアにタイトなローウェストワンピなど
フラッパーなクラシカルな雰囲気の作品も、色々資料見ながら
描き溜めているラフストックを少しずつ完成させて、
アップしたいと思います
(自己課題)60-70年代のレトロムービーのように、その年代に製作された
映画をDVDなどで割と豊富に見られる年代と比べ、
20-30年代のクラシック映画は現存されているものが少なく、
リアルタイムの作品はあまり見ていないので(今日は図書館で
借りたルネ・クレールの「巴里祭」をビデオ鑑賞)、
当時を舞台にノスタルジックに演出されたフェイク(オマージュ)
映画を見て、徐々に魅せられて来た世界です

例えば、70年代制作のケン・ラッセルの「ボーイフレンド」
(30年代設定)のアールデコ衣装やステージは美しく芸術的、
同じく70年代の「華麗なるギャツビー」(20年設定、
コッポラ脚本担当)も華やかなファッションが素敵で、
シネマイラストにしたい1本。
90年代の「ブロードウェイと銃弾」(20年代設定)や
「ギター弾きの恋」(30年代設定)などのウディ・アレンの
20-30年代懐古ムービー、アラン・ルドルフの「ミセス・パーカー」
(30年代設定、90年代に破天荒情念女キャラのジェニファー・
ジェイソン・リーにハマって色々見た中の一作、キャストが豪華)
も印象的。
2000年以降の近作で「ブロンドと棺の謎」(20年代設定)は、
(上映中爆睡して記憶がほぼ飛んでるけど)小悪魔なファムファタルな
愛人に扮したキルスティン・ダンストのフラッパーなファッションが
チャーミング。
イーストウッドの「チェンジリング」(20年代設定)では、
マルセルウェーブにクロシュ、淡い色調のワンピースやコートや
グローブなど、アンジーのエレガントでフェミニンな装いも印象的。
シャネル伝記映画の一作「シャネル&ストラヴィンスキー」の
アナ・ムグラリス扮したシャネルの20年代衣装もシックで素敵。
じわじわ気になってたこの時代、特にここ数年ハマってて、
タイムリーに最近世間でもブームのようで、意識的に注目する
機会も増えたせいか、その手の情報が目に出来て嬉しい限り。
アカデミー賞で話題をさらった「アーティスト」も20年が舞台、
ウディ・アレンの新作「ミッドナイト・イン・パリ」も20年代に
タイムトリップしたり。
「ミッドナイト~」では20年代セレブたちが次々と登場し、
「華麗なるギャツビー」の原作者スコット・フィッツジェラルドと
そのエキセントリックな妻ゼルダと夫妻で登場。
バズ・ラーマンによるリメイクが話題の「グレートギャツビー」。
この監督のリメイクだと現代的でド派手な演出になりそう?
主演のディカプリオはギャツビーを魅力的に演じられるのか
ダウトな感じだけど、ヒロインのキャリー・マリガンは好みな
女優なので楽しみ。
「17歳の肖像」の60年代ファッションも可愛く着こなしてたし
コスチューム姿は期待出来そう。
「アーティスト」は映画自体は割と良かったけど、
ラテン系な現代顔のヒロインがクラシカルな衣装やメイクが
あまり合ってなくて魅力半減でした。。

ブルックス嬢のような垂れ目におちょぼ口、少し下ぶくれな感じが
私が抱く当時の女性のイメージなのです。。(こんな感じ↓)

個人的趣味で言えば、ドリュー・バリモアやクロエ・セヴィニーが、
この時代の雰囲気が似合うような気がします。



振り返りショットがお得意なドリューさん。
左はまさに「往年のハリウッド女優風」な出で立ちの近影。
そのままクラシック女優として馴染みそうな雰囲気。
中・右は20代前半の若い頃。
陶器のような白スベ肌、ふっくらほっぺにぷっくり唇のbabyfaceがcute♡
GUESS広告モデル時代の写真とか、エロ可愛くてヤバい


「10ミニッツオールダー」でクラシカルな衣装着用したクロエさま、
ディートリッヒのようで素敵。彼女は何着ても似合うんですけどね
