shimokita style 10月号*slogan | la petite chambre

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下北10

グループ展が終わり、バタバタした中で仕上げた「shimokita style」
10月号のアップです♪
展示終了後、今後の「シモキタスタイル」について話し合い、
今月号より冊子サイズや内容変更など、ちょびっとリニューアル
されました。2色使いになった表紙はかなりカッコいいですヨ♪

毎月自分の好きなコト(映画)について記事を書くのが楽しみ
である一方、必死になり過ぎてちょっと無理してた事もあり、
続けたいけどこのままだと色々な事が中途半端になりそうで、
グループ展終了後、個人的に一旦身を引こうと思いました。
が、考えた結果、今回より持ちページを1ページに減らして
様子を見つつ、続行する事になりました。
今後は誌面はコンパクトに、書き切れなかった分はコチラで加筆
して行きたいと思いますので、シモキタスタイル読者の皆さま、
今後もしばらくよろしくお願いいたします♪

前置きが長くなりましたが、今回もまた60'sフランス映画より、
「スローガン」(69年/仏)を。
理想のカップルの1組であるゲンスブール&バーキンが出会い、
フォーリンラブした公私混同?ラブラブな作品です。

売れっ子CM作家のフランス人伊達男セルジュ(ゲンスブール)と、
恋人と旅行に来ていたロンドン娘、エヴリン(バーキン)は、
互いに妻子や婚約者がいるのに、互いに惹かれ合い情事を重ね、
不倫と割り切っていたものの、本気になったエヴリンは独占欲に
駆られセルジュに離婚を迫ります。
エヴリンを愛してはいても、多忙なセルジュは煮え切らず、
2人の愛の結末は…
と言った内容ですが、例によってこの時代の作品らしく、
ステキな2人とビジュアルのカッコ良さにクギづけですネ☆

当時流行った、前髪パッツンロングヘアがトレードマーク時代の
ジェーンが、ファッションも表情も可愛い☆
ひょろ長いスリムな体型にシンプルなファッションを身に包んだ
ジェーンと、晩年の浮浪者っぽいルックス以前の、こぎれいで
ダンディなセルジュが素敵。
実際ヘビースモーカーだったセルジュは、スクリーンでも随時
スパスパスモーキンなのですが、吸い方が自然でセクシー&クール。

この時代のジェーンは、お人形のように可愛いビジュアルだけを
想像してたけど、スクリーンでは時折見せる意外と骨っぽくゴツい
ワイルド?な表情もあり(ジャック・ドワイヨンとの間にもうけた
ルーに似てるな~と思ったり…ルーが似てるのか)グシャグシャな
泣き顔なんか無防備な自然体過ぎて、さすがナチュラリストだな~
と感じました。

下北10月号
'shimokita style' cover illustration by ms. miyuki morimoto