創造論×進化論×スピリチュアル=正解か。 | barsoのブログ

barsoのブログ

世の中に人生ほど面白いものは無し。いろいろな考えを知るは愉快なり痛快なり。
FC2にも共通の姉妹ブログを持っています。タイトルは 『バーソは自由に』 です。
http://barso.blog134.fc2.com/

 

 

 お、私に似ている、と興味を引かれた『Yahoo!知恵袋』の質問がありました。
 回答もなかなか面白いと思ったので、シェアしたいと思います。(※1)

 

 

《質問》2011/6/16(ID非公開さん)

この世界は何のために存在しているのでしょうか?
「宇宙」という概念は人間が作り出したにすぎません。
もともと地球は無かったわけで、地球が滅亡して「無」となった場合、「無」は何のために存在しているのでしょうか?

こう考えると、自分が何者なのか分からなくなってきます。
自分が死んだらどうなるか、という個人的な疑問ではなく、
この宇宙の「存在」の根源について知りたいです。

補足:この疑問(違和感)を感じたのは、4歳くらいからです。
OIloto.jpgこの疑問はおそらく本能で感じる疑問(違和感)だと思います。
私の奥(おそらく本能)から語りかけてきているこの声がなかなか無視できず、考えてしまうのです。
これほど強く語りかけてくる声は他にありません。

 

 

 

《ベストアンサー》2011/6/18(ID非表示さん)

4歳ですか。
では、子供向けの絵本から。

神様はずっとずっと、いました
いつから?
さあ、神様にもわかりません。
神様には、じ・か・ん という考えがありませんでした。
でも、あとで創ってくれますよ。

ふと、神様は思いました。身体が欲しいと
しかし、何回やってもうまくいきません。すぐに壊れてしまうのです。
何が悪いのでしょう?
何億回の何億回の何億回の何億・・・・・・・・・繰り返した時、
ふと思いました。
(自分で創るから壊れてしまうのではないか?)
(では、決まりだけ創り、あとはなすがままにしてみよう)
しかし、やはりうまくいきません。

いろいろ決まり事を変えて試していると、
急に神様の意識が一点に集まりました
一点に集まった神様の意識は、次の瞬間!ドーンと拡がりました
でも、前とは違っていました。
神様が欲しがっていた身体の素があったのです
身体の素は、神様が決めた決まり事に従い、
くっついたり、離れたりしています。

 kuri94.jpg

神様は、思いました。
(この身体は、あまり面白くない)
また、少しだけ決まり事を変えました。
すると、今度は神様の願い通りになりました。
星が輝き出したのです!
神様は喜びました。
神様には、星という話相手ができたのです。
星は自分が神様の一部だという事がわかっていました
神様は、それでも楽しく話をしました
たまには、星の中に入り、身体のある事を喜びました。
でも、神様が決めた決まり事では、星はいつしか壊れてしまいました。

寂しい神様は、また少し決まり事を変えました。
壊れた星が、また新しい星になるように。
神様には、いろいろな考えが浮かびました。
でも、神様は小さな仕事は苦手でした。
そのかわり、小さな仕事ができる小さな生き物が出来るよう
ほんの少し、ほんの少しだけ、決まり事を変えました
神様は、星と話をしながら待ちました。
ずーっとずーっと待っていると、
がて面白い生き物があちこちに出来ました

 kuri200.jpg

その生き物は、大抵は光らない星の上でいろいろな物を作り
神様を楽しませました
そして、たまにはその生き物に入り、身体がある事をうれしく思いました

その生き物は大抵は神様の一部なのを忘れていました
でも、神様は怒りません
だって、自分の一部ですもの

でも、神様は思っています。
(自分の一部たちが皆、私の一部だとわからなくなったら、
また決まり事を変えないといけないかな?)

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1464625699


                 ●

 子供向けの絵本にあった、大雑把で寓話的な話ですが、要点はシンプルです。
 すなわち、
 この宇宙が存在するずーっと前から、大いなる意識(神)が存在した。
 しかし神は(独りでは何もできなくて面白くないので)自分(エネルギー)を材料にして星を造り、生き物を造った。
 そして、その自分の一部である生き物が体験したことを、自分の体験として味わい、楽しく思った。
 その生き物の代表たる人間は、元は神の一部であったことを忘れている。

 ―――という話は、スピリチュアルの宇宙創成物語と合っています。


 ただ、「神様の意識が一点に集まり…一点に集まった神様の意識は、次の瞬間!ドーンと拡がり、身体の素(物質)があった」というのは「ビッグバン説」を支持しているようです。
 それから神は「小さな生き物が出来るよう」にし、「ずーっとずーっと待っていると、やがて面白い生き物があちこちに出来」、「その生き物は、大抵は光らない星の上でいろいろな物を作り、神様を楽しませました」という描写は「進化論」を示唆しているようです。


 つまり、この回答は、「創造論」と「科学(ビッグバン理論と進化論)」の仮説を支持し、神が自分の分身として人間を造って、その体験を楽しんだという点については「スピリチュアル思考」を受け入れており、それが「ベストアンサー」として選ばれているのです。(※2)
                 ●


 では、人間はいかに生きたらいいかという疑問が生じますが、その答えは様々でしょう。
 「だから人間は神様のご意思通りに生きるべきです」と主張しているのが宗教組織や真面目な信仰者で、「神なんぞいないし、どうせ明日は死ぬのだから、食べたり飲んだりしよう」と言っているのが快楽主義者や金の亡者たちで、「なんであろうと、他の人に迷惑を掛けず、助け合って生きたほうがいい」と思っているのが多くの良識的また良心的な人たちでしょう。

 しかし重要な点は、他ならぬ「自分個人」はどう生きるか?ということです。
 それは無神論や有神論などに関係なく、一人ひとりの自由意志にまかされています。どう生きようと自由です。
 ―――当たり前だと思いますか。
 わたしは、そうした自由があるのはじつに有難いことで、そういうことを考えるのもかなり面白いことだと思っています。






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※1:回答の出典はタイトル不明の「絵本」で、質問者と回答者はID非公開で、この『Yahoo!知恵袋』のQ&Aは13年前の古い投稿でもあり、このまま人目につかなくなるよりは有益かと勝手に考え、ほぼ原文のまま紹介しています(もし不都合がある場合はご連絡いただければ、すぐさま対処いたします)。

※2:「進化論」は"生命がたまたま発生して、うまく進化した" とする仮説ですが、そうではなく、"創造者が意図してそうさせた" とする説なら、私は受け入れてもいいかと考えています。というより「進化」が正しいなら、神の関与なしにはあり得ないほど、巧妙かつ不思議にできていると思っています。

※画像は、1枚目は「Image Creator」を、2,3枚目は「steadydiffusionweb.com」を利用。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――