『神との対話』から「小さな魂と太陽」のたとえ話。a | barsoのブログ

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ニール・ドナルド・ウォルシュ著『神との対話』は、
神についての概念と私の生き方を一変させてくれました。
その第1巻から《神はなぜ世界を創ったのか?》を要約しました。

2015年に公開したのですが、後に私のミスで非公開になっていました。
とても良い話ですので、レイアウトと画像を変えて再投稿します。

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絶対的な観点で言えば、宇宙にあるのは、たった一つの生命だけである。
一つの存在、一つのエッセンス、一つのエネルギー(霊/Spirit)だ。

 

この一つのエッセンスが個別化して、宇宙のすべてになった。
その中には、すべての知覚ある存在が含まれる。
それは「魂」と言っていい。
この言い方をするなら、神は存在する「すべての魂」である。

 
その「魂」が個別化して、この地球にやってきた。
エネルギーが物質になるプロセスを通じて、
エネルギー、すなわち「霊」は物質的な体になった。
この個別化された霊が、いわゆる「魂」と呼ばれているものだ。

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「小さな魂と太陽」のたとえ話。
かつて、自らが『光』であることを 知っている魂があった。
これは新しい魂だったから、体験したくてたまらなかった。

 

わたしは光だ」とその魂は言った。「わたしは光だ」。
だが、いくら知っていても、いくら口に出してみても、
体験に変えることはできない。


この魂が生まれた領域では、光しかなかった。
どの魂も偉大で、どの魂も素晴らしく、
どの魂も神々しい光を受けて輝いていた。 

 

その小さな魂は、まるで太陽の前の一本のロウソクのようだった。
偉大な光の中では、光の一部である魂は自らを知ることができないし、
自分が何者であるかを体験できない。
小さな魂は自分自身を知りたくてたまらなくなった。

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あまりに知りたがるので、ある日、神は言った。
小さいものよ、その望みをかなえるにはどうすればいいか、分かるか?
どうすればいいのですか、神さま。私は何でもします!
と小さな魂は答えた。


おまえはわたしたちから離れなければならない。
そうして、闇(やみ)を求めなければならない
」と神は言った。
「闇というのは何ですか? 聖なる方」 と小さな魂は言った。


それはお前ではないものだ」と神は答え、
小さな魂は理解した。
そこで、小さな魂は全体から離れ、別の領域に行った。


その領域では、魂はあらゆる闇を体験する力を持っていた。
そして、小さな魂は、あらゆる闇を体験した。


その闇のさなかで、魂は叫んだ。
父よ、父よ、どうして、あなたはわたしを見捨てたのですか?」※
 (※刑柱上のイエスの最期の言葉・マルコ15:34)

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続いて、『神との対話』は、どう生きるべきかを述べる。


だが、神は一度も人間を見捨てたことはない。
常にそばにいて、人間が本当は何者であるかを思い出させようとしており、
いつも我が家に呼び戻そうとしている。


だから、闇の中の光になりなさい。闇の中にいることを呪ってはいけない。
まわりが自分と違うものばかりでも、
自分が何者であるかを忘れてはいけない。
すべての創造物をほめたたえなさい。


最も大きな試練が、最も偉大な勝利になる可能性がある。
人間が生み出す体験は、自分が何者であるか、そして何者になりたいか、
という宣言なのだから。 

 

人生とは、概念として知っていることを 「体験的」に知る機会だ。
人間は人生を使って、真の自分、そうありたいと思う自分を新たに創造する。
だから、人生は発見のプロセスではなく、創造のプロセスだ。

 

創造のプロセスとは、自分は何者かであるかを知ろうとするのではなく、
何者になりたいかを考え、そうなろうと決意して努力し続けることだ。
それは絶え間ない喜びと体験であり、一瞬一瞬が充分に満たされた人生である。


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人間はいつも自分の現実を創造している。
人間には、それが分かっていない。 

それどころか、それがすべての「生」の目的だというのを知らない。
人間はそれを知らないから、すべての決定がどれほど重要で、
どれほど影響の大きなものかに気づかない。

人間がする決定はすべて、何をするかではなく、
その人が何者であるかを決めている。
それが分かり、理解できれば、すべてが変わる。
人生を新しい目で見ることができるようになる。

だから、身体を持っている間に、自分らしさを 十分に実現すること、
真の自分にふさわしい存在になること、それを 目的としなさい。
それが魂の目的である。

いま「愛」なら何をするだろうか。

これを常に考えなさい。

 

 

 

 

 


『神との対話』 は世界37か国語で翻訳され、日本でも130万部を超えます。
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同シリーズは、「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストに
連続ランクインを果たし、ロングセラーとなって読み継がれています。
ニール・ドナルド ウォルシュ著 吉田利子訳 サンマーク出版 

       ※画像はフリー画像サイト「Pixabay」から借用しました。