私の保育に、自信が持てる。
子どもと、そして自分とも、
信頼でつながる毎日へ。
排泄ケア×アドラーで信頼関係を築くメンター
方 麗蓉(ほう れいよう)
「そろそろおしっこ出る時間かな」
「活動の区切りだから、トイレに行こうか」
保育の現場では、とてもよくある声かけです。
そして、
その声かけでトイレに行き、
実際におしっこが出ると、
「やっぱりこのタイミングで合ってた」
「私、ちゃんと子どもを見られてる」
そんなふうに感じることもありますよね。
この感覚、すごく分かります。
私自身も、何度も経験してきました。
でも、ここで少し
立ち止まって考えてみてほしいんです。
それってもしかすると、
子どもが自分で決めるチャンスを
奪っているのかもしれません。
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たしかに、
タイミングや活動の区切りで
トイレに誘えば、
おしっこが出ることは多いです。
結果として、
おもらしの回数は減っていく。
一見すると、とても順調に見えます。
けれど、
そのとき子どもは
「自分のおしっこしたい感覚」を頼りに
トイレに行っているでしょうか。
実は、排尿は
膀胱に尿がたまる
→ 神経を通して脳に伝わる
→ 身体の違和感として自覚される
→ 行動を選ぶ
というプロセスで学ばれていきます。
この身体の内側の変化に気づく力は
内受容感覚と呼ばれ、
繰り返し「自分で感じて、判断する」
経験によって育つことが分かっています。
ところが、
大人が先に判断して
トイレに誘い続けると、
子どもは
「自分の身体のサインに気づく」
「行くかどうかを自分で決める」
という回路を使う機会が減ってしまいます。
つまり、
子どもは排尿はできていても、
自分の感覚をもとに
決めた経験を積みにくくなってしまうのです。
心理学では、
人は「自分で選び、
その結果を経験する」ことで
「自分はできる」
「自分の判断は信じていい」
という感覚を育てるとされています。
先回りの声かけが続くと、
失敗は減るかもしれません。
でもその一方で、
「自分で決めてうまくいった」
という実感は残りにくくなる。
おもらしが減ることと、
子どもが自分の身体を
信じられるようになることは、
実はイコールではありません。
もちろん、
大人が誘うこと自体が
悪いわけではありません。
安全や集団生活の中で、
大人の判断が必要な場面も
たくさんあります。
ただ、もし
「失敗させないこと」だけを
ゴールにしてしまうと、
子どもが
自分の身体に意識を向け、
自分で決める経験は、
いつ育てればいいのでしょうか。
子どもが自分の感覚を信じる力は、
教えて身につくものではありません。
感じて、迷って、
決めてきた積み重ねの中で
育っていきます。
そのチャンスを、
私たちは声かけひとつで
奪ってしまうこともある。
だからこそ、
「今、私は管理しているのか」
「それとも、子どもの育ちを
支えているのか」
立ち止まって考えることに
意味があるのだと思います。
排泄を「できる・できない」で終わらせず、
子どもが自分の身体と
どう出会っているかに目を向ける。
その視点を変えるヒントを
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