こんにちは
HI-GARAGEです
前回に引き続きS様の《ダイワ》04ソルティガ-Z6500EXP
整備後半レポートとなります
・Оリング変形
腐食や錆などはありませんでしたが、、
やはりグリスが劣化していました
この辺をリフレッシュさせれば、完全復活できそうです
洗浄&組上
ドライブギアのグリスは紫色です
洗浄機にかけます
洗浄後の点検にて、、
・ハンドルノブベアリング…1個
・スプールベアリング…1個
以上2点が回転不良となっていました
該当ベアリングは新品交換させていただきました
その他のベアリングはグリスを充填して再使用します
クラッチとドラグ廻りを洗浄機にかけます
乾燥させます
クラッチリングに摩耗痕が出てます
多少のノイズは残りそうです
ハンドルを組みます
グリスを塗布して、、
ここも塩害固着対策にグリスを塗っておきます
OK
スプールを組みます
裏側もきれいに
メタルワッシャが腐食し易いですが、すべて異常なし
ドラググリスはUTDグリスを使用
結構敵になりました
ローターを組みます
摩耗は少なめ
洗浄後のパーツ
グリスを塗布して、、
動作良好です
洗浄後のパーツ
ゴムパーツもまだまだ使えそうです
パーツを組んでいきます
ベアリングを装着
洗浄後のギアパーツ
ドライブギアは刷毛で歯面をなぞると、微かなザラつきがります
グリスがあった部分が変色もしており、経年劣化での”荒れ”かもしれません
整備前よりもノイズが減って、連動もよい感じです
ピニオンギアとメインシャフトはベルハンマーを馴染ませておきます
シャフトを入れます
ポン!
ギアグリスはDGを使用
シムはそのままで様子見します
ピニオンギアが固定されていないので、この段階ではまだ判断できません
クラッチを載せて、、
※まだ廃盤になっていませんでした
変形したОリングは新品交換します
パーツが届くまでに、調整を終わらせておきます
ここまでいってようやくピニオンギアを回して触診できます
大丈夫そうですね
問題ないです
フリクションリングを戻して、、
Оリングの入荷まで、しばし待ちます
一週間かからず入荷しました
さっそく交換します
装着方法にコツが要りますね
元付いてたリングは無理やりやって変形させてしまったのでしょう
台座を戻して、、
完成しました
グリスアップしたことで、スムーズな巻き感に仕上がりました
クラッチやらギアやらのメカノイズはありますが、年式相応でほとんど気にならないと思います
これならまだまだお使いいただけると思います
整備のご依頼・ご相談をお待ちしております
■ご注意■
✓ダイワ製リールの主要部品(ギア・クラッチ)のほとんどが修理対応品となっております
✓該当パーツを交換する場合は、メーカー様にお送りして交換作業を挟む必要があります
✓当店では洗浄・注油でなるべく再使用するスタンスですので、仕上がりが十分でない場合がございます
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