こんにちは
HI-GARAGEです
今回は兵庫県Ｉ様より《ダイワ》21紅牙IC 150
の整備ご依頼をいただきました
・リーリング時にゴリ感
・たまに空回り
・クラッチ切れ悪い
購入から2年間(毎週使用)で初のO/H
かなり重症の予感です
分解作業
ノブはブッシュタイプなので、固着はナシ
スピードシャフトからヤバイ雰囲気が漂ってきます
ご開帳
ピニオンギアBBから錆がほとばしっています
無理にやると内側のブッシュ＠600が割れるＤ社トラップです(汗
まったく抜けません
浸透潤滑剤を打って放置しておきます
・ピニオンギアBBとの接触部に赤サビ
・ギア歯面に青サビ
かなりの被害です
メインギアAssy＠5,100
押え板廻りにも塩が精製されてます。。
ハンドル軸も抜けません
やっと抜けましたが、赤錆状態です
ベアリングがことごとくやられています
残りを分解していきます
この紙ペラみたいな配線ニガテです
小型リールはいいのですが、大型電動リールは本当に怖い…
スプールベアリングもアウト✖
ここはセルフメンテでグリススプレーしていたようです
クラッチカムベアリングもアウト✖
これも内側のブッシュを割らないように気を付けます
やっと抜けました
ベアリングは錆固着していて、まったく動きません
なんとか分解できました
そして、一晩明けてようやく抜けました
ラスペネ漬けが効いたようです
昨今の”液晶カウンター付きベイトリール”は非常に入り込んだ構造になっています
最低でも年に一回はO/Hしておかないと、このように被害が激増します
多機能+小型を求めた弊害ってやつです
ユーザーの方はご参考いただき、メンテナンスをお願いいたします
今回の作業はここまで
洗浄・組み上げは次回のレポートをお待ちください
整備のご依頼・ご相談をお待ちしております
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