※よく見るとボルトが錆びています
先日、作業中に折れました
全然、力も掛けずスッと頭が落ち店主も呆然です…
オーナー様から聞くと、前回O/Hはシ〇ノ社だったそうです。。
指定箇所にグリスが無かったり、種類が違うので…
どこの業者さんかなーと思っていたのですが盲点でした
リテイクを試みようと努力しましたが、微動だにせず…
・締め込み過ぎてねじ頭ねじ切れ寸前
・錆固着
ボディは新品交換ということとなりましたので
ダメもとでガスバーナーで炙ってみましたが、どうにもなりません
※画像はさくらインターネットHPより引用
先端部の炎で5分間ねじ部をあぶりましたが駄目でした
リールフットが素手では持てないくらいチンチンにボルト部を熱しましたが…
組みつけの際に噛み込ませて、リテイクで頭をねじ切ったと推察できます
当店では、、
当店では以降のO/H作業や塩害も考慮し、、
①ネジ穴&ボルトの徹底洗浄
②錆対策にグリス塗布
-を行い、組み上げております
※昔はD社が多かったですが、最近はS社も…増量の傾向…
①は嫌気性接着剤が残っていると、それ自体が噛み込みの原因になるだけでなく
抵抗が増えることで締め付けトルクが分かり難くなります
出荷時に嫌気性接着剤が大量に塗られているのは、、
・絶対に緩まないようにという意
・ユーザーに絶対に触らせない意
この2点が大きいと思います
※レースはチームごとに違ったりします
②に関してはモータースポーツの世界でも賛否両論あるものですが
SWリールは塩害との問題が切っても切り離せません
トルク管理の難しさと錆固着のリスクを考えれば、当店では前者を取るというだけのことです
シ〇ノさんでは①②をやっていないということですよね、、
もちろん作業者さんの技量の差はありますが、マニュアルに項目が無いということ
しかも今回は指定グリスが違う部分があったので、マニュアルが機能していない可能性も…
この問題は釣具だけでなく、自動車やバイクでも同じで聞く話なので撲滅は難しいです
どういう整備をしているかは、今回の結果やお店さんの発信で見極めるしかないのが現状ですね
整備のご依頼・ご相談をお待ちしております
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