こんにちは
HI-GARAGEです
前回に引き続きＨ様の《ダイワ》10ソルティガ4000H
整備後半レポートとなります
”巻きの重さ”はマグシールド部の抵抗が原因でした
使用と共に劣化して、抵抗が増えるので定期メンテナンスがベターです
その他部位のグリスも劣化していたので、しっかり整備していきたいと思います
洗浄＆組上
ベアリングを洗浄機にかけます
洗浄後の点検にて、、
・ハンドルノブベアリング…2個
・オシレートギアベアリング…1個
・ピニオンギアベアリング…1個
以上４点が回転不良となっていました
該当ベアリングは新品交換させていただきました
その他のベアリングはグリスを充填して再使用
徹底洗浄
ドラグノブは洗浄液にキラキラした鉄粉が出てきました
クラッチも洗浄機にかけます
ハンドルノブを組みます
グリスを塗布して、、
シャリ感も解消しました
スプールを組みます
ドラググリスはUTDグリスを塗布
しっとり塗布して、、
きれいになりました
ローターを組みます
非常にきれいです
洗浄後のラインローラーパーツ
パッキンの接着剤は多少残りました
非常に強烈に張り付いており、これ以上はパッキンを傷つけそうなのでやめておきました
ローターの動作はすべてスムーズになりました
ボディにパーツを組んでいきます
オシレートギアに偏摩耗がありました
巻き心地は大丈夫でしょうか…
連動は良い感じです
メインシャフトにはベルハンマーを注油
カム溝にグリスを塗布して組みます
メインギアは大丈夫だと思います
ポン！
ギアグリスはランクUPご指定につきBORED社DELTAを使用
エンジンプレートで調整できるので、このまま組んでいきます
ボルトは固着対策しておきます
※ボルトは組付け前に洗浄機にかけています
けっこうクリアランスが変化したよでシムを抜きます
ボディ下部は塩害対策にグリスを塗布しておきます
クラッチを載せて、、
巻きは良い感じです
マグシールドを戻して、、
ローターカバーを載せて、、
メタルもきれいになりました
完成しました
整備前の引っ掛かりも解消し、シルキーな巻き心地に良化しました
ダイワ特有のメカノイズは残っていますが、ほとんど気にならないと思います
これならまだまだお使いいただけそうです
整備のご依頼・ご相談をお待ちしております
■ご注意■
✓ダイワ製リールの主要部品(ギア・クラッチ)のほとんどが修理対応品となっております
✓該当パーツを交換する場合は、メーカー様にお送りして交換作業を挟む必要があります
✓当店では洗浄・注油でなるべく再使用するスタンスですので、仕上がりが十分でない場合がございます
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