こんにちは
HI-GARAGEですあしあと

今回は常連W様のご友人の方より《シマノ》14ステラC3000XG
の整備ご依頼をいただきました

 



✓リーリング時にカチャ音

✓ハンドルノブのゴリ感

✓全体的にグリス切れの症状

ノブの片方はゴリゴリとノイズが出ているのでダメージがありそうです驚き

 

しっかり整備していきたいと思いますビックリマーク

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片側が固着しており、すぐには外れませんでしたあせる

 

 

浸透潤滑剤で時間をかけてようやく外れました

 

ベアリングは全滅です泣くうさぎ

 

 

カスタム防水キャップが装着されていました

 

-が、締め込みが強いようで微動だにしません滝汗
これ以上は危険なトルクなのでキャップは外さずに作業を進めます

 

 

スプールを分解します

すこしメタル位置が下がっていますね虫めがね

 

 

グリスは劣化しています

油分が抜けて変質しているので、本来のドラグ性能からだいぶ低下しています真顔

 

 

フェルト汚れも少々

 

 

 

ローター廻りはきれいですOK

 

 

ベアリングの動きが少し悪いですが、ここは洗浄&注油で大丈夫そうです

 

 

パッキンの汚れも少々

気が向いた時に拭き取りするだけでも効果がある場所ですウインク

 

 

ベアリングも大丈夫そうです

 

 

ローターを分解していきます

 

 

装着時はそこまで気になりませんでしたが

分離してチェックするとシャリつきが気になります驚き

 

 

パッと見は気付かないと思いますが…

カムアームの削り粉がすごいことになっていますゲッソリ

 

ボルトとカムアーム摺動部に灰色の粉が付着しています

穴径が拡がってベイルのガタつきの原因になります

 

 

ローター側はそこまで削れてなさそうです

 

 

グリスが劣化して動きが悪くなっていましたあせる

 

 

ハンドルノブの固着分離にだいぶ時間を要しましたゲッソリ

 

この時点ではあるパーツの異変に気付いていませんでした。。

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腰下の分解作業に取りかかります

 

 

後ほど分解洗浄します

 

※上の腰下画像にもチラ見えしていました

 

フリクションリングに謎の破片が挟まっていましたゲッソリ

 

 

ベイルの取り付けカバーの付け根が折れていましたあせる

分解時に違和感なくスッと取れたので気付きませんでした

 

破片が悪さをしていなくてよかったです

 

 

押さえ板のボルトが異常なトルクで締められていました滝汗

 

すべり止め剤を使ってようやく緩められました

 

 

 

ボディを開けていきます

 

 

ご開帳

 

 

カバー側は比較的きれいです

 

 

ギアグリスが半周ありませんあせる

 

きれいに半周なくなっているので、高温下で長時間放置したものと考えられます

 

 

ピニオンギア部のグリスが緑色ですポーン

 

その他部位のグリスは変質して触り心地が悪いです

 

 

ドライブギアとの接触部が黒ずんでいます真顔

 

分解前の巻き心地はそこまで悪く感じなかったので、吟味が必要になりそうです

 

 

 

ベアリングは異常なし

 

 

グリスが真っ黒なので摩耗していますね


全体画像は撮り忘れていましたあせる

 

ベアリングはハンドルノブ以外はとくに問題なさそうでした
グリスの劣化&汚れ、ピニオンギアのダメージ次第といった感じですね凝視



今回の作業はここまで
洗浄・組み上げは次回のレポートをお待ちくださいOK

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