こんにちは、花梨です。
皆さんは使い物にならないものと言ったら、何を思い浮かべますか?
壊れたおもちゃ、火の出ないライター、穴のあいた鍋…。確かにいずれも無用の長物、即廃棄物としても何ら差支えありませんが、使えないのに容易に破棄できないものがあるとしたら、皆さんならどうしますか? 実は我が家はここに、つい何日か前まで“玄関”がランクインしていました。
「鍵がこわれたの?」
いいえ。いわゆる故障に当たるような不具合は一切ありません。出入りは出来ます、したくないだけで。
そう。さることが原因で、壊れていないにもかかわらず、我が家は突然2日間も籠城を余儀なくされました。どうしたのって? 通行者を厳しく監視する輩が玄関を陣取ったんです。ごく少数、しかも身長5センチにも満たない輩で!!
隣家の樹にアシナガバチが巣を作ったのです。「数が増えてるような…?」と思った矢先に、うちの周りをぶんぶん周回するようになり、家人が出かけるために扉を開けた瞬間、飛ぶような速さで侵入を果たしました。
彼らにしてみれば、お引越しの挨拶だったかもしれません。でもこちらにしてみればで、突然の戦闘勃発状態となりました。
対G用の殺虫剤があったからよかったものの、それでも2匹(最初は3匹だと思っていた)に扉を占拠されました。全力で噴射し、中身がなくなるほど薬を撒いたけど、でも即死しない彼らは、扉付近まで追いつめられて姿を消しました。羽音も聞こえないけど、死体も不明です。ホントの恐怖は、実はここからでした。
玄関って、意外にものが多いって知ってますか? 傘、鍵や印鑑を置く小物入れ、ラケット、何より彼らが潜伏し、なおかつ我々に攻守逆転、一撃必殺を狙える場所がありました。
“靴”です。針が残っていれば死んでいても刺されることはあり(刺されるというよりは刺されにいくという表現が当たってますが)、むやみにいじれません。
そこで仕方なく1時間おきに玄関に行っては薬を撒き、2日そのままにして、玄関占拠3日目、むろん羽音も黒い飛行物体も目視出来ないのを確認の上、いよいよ行動開始です。
帽子、白い服という戦闘服に身を包み、殺虫剤を構えるパートナーと2人一組で、まずは靴の中の捜索から始め、ミッション開始2時間後、傘立ての裏側で1匹、さらに1時間後、小物入れの陰で2匹目を発見しました。死体の確認で、ミッションは当然終了宣言となりましたが、そこから今度は玄関復旧作戦と名を変え、作業が続行されました。殺虫剤の撒きすぎで、傘、靴、鍵はもちろんのこと、玄関扉を始め、収納の扉や廊下、あらゆるものがべたべたになっていたからです。洗えるものは洗い、捨てられるものは捨て、拭いて拭いて拭きまくり、すべての作業があらかた済んだのは、陽も傾きかけた夕方でした。
「え? まさか明日会社?」
さわやかな秋晴れの下、楽しい3連休だったはずなのに。洗濯して掃除して(掃除はしたか)、布団干して、ちょっと遊びにいくはずだったのに(+o+)(+o+)
出入り出来ない玄関ほど、意味ないものはないのを思い知り、飛ぶ虫に怯えることを覚え(マジ足すくみます)、疲れだけが確かな手ごたえとして残った連休となりました。
こんな連休、きっと一生ものでしょうね……(T_T)
犯人はこいつだ!! 興奮と恐怖のあまり、手が震えてボケています。

















