Sleep No More - スリープ・ノー・モア
2年前に
ニューヨーク・ブロードウェイの
振り付け師である
パティ・ウィルコックスが
私に話してくれた
ニューヨーク市内
27通りのウエストサイド側にある
”McKittrick Hotel"ーマッキトリック・ホテルでの
演劇のショー
今まで機会が
なかなかなかったのですが
つい先週に
素晴らしい機会に恵まれ
行ってきました!!!!!
ショーの当日の一週間前から
ネットでいろいろ調べ
写真を見て
ビデオ・クリップを見て
人々のコメントを読み
人々の体験談を読み
もう・・・興奮しちゃって
小さい子が
ディズニーランドへ行く前のように
もう・・・頭の中が
このショーのことで一杯で・・・
こんな機会に恵まれた私は
なんて幸せなんだろうか・・・と
最高に幸せな気持ちになり・・・
いよいよ当日のその日・・・
いつもブロードウィのショーを
見に行くときは
ちょっとおしゃれして
ハイヒールを履いていくのですが
その日は
私のステキなドレスは
クローゼットの中に残して
私のステキなハイヒールも
クローゼットの中に置き去りにして
替わりに
楽な服に
ヒールの低い楽な靴です!
なぜなら・・・
この”Sleep No More"-スリープ・ノーモア
と言うショーは
ブロードウェイのショーとは大きな違いがあって
観客は座席に座ってショーを見るのではなく
俳優のすぐ側に立って
俳優と一緒に歩いて
俳優の後を追っかけて走って
行きたい階へ
見たいシーンへ
自由に
動き回ることが出来るからです
体験型演劇?
とでも言うのでしょうか?
新しい演劇グループが開催している
驚くほどの
素晴らしいセッティングの
演劇です
この演劇の舞台となっている
"MaKittrick Hotel"は
もとは廃墟となっていた倉庫を
改装して
この演劇の設定である
1930年代のホテルに作り上げられています
外装は今でも
廃墟の倉庫っぽいです
看板も何もありませんから
チケットを持っている観客は
住所を確認し
ショーの時間の少し前に
その建物の前に行き
外に立っている係りの人に
チケットを見せます
すると
係りの人は
手にスタンプを押してくれます
ショーは
夜の11時から始まります
それもあって
21歳になっていないと入れません
IDの提示が必要です
中に入る時に
別の係りの人が
手のスタンプを確認します
中に入ると
まず
コート・ジャケット・手荷物を全て預けます
小さいバッグもだめです
でも
バーで
飲み物を買う為に
お金やクレジットカードを
ポケットに入れておく人もいます
そして
階段をあがる時に
カードを渡されます
階段を上がると
そこはバーで
観客は飲み物を飲んだりして
しばらくライブのミュージックを楽しみます
15分くらいすると
係りの一人が
カードの番号を読み上げます
そのカードの番号を持っている人は
指示された通路へ行きます
一つのグループは
8~10人くらいだったかしら
通路にはエレベーターがあり
エレベーターに乗る前に
仮面を渡され
そして
演技中のルールを言い渡されます
ルール1:観客は演技中は仮面をつけていること
ルール2:話をしてはいけないこと
ルール3:写真撮影は厳禁
仮面をつけていないのは
役者達だけです
中にいる係りの人達は
黒の仮面をつけています
ショーには約13~15人くらいの役者が
演技しています
ホテルは6階あり
その階ごとに
ストーリーの設定の部屋・飾りつけがされています
飾りつけのものいろいろ
観客は
触ることも出来ますし
タンスや机の引き出しを
開けることも出来ます
椅子にすわったり
ソファに座ったりも出来ます
まず
このショーは
シェイクスピアのマクベスが土台になっていますが
その設定やキャラクターを
1930年代に変えています
俳優には台詞がありません
あくまでも
体と表情で演技します
そして
観客は
どの俳優の後を追ってもいいし
一人の俳優に決めなくてもいいし
観客は
思いのまま
好きなように
ショーを堪能します
一つのショーは
約1時間
そして
そのショーが3回繰り返されます
なぜなら・・・
観客は座って見ているのではないですから
俳優を足で追いかけて
部屋から部屋へと移り
演技を見ていきますから
一回のショーでは
全てを見ることは出来ません
また
ショーの回数ごとに
見る俳優を変えると
ショーの同じシーンを
別の角度からも見ることが出来ます
私の説明では
ピンと来ないかもしれませんね
こればかりは
体験しないとだめかもしれません
ストーリーは
マクベスが土台ですから
このショーには
少しショッキングな場面もあります
俳優達が観客の目の前で
キスもします
また
演技だけではなく
たくさんのダンスのシーンがあります
舞踏会のシーン
モダンダンスのシーン
2人の俳優だけのダンスのシーン
それはそれは
ロマンチックで
セクシーで
私もダンサーだから
ダンスのシーンはとても好きでした
狭い限られたスペースで
ミスすることなく
繰り返される
素晴らしいリフトも
目が釘付けになって
見ていました
私もやってみたい衝動に駆られました・・・
日本語でのインフォメーションサイトがあります
http://www.at-newyork.com/musical/2014/12/sleep_no_more.html
・・・続きはまた明日にでも・・・キャシー