アメリカでは
女の子の16才のお誕生日は
スイートシックスティーンと言って
ほとんどの人は
それはそれは
大きいパーティーを開きます
要するに
社交界へのデビューと言う意味での
大きなパーティーです・・・
私の16才のお誕生日は
大きなパーティーではなく
とっても
貴重な
プレゼントだけの
家族だけの
パーティーでした・・・
プレゼントの中のひとつに
お母さんが
3-4ヶ月かかって
作った
Keepsake-思い出帳がありました
たくさんの人からの
心のこもった
私宛のメッセージで
埋め尽くされていました
この思い出帳の中には
私が生まれた時の写真
成長過程の写真
スケートの写真も
たくさん貼り付けられていました
お母さんは人から人へと
この思い出帳を
届けて
メッセージを書いてもらい
また
郵送して
メッセージを書いてもらい
送り返してもらったり・・・と
時間をかけて
私の為に
作ってくれました・・・
その1ぺージ目に
一番最初のメッセージが
アンディからのものでした・・・
お母さんは
第1ページを
アンディの為に取っておいたのでした・・・
アンディは
そのことを
とてもうれしく思っていたそうです・・・
アンディからのメッセージは・・・
”Dear Cathy,
If words came as readily as ideas and ideas as feelings, I could say ten hundred kindly things.
You already know my supreme happiness at having known you and been able to call you my friend.
In our time together, it is I, who has learned much. Much about kindness, generously of spirit, and love of these that surround us.
The comfort of having you as a friend may be taken away as you move on in your life, but not that of having had you be my friend and student.
Thank you. Happy birthday. Good luck to you as you move forward.
Lots of love,
Andy Stroukoff ”
”親愛なるキャシーへ、
もし、言葉が感情のように、一瞬にしてでてくるのなら
千以上もの君のやさしさを言い表すことができる
君はすでに、君のことを友人と呼べる、僕の最高の幸福をしっているだろう
僕達の一緒に過ごしてきた時間の中で
僕が一番たくさんのことを学んできた
たくさんの親切心、精神のやさしさ、そして
愛すべき僕たちの周りの全てのもの、、、
僕の友人として、今いる君の存在は
いつか君が成長して行くにつれ
失われてしまうかもしれない
しかし、君が僕の友人であり生徒であったということは
これからも決して失われることはない、、、
これからの君の成長に幸運を願っている、、、
たくさんの愛と共に、、、
アンディ”
・・・・・・・・・・・
このメッセージを読んで
涙がとめどなく流れて
心が締め付けられるほど
うれしかった、、、
なんと
うれしかったことか、、、
大人は
子供にとって
師匠、先生です
大人が子供に教えるのです
子供は大人から
いろいろなことを学びます
でも
大人も
子供から何かを学び取ることが出来るのです
まだ
子供であった私が
どうして
アンディの人生に
影響を与えたのか
とても不思議でした、、、
私とアンディが
コーチと生徒のつながりを
通り越して
友達となったとき
お互いがお互いに影響を与え始めた
すばらしい
友人関係を
築き始めたのです、、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レッスンの最後の日
アンディは
来ませんでした・・・
何となく
来ないだろーな
と思っていたから
とても残念で
寂しかったけれど
仕方ないと思っていました・・・
それから
4ヵ月後・・・
シェイリーンのところに移ってからの
最初の大きな試合
レイクプラシッドのダンス大会で
フリーダンスを滑り終えて
クリスと一緒に
出口に向かっていた時
目の前の
客席の中に
アンディを
見つけました・・・
すぐに
スケート靴に
ガードをつけて
客席を駆け上がり
アンディの腕の中に
飛び込んでいきました・・・
アンディも
私も
感動で
涙で
お互いが見えないくらい・・・
アンディは
私達が
とても成長したこと
すばらしいアイスダンサーになってきていることを
とても自慢に思うと
言ってくれました・・・
この
レイクプラシッドの大会は
ゴールドメダルを
たくさん取れて
とてもうれしかったけど
一番うれしかったのは
アンディが来て
6時間もかけて
ドライブして
私とクリスに会いに
私とクリスのスケートを見る為に
一人で来てくれた・・・
そして
私とクリスの成長を見てくれたこと・・・
・・・・・・・・・・
人生においては
人とも出会いは
何ものにもかえがたい
貴重な
宝物です・・・
・・・・・
こうして
ブログで
たくさんの人と
知り合いになれること
なんて
すばらしいのでしょう!
みなさん
ありがとう!
キャシー