ライブ配信三昧を楽しんだゴールデンウイーク!エリザベート・ガラコンサートのライブ配信に引き続き、宙組公演「ホテル・スヴィッツラハウス」の配信を視聴しました。

 

エリザベートのガラコンサートのカーテンコールは、千秋楽ということもあり、小池先生が熱のこもったご挨拶をされ、出演者の皆さまも一言ずつ・・・ということでそれぞれの思いを自分の言葉で伝えてくださいました。小柳先生のご挨拶もありました。小池先生によると、この日のライブ配信視聴者は3万6千人。映画館でのライブビューイングのチケットが6千枚売れたそうなので、4万人以上の宝塚ファンが千秋楽見ることができた、ということになります。すごい人数に驚き、感動的な出演者のご挨拶に心が動かされました。でも、カーテンコールがこれ以上長引いたら、宙組公演の配信が始まってしまう・・と、ちょっと心配になりましたが、無事に宙組公演の時間前には終了となりました。配信開始まで少し時間に余裕があったので、友人たちと感想を話し合ったり、トイレにいったり、お茶を飲んだり・・・と、休憩時間を大急ぎで過ごした後、いよいよライブ配信が始まりました!

 

この前のライブ配信で視聴した「ロミオとジュリエット」とは始まり方がちょっと違っていて、開演アナウンスなしに配信が始まりました。久しぶりに見る真風さん!スーツ姿で登場された時には、かっこいい三つ揃いのスーツの着こなしにドキドキしました!本当に真風さんはスーツ+長めのトレンチコート+ソフト帽の組み合わせが良くお似合いです。キキちゃんのスーツ姿もかっこよかったです。宝塚の男役さんのスーツ姿って、どうしてあんなにかっこいのでしょう・・・。真風さんの外交官らしい品格と知性溢れるお姿。リーゼントの髪型も完璧です。正当派男役スター真風涼帆。みりおちゃんとのぞ様が退団され、間もなく珠さまもご卒業・・。トップスターの世代交代期にあって、真風さんは重量感、風格、経験全てにおいて貴重な人材だと思いました。

 

この公演は、真風さんと潤花ちゃんの新トップコンビのプレお披露目公演。潤花ちゃんと真風さんの相性はどんな感じかな・・・ということも気になりましたが、潤花ちゃんが大人の素敵な女性のイメージを良く出していて、大人な真風さんととてもよくお似合いでした。

 

この作品は、植田景子先生の作品で、植田先生は文化庁からの派遣でヨーロッパに留学されてから、バレエを重視する作品を作られる傾向があるように思います。花組の「愛と革命の詩ーアンドレア・シェニエ」や、月組の「舞音」ではハンブルグバレエ団のソリストとして活躍された大石裕香さんの方にお願いされた素敵な振り付けのダンスを見せていただきました。今回のお話の中でも、バレエ・リュスというバレエ団のお話や、闘病中のニジンスキーへの寄付のためのチャリティー公演を行うバレエ団という設定があり、バレエに造詣の深い景子先生ならではのお話になっていました。

 

ストーリーは、とてもよく構成されたラブ・サスペンスで、戦時下のスパイのお話がベースになっています。謎解きの要素もあり、最後まで作品に引き込まれて観ていました。戦時下にあっても、バレエという美しい芸術を守り愛することは、人間にとって大切な役目である・・・・というメッセージが、現在、コロナ禍の影響で公演の中止や延期を余儀なくされている状況に向けられたメッセージとして伝わってきました。

 

上流階級の方々が宿泊するエレガントな老舗ホテルで行われる美しく上質なバレエ公演・・・・。そして、そこで芽生える爵位を持つイギリスのエリート外交官と、美しいバレリーナの恋・・・・。とても宝塚らしいお話で、これまで植田景子先生に対して抱いていた、「観客をお置いてきぼりにする意識高い系演出家」というネガティブな印象が一変しました。景子先生は宝塚の座付き作家として素晴らしいお仕事をする演出家なんだ!とすっかり景子先生のファンになりました。

 

最近見た宝塚の作品では、「フォルティティッシモ」は主演の二人の関係にはラブストーリーは無かったですし、花組の「アウグストゥス」でも主演の二人は友人以上の関係ではなかったので、キュンキュンするラブシーンはなくて、宝塚歌劇にトキメキを求めるファンの私はちょっと消化不良なお話が続いていました。今回、久しぶりに、宝塚らしい王道のラブストーリーを拝見させていただいたきました。男役さんはひたすらかっこよく、娘役さんはひたすら可憐で美しく、その二人が出会い、素敵なシチュエーションの中、ドキドキするロマンチックなセリフのやり取りがあって、最後はハッピーエンディング、という宝塚ファンにとっては王道のストーリー。景子先生の座付き作家としての経験値や底力を見せていただきました。ブルーレイディスクが発売された絶対に買いたい、とおもいました。あのかっこいい真風さんのお姿を何度も繰り返してみたい・・・。

 

特に印象に残ったのは、潤花ちゃんがホテルのバーでお酒を飲みすぎてフラフラになっていた時、閉店になってしまったバーから潤花ちゃんを真風さんが自分の部屋に連れて行くシーン・・。友人たちと「えーっ、連れて行っちゃうんだ・・・」「そういう展開に?」「いいの??」とドキドキするシーンが始まり、二人の会話があり、そして真風さんがネクタイを・・・。あのネクタイの外し方はかっこよかったです!そして潤花ちゃんのブラウスのリボンに手をかけ・・・。テレビの前では「キゃーっ!ネクタイ外してる!」とか「あ、潤花ちゃんのブラウスのリボンに・・・」。と悲鳴が。そしてベッドに倒れこみながら暗転に・・・という流れになった時には、私たちは恥ずかしくなって画面を正視することが出来なくなってしまいました。いい大人の私たちをこんなにもキュンキュンさせてくださった真風さんに感謝です。

 

そのほか、どういう脈絡だったか忘れましたが、真風さんが潤花ちゃんに「これが返事だ」と言うやいなやキスするシーンにもドキッとさせられました。後半は、もうストーリーはどうでもよくなって、ひたすら真風さんのかっこいいお姿やかっこいセリフにときめいていました。やっぱり宝塚はこうでなくっちゃ、と素敵な作品を作ってくださった景子先生には感謝気持ちで一杯です。

 

終演後のご挨拶では、真風さんが無観客状態の中で演じた無念さをにじませながらも、ライブ配信と言う形であっても公演が出来たことに感謝の気持ちを涙をこらえながら語るお姿にも感動しました。一日も早く、客席から舞台に拍手を送れる状況が来たらいいな、と思います。

 

緊急事態宣言は、月末まで期間を延長、ということになりそうですが、大規模なイベントについては、定員の半数を上限にするとか、5千人以下の規模にする、といった条件で実施を可能にすることも検討されているようです。定員の半数でもいいので、劇場にお客様が入った状態で生徒さん達に舞台に立ってもらえるようになったらいいな、と思います。

 

緊急事態宣言が延長になると、15日の月組公演の初日は中止ということになるのでしょうか。それとも半分の定員で実施していただけるようになるのでしょうか。なんとか無事に初日の幕を開けることができるようお祈りしています。