5月8日に宙組バウホール公演「夢千鳥」を観ました。バウホール公演のチケットは入手困難なため、見たくてもあきらめなくてはならない作品が多いのですが、今回は、急遽、無観客でのディレイ配信と言う形で舞台を見ることができました!ディレイ配信、とは聞きなれない言葉だったのですが、ライブではなく、収録した時から少し時間を置いて配信されるので、Delayということなのですね。開始時間が19時からと、主婦にとっては食事の支度をしながらの時間帯の配信だったのがちょっと困りましたが、そんなことより、見ることが出来なかったはずの作品を見ることができただけで感謝です!これから、アフターコロナの時代になっても、バウホール公演や新人公演など、チケット難の公演はライブ配信をしていただけたら嬉しいです。

 

さて、作品の感想ですが、作・演出はこの作品がバウ公演デビュー作となる新人の栗田優香先生。新人の演出家の作品とは思えない、大正ロマンの香り溢れる素敵な作品でした。私が大好きなみりおちゃんの代表作の「春の雪」の時代背景や、バウホールという小劇場の空間を使った丁寧に作られた作品、という点が共通していたように思います。昭和と大正の時代を行ったり来たり・・。和希そらくんが映画監督と、竹久夢二の二役に挑戦して、二人の人物の境界線がなくなっていく流れの中に、魅力的な女性達が絡んできて、とても面白いお話の展開でした。最後の終わり方が、ちょっと平凡でありきたりな感じだったのが残念でしたが、才能のある方なんだな・・・と、また一人、素敵な女性座付き作家が誕生したことを嬉しく思いました。

 

この作品の中で特に印象に残ったのは、和希そらくんの歌唱力と素敵なダンス、そして、理想の女性を追求する破滅型の芸術家としての役作り・・・・。そらくん、大人っぽくて、多くの女性を虜にしてしまう色気を振りまいていて素敵でした。そらくん、上級生になったんだな・・・と感無量でした。環とレナの二役を演じる天彩みねりちゃんの大人っぽい美しさにも目を見張りました。可愛い娘役ちゃん、という印象だったみねりちゃんが、いつのまにこんなに素敵な魔性の女のような魅力を漂わせるようになったのでしょう・・・。みねりちゃんは歌も上手でデュエットダンスのスカートさばきも素晴らしかったです。

 

そら君とみねりちゃんのコンビといえば、そら君のバウホール初主演作品「ハッスルメイツ」の中で、みねりちゃん演じるワンちゃんと飼い主のそらくんの、愛に溢れる温かくも切ない物語の1シーンを思い出しました。あの時の二人は本当に可愛らしいカップルだったのですが、こんなに大人の関係を演じるようになるとは・・・。月日の流れを感じます。素敵な娘役に成長したみねりちゃんのこれからの益々の活躍を期待しています。

 

そして、その他にも、彦乃さんを演じた山吹ひばりちゃんと、お葉さんを演じた水音志保ちゃんもとても印象的でした。山吹ひばりちゃんは、数年前の文化祭で発見した実力派の娘役さん。まだ研3の若い娘役さんです。可愛らしいだけではなくかなりの実力派とお見受けしました。これからが楽しみです。水音志保ちゃんは、竹久夢二の第三の女として登場する、東京美術学校の美人モデルの役。美しさに圧倒されました!宙組にこんなに美人の娘役さんがいたんだ・・・と

あらためて発見した気分でした。

 

そして、男役さんの中でも特に目立った活躍をしていたのは、亜音有星君でした!!!亜音有星くんは、以前からずっと気になっていた若手男役さん。まあさまと同じ佐賀県出身で、星組の男役の蒼舞咲歩さんと姉妹ということなど、プロフィールも頭の中にしっかり入っています。

亜音有星くんはみねりちゃんを相手に、色っぽいシーンを数々こなしていました。背が高くて、お顔が小さくて、立っているだけでかっこいい男役さんです。今回の作品では、主人公のライバルのようなポジションを演じていました。103期生なので、96期生のそらくんとは7学年も違うことになります。でも、かなり色っぽくて大人っぽい役を素敵に演じていました。本格的にファンになってしまいそう・・・・・。とても素敵でした!

 

最後のフィナーレでは、そらくんとみねりちゃんの夢々しいデュエットダンスが2回ありました。そして、そら君を中心とする男役さんの群舞もとてもかっこよかったです。

 

家に居ながらにして、安心・安全にチケット難のこんなに素敵な舞台がみられるとは・・・・。

コロナ禍の中、沢山の作品を配信してくださっている宝塚歌劇団に感謝です!