たま様の退団公演となる「桜嵐記/Dream Chaser!」。いよいよ千秋楽が近づいてきました。初日とその次の週に2回観劇させていただき、4回目となる最後の観劇は千秋楽の前日となるさよならショー付きの15時半公演を観劇させていただく予定だったのですが、急遽予定が変更になり、前日の15時半公演を観劇することになりました。楽しみにしていた前楽のさよならショーをみることができなくなってしまったのは残念でしたが、たま様の退団公演というチケット難の特別な公演を4回も観劇することができるのだから、感謝しなくては・・・・と思いながら娘と一緒に大劇場へ・・・!

 

今回の月組公演は、お芝居もショーも素晴らしくて、毎日でも見たくなる素晴らしい作品でした。トップスターの退団公演の作品は、どちらかというと「???」という作品が多くてファンががっかりするというのが定説になっていますが、今回は本当に素晴らしかったので、たま様のファンの皆様はとても喜んでいらっしゃるのではないかと思います。特にお芝居はたま様がめちゃくちゃかっこよくて、たま様のために描かれた宛書作品として、これ以上の傑作は無かったのではないかと思うぐらい、本当に素敵な作品でした。わたしのような、にわかたま様ファンでも大感動なので、たま様を長く応援してこられたファンの皆様にとっても、たま様の最高の有終の美を見てお別れができたということはとても幸せなことだったのではないかと思います。上田久美子先生は本当に素晴らしい座付き作家だとつくづく思いました。「月雲の皇子」では、今回のように古典的な作品でたま様のりりしさや品格のあるたたずまいや美しさを見せてくださって、「Baddy」では、不良っぽくて悪いたま様のかっこ良い一面を見せてくださいました。今回の楠正行は、たま様にぴったりのキャラクター。弁内待との淡い恋の描き方や桜吹雪の中で合戦に向かっていくたま様のお姿や、最後の出陣式の演出など、本当に心に残る名シーンがたくさんありました。

 

そして、4回も観劇をさせていただいたので、上田先生が、素晴らしい作品をさらに素晴らしくするために、初日から演出を少し変えられていることにも気がつきました。初日には、冒頭の部分で、老年期の楠正儀役の上月るう組長がせりあがってきて南北朝時代の解説をするシーンから始まり、しばらくたったあとで、たま様の開演アナウンスがあって客席から割れるような拍手が・・・という流れになったので、すこしお芝居の進行に影響がでてしまったということがあったのでしょうか、次に見たときには、せりあがってきた上月組長が「開演アナウンスでは拍手を控えてください・・・」のようなことを客席に向けておっしゃったような記憶があります。その次に見たときには、開演アナウンスや楠三兄弟の登場シーンの拍手で舞台進行に影響がでることはなくなったのですが、千秋楽の2日前の昨日の舞台では、たま様の開演アナウンスが最初に流れた後で、上月組長がせりあがってきて説明を始める、と言う流れに変わっていました。作品によっては、途中で開演アナウンスを入れるのが効果的なこともありますが、やはり今回の作品の冒頭部分では、通常の作品のように、最初に開演アナウンスと指揮者の紹介があったほうが良かったと思います。妥協を許さず改良を重ねるウエクミ先生・・・。素晴らしいと思いました。

 

今回の観劇は、MY楽ということもあり、たま様の最後の姿と楠正行の最後の姿が重なって、出陣式のシーンでは号泣でした。弁内待になりきってたま様との辛いお別れをしました。ありちゃんの後村上天皇が出陣式で出立する正行に「戻れよ!」という言葉をかけて幕・・・・となるのですが、わたしも、「戻ってきて!辞めないで、珠さま!!」と心の中で叫んでいました。

 

ショーの「Dream Chasesr!」も素晴らしい作品で、いつもあっという間に時間が過ぎてしまうのですが、特に私が好きなシーンはたま様のタンゴのシーンです。男役とも組んで踊る激しいアルゼンチンタンゴの足さばきや、娘役さんと組んだ時に首・・というか頭を大きな手でグイっと掴んで踊るシーンにはいつもドキッとさせられます!!スーツがお似合いのたま様、今回も本当に素敵でした。

 

そして、この日の注目のシーンはなんとたま様率いる月組メンバー全員がアフロ姿で登場した場面でした!

笑いを取る場面での余興的なアフロではなくて、それは、ジャニーズのようなかっこいいダンスをれいこちゃんを中心に踊る「I'll be Back」

の次の青いお衣装を着て全員が出演するDawn(暁)のシーンで起こったサプライズでした。たま様が大きなグレーのアフロのかつらに大きな三日月の飾りをつけて登場した時には客席からどよめきが!!そして、さくらちゃんもアフロで登場!さくらちゃんのアフロには大きなスパンコールのリボンがついていました。れいこちゃんのアフロはショッキングピンクで、たま様よりも小さめの三日月の飾りがついていました。次から次へとアフロをかぶって登場する月組生。客席は大盛り上がりでした!

 

わたしは宝塚観劇歴は結構長いのですが、月組の「アフロ祭り」については噂には聞いていたものの、実際に見たのは初めてです!千秋楽や前楽という特別な日ならともかく、まさかこのような特別な演出を見られるなんて・・・。油断していたので本当にびっくりしました。アフロをかぶって真面目に一糸乱れずにクールな表情で踊りまくる月組生の姿がとても楽しくて微笑ましかったです。これまで3回見た中で最高にエネルギーを感じました。でも巨大なアフロをかぶっていても、やっぱりたま様はたま様!とってもかっこよかったです!最後の決めポーズでは、銀橋と舞台にズラリと並んだ月組生全員が「アフロ!!」と叫び、ポーズを決めたところで客席からは割れんばかりの大拍手が!たま様、楽しいサプライズをありがとうございました!

 

最後の燕尾姿のたま様も安定のカッコ良さでした。今日はアフロ祭りで月組生が心を一つに!というシーンを経た後だったからでしょうか、いつも以上に気合が入った黒燕尾の群舞だったように思いました。最後に、美しい娘役さんの影ソロをバックにたま様がひとりで残って踊る「メモリー」のシーンは、本当に素晴らしかったです。宝塚男役の完成形を見せていただいたように思いました。

 

・・・ということで、私の最後の観劇は、「アフロ祭り」という貴重な場面に遭遇することができて、とても幸せでした。前楽のさよならショーを観ることが出来なくなったのは残念でしたが、アフロ祭りでちょっと明るく楽しい気持ちになって、たま様とお別れできたかな、と思いました。

 

千秋楽のライブ配信はまだ申し込んでいないのですが、このタイミングでこのようなサプライズが待っていたとは・・・。まだまだたま様からのサプライズがありそうです。やっぱりライブ配信はちゃんと見ておかなくちゃ…という気持ちになっている今日この頃です。