コロナ禍で1年間中止になっていた新人公演がようやく復活しました。久しぶりの新人公演❣️お席は1階の後方席でしたが、上田先生の作品の持つ絶大な力や新人公演ならでは緊張感、1回限りの公演で力を出し切ろうとする若い生徒さん達のエネルギーに圧倒されて、涙なしではみられない感動的な素晴らしい新人公演でした。

 

この作品は、たま様の退団公演の作品なのでたま様のために宛書された作品です。本公演はすでに3回観劇しましたが、たま様がかっこよすぎて、たま様のために描かれたたま様のための作品としてこれ以上の作品は無い!と思うぐらいたま様のかっこよさをめちゃくちゃ引き出してくださっている作品です。新人公演主演の礼華はるくんは、長身でスタイルが良くてお顔も小さくて、立ち姿は完璧!歌やダンスも上手な生徒さんなので、ずっと注目してきた若手のホープですが、たま様のために描かれた作品なので、どれだけはる君のかっこよさを出すことができるのか・・・と、ハードルの高さを心配していました。

 

たま様だけではなく、楠三兄弟それぞれがかっこいいキャラクター💕次男の正時は、クールな反面、妻を大切に思うロマンチストな面も持ち合わていてちなつちゃんがとても素敵に演じていますし、やんちゃで好き勝手なことを言っているけれどもやるときはやる、という男気溢れる三男の正儀を演じるれいこちゃんもかっこよかったので、正時役の一星慧くんや、正時役の彩音星凪くんのハードルもさぞや高かったことと思います。でもこの3人は本役さんたちとはまた違う魅力あるキャラクターを演じていて、とても素敵な「新・楠三兄弟」でした!

 

礼華はるくんは、和物のお化粧がとてもよく似合うお顔立ちで、甲冑姿がとてもよく似合っていました。スターオーラが出ていて、凛々しくてかっこよかったです。最初はちょっと緊張していたような感じがありましたが、後半に向けて緊張がほぐれたのか、歌も素晴らしくて立ち回りもかっこよかったです。

 

彩音星凪くんは、お顔立ちがすごく華やかで、長身でスタイルが良い男役さんなので下級生のころから注目していましたが、いままでソロの歌を聞いたことがなかったので、歌唱力は未知数でした。ところがこの日のソロを聞いて想像以上に歌が上手だったのにびっくり!しかも本役のれいこちゃんに声がそっくり、ということにもびっくりしました。若さゆえのやんちゃぶりやハチャメチャぶりは、落ち着いたキャラクターのれいこちゃんを超えていたように思えました。この日の星凪くんの正儀は、本当にキャラクター的にもぴったりで、最後の四条畷の決戦のシーンの時は、やんちゃぶりを封印して武士として勇ましく戦う姿や、瀕死の正行から後を任されて戦場から立ち去っていく姿がとても印象的でした。この日、彩音星凪君の活躍は、本当に素晴らしかったと思います。宝塚にまた1人の新たなスターが誕生した瞬間に居合わせた❗️という感じでした💕でも、星凪君は礼華はるくんと同期で研究科7年目なので、これが最後の新人公演になってしまうのでしょうか...😢この1年間、新人公演が出来なかったことは研究科7年目の生徒さんにとって、本当に気の毒でした。彩音星凪くんにも、新人公演主演のチャンスを与えてあげて欲しかった・・・と思いました😢😢😢

 

次男坊の正時役の一星慧くんも、とても長身でかっこいいので、下級生のころから注目していた生徒さんです。「カンパニー」の新人公演で、一星慧君はまゆぽんが演じた製薬会社のサラリーマンの役を演じていたのですが、まゆぽんが社員食堂でおうどんをすすりながら食べる姿がかっこよくて、いつもドキドキしていたのですが、一星慧くんの社員食堂でのランチの姿も、まゆぽんと同じぐらいかっこよかったです!一星くんはサラリーマンのスーツがよても良く似合っていましたが、サラリーマン姿だけではなく和物の武士の姿もとてもお似合いでした!ちなつちゃんの正時とはまたちょっと違って、クールさよりも優しさや愛が全面にでている正時は、またちなつちゃんの正時と違う魅力がありました💕

 

楠三兄弟以外にも、とても気になったのはヒロインの弁内侍役のきよら羽龍ちゃんです。彼女は入団早々、本公演でも目立つ役を与えられてきた注目の娘役さんですが、小柄で可憐な姿は公家のお姫様のイメージにぴったりで、お芝居の声がすでにヒロインの声として出来上がっていて、演技や歌唱力が素晴らしく、これからトップ娘役の道をまっすぐに進んでいく人なんだろうな・・と思いました。本当に素晴らしかったです。礼華はるくんとの並びもとても美しかったです。

 

その他、目立っていたのは、風間柚乃くんと天紫朱李ちゃんの落ち着いた演技!本公演でも主要なポジションを与えられている経験が、こういうところで光っているような気がしました。舞台人は経験を重ねることが大切なんだということがわかりました。

 

ちょっと残念だったのは、期待している娘役さんの結愛かれんちゃんと蘭世惠翔ちゃんが目立った役を与えられていなかったことでした。この二人の美女になかなか目立った役が回ってこない、というのはとても残念です。ぜひ、この二人の美しくて魅力的な娘役さんたち適材適所で起用していただきたい!!と思っています。結愛かれんちゃんは、たしか「All for One」の時に新人公演のヒロインに抜擢されていましたが、蘭世惠翔ちゃんはまだヒロイン経験がないのでは・・と思います。今、研6の蘭世惠翔ちゃんに、ぜひ次回の新人公演でヒロイン役をさせてあげてほしいな・・と思いました。

 

その他、気になった生徒さんは後村上天皇役の彩路ゆりかくんと、大田百佑役の遥希れおくんです❣️彩路くんは、雅やかな公家言葉や立ち居振る舞いが高貴な天皇のイメージにぴったり。お顔立ちも品が良くて適役だと思いました。遥希れおくんは、音楽学校の文化祭の時から注目していた生徒さんです。文化祭のプログラムで本名が「ゆい」さんということがわかったので、娘と一緒に「きっと『宝塚おとめ』に書かれるニックネームは「ゆいぴー」なんじゃない?なんかそんな感じがするよね・・・」と予想していたら、その通りに書かれていたのでびっくりしました。それ以来、私と娘はゆいぴーにご縁を感じて親戚のような気持ちで応援し続けています。轟さん主演の「チェ・ゲバラ」の時に、兵士の役で舞台の隅っこで頑張っているゆいぴーの姿を見つけたときは嬉しくなって、心の中でエールを送り続けていたのが昨日のことのように思い出されます・・・。まだ研究科3年目の105期生のゆいぴーが、今注目の英かおとさんのお役を新人公演でいただくなんて・・・。しかもセリフがたくさんあって、最後の四条畷のシーンでは、大事なセリフを言う場面もありました。やはりまだまだ経験不足ということもあり、ちょっと緊張している姿をハラハラしながら見守っていましたが、ゆいぴーのこれからの活躍に期待したいと思います。

 

最後の礼華はる君のご挨拶は、本当にすごく立派でした!限りある時間の中で精一杯に精進した自らと新人公演メンバーの姿を桜嵐記のお話と重ね合わせながら、1年ぶりの新人公演が実現した嬉しさや感謝の気持ちが、とてもよく伝わってきて、とても立派なご挨拶でした。会場内からは本公演さながらのすすり泣きの声があちこちから聞こえてきました。ほんとうに素晴らしい新人公演でした。

 

劇場内でのおしゃべりが厳禁なので、娘と私は劇場を出るまで感想を話したい気持ちを封印しなくてはならなかったのがとても辛かったのですが、駐車場について車に乗り込むや否や感想を熱く語り合いました。

 

次回の月組公演の観劇は千秋楽の前日の前楽公演です!さよならショーを観るのが楽しみです。次回観劇する本公演では、新人公演を経て成長した若手メンバーの活躍を楽しみに観劇したいと思います❣️