連日暑い韓国テグで熱い戦いが繰り広げられている
≪第13回世界陸上競技選手権≫
男子ハンマー投げの室広治選手・・・
素晴らしい投擲で金メダルを獲得!!
現地スタジアムでその投擲をずっと観ていたのですが、本当に安定した美しい投擲でした。
感動です!
室伏選手は現在36歳!
最年長金メダリストとのことです。
ロンドンオリンピック日本代表にも内定です!
本当に本当におめでとうございます!!
大会はこれから後半戦に突入しますが、前半戦を戦った日本代表選手達の多くは、昨日8月31日に韓国より帰国しております。
私と有紀子も夜に自宅に戻りました。
成田空港から最寄の駅までの移動の間、沢山の方々から
『入賞おめでとう!』
『テレビ観ました!』
『感動しました!』
『ロンドンオリンピックも頑張って!!』
とお声がけ頂き驚きました。
沢山の方が女子マラソンを観戦してくださったようです。
温かいお言葉本当にありがとうございます(^_^)v
渾身のラストスパート。
今回ラスト2,195kmを7分15秒というスピードでカバーすることができました。
今回がマラソン7戦目。
着実な成長と進化を見せてくれました。
現地で応援してくれたユウナ姫からも
『ママかっちょ良かったよ!』
とのお褒めの言葉がありました(^_^)v
Phot by フォート・キシモト
4年に一度の大舞台・・・オリンピック。
ロンドンオリンピック女子マラソンの代表選考に関しては、今回の世界陸上女子マラソンが最初の選考レースでした。
その選考レースで日本人トップの5位入賞。
内容も含め評価頂けていると感じていますし、大きく大きく代表権獲得へ前進することができました。
有紀子は、昨年4月のロンドンマラソンから数えて、4レース連続でマラソンでの失敗がありません。
(国内レースでの優勝1回、海外メジャーマラソンの入賞2回、世界陸上での入賞1回)
真冬の強風極寒レースでも
真夏の蒸し暑い耐久レースでも
前半からハイペースで進む海外賞金レースでも
どんなレースに対しても、冷静に安定した精神状態で対応できるようになりました。
今回もレース直前に膝に痛みが出てしまったわけですが、弱気になることは一切ありませんでした。
更に言えば、ここ4レースで日本人選手に一度も敗れていません。
(うち2回は世界陸上代表選考レース)
当然のことですが、代表権を獲得しなければオリンピックの舞台に日本代表選手として立つことができませんので、この日本人に敗れていないということには、大きな意味があります。
最大3名という代表枠に対して、選考レースが4大会ありますので、選考は非常に難しくなります。
しかも、選考大会は開催時期も違えば、コースや気象条件、出場選手のレベル等々すべてが違います。
『本番のオリンピックで活躍が期待される選手』
これが選考のポイントです。
私は赤羽有紀子というマラソンランナーが、オリンピックの舞台で活躍できる選手であると確信しています。
マラソン転向後、初マラソンの2009年1月の大阪国際女子マラソンから、先日の世界陸上テグ大会までの2年半の間で様々なレースを経験し、大きく成長し、強い選手、勝負できる選手になってきたと手応えも感じています。
多くの方が、この後のスケジュールは??
と心配してくださっていますが、私が優先すべきと考えているのは
『ロンドンオリンピックで表彰台に立つこと』
赤羽有紀子は、オリンピックに出場することが目標の選手ではなく、オリンピックで表彰台に立つことを目標とする選手です。
その大目標達成の為にやるべきことを全力で取り組み、自分自身の力で勝利を掴み取りに行けるレベルに到達させることが私のこれからの仕事だと考えています。
レース後沢山の記事が出た中で、若干誤った内容の記事を目にしたのでこの場を借りて訂正させて頂きますが・・・
有紀子は引退の時期を具体的に話したことはありません。
年齢的にもオリンピックは来年のロンドンがラストチャンスと考えていますが、来季で引退という宣言はしておりませんので(^^ゞ
世界陸上は2年に一度ですし、現時点でも2年後の世界陸上のことも頭の片隅にはありました。
(金メダル獲得者には、2年後の世界陸上出場権(ワイルドカード)が与えられる為です)
残念ながらその目標には届かなかったわけですが、常に世界の舞台で戦うことを競技スタンスとしていますので、現役でいる間は目線を世界の頂上に向けていきたいと考えております(^_^)v
ちょっと記事が長くなってしまいました。
なんだかまとまりも無いですね・・・
寝不足でしょうか!?(^_^;)
ブログに沢山のコメント・メッセージを頂き、私も有紀子も驚いています。
我々の方こそ、皆さんから沢山の勇気やパワーを頂いています!!
またそのエネルギーをお返しできるよう頑張ります。
頑張る為にも、有紀子には今しっかり休養してもらいエネルギーを蓄えて欲しいと思います(^_^)v
それでは皆様、引き続き世界のトップアスリート達の戦いをお楽しみに!!
≪第13回世界陸上競技選手権≫
期日 2011年8月27日~9月4日
会場 テグ(韓国)