大会が終了し、2日が過ぎようとしています。
大会関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
自宅には本日夕方戻りました。
1月4日に合宿に出て以来の栃木ですが、思っていたよりも暖かく驚きました。
寒さのピークは過ぎたのでしょうか。
レース翌日は、取材対応以外にも何点か打ち合わせがあり、結局大阪にもう一泊していました。
レース後は基本的に休養期間になりますが、今回は完全休養日を作るのがなかなか難しく・・・
レース翌日は、2時間だけ家族で遊園地に行きました。
これを私の『家族サービス』と言うと怒られそうですが・・・
有紀子もユウナも喜んでくれたので良しとしたいと思います(^_^;)
レース後、多くの新聞にも記事を取り上げて頂きました。
ありがとうございます(^_^)v
所属先のホクレン 、そして我々の自宅にも沢山の電報やお花、お祝いのお手紙が届きました。
本当に、本当にありがとうございます。
これまで、北京オリンピック出場や、世界陸上出場などの経験がありますが、マラソンでの優勝は、またこれまでと違った規模の反響があると実感しております。
このブログを読んでくださる方の多くは、今回の第30回記念大阪国際女子マラソン の記事も読まれている方が多いかと思います。その記事にも書かれていたと思いますが、今回のレースに関して有紀子本人曰く
『とにかくすごく余裕があった』
という言葉が出てきました。
今回私は競技場でレースの展開を観ていました。
競技場に残るという選択をしたのは、有紀子本人の強い希望があった為です。
有紀子から
『必ずトップで帰って来るから』
そう言われ、私は沿道に出ないことを決めました。
レース前々日までは、フィニッシュタイムの目標を2時間23分30秒としていました。
ハーフの通過を1時間11分50秒~12分10秒。
終盤勝負どころからペースを上げて、後半のハーフを1時間11分30秒前後で走る。
これが現状の現実的な数字として思い描いていたペースでしたが、当日が強風&低温となる予報であった為、直前でタイムの設定は一切白紙としました。
設定自体をしないことに。腕時計もする必要は無いと伝えました。
レース直前に本人に伝えた指示は
①ペースメーカーが走る25kmまでは集団の中盤から後方に待機すること。
②向かい風の場所は、選手の後ろに入ること。
③25km以降も、どんなに余裕があっても、一発で勝負を決められる確信があるまでは、自分からしかけないこと。
この3点を何度も確認しました。
勝負どころは自分で判断できるので、いけると思った瞬間は、自分の直感を信じて勝負するように伝えました。
先程レースをもう一度すべて観ることができました。
途中棄権で終わった昨年のレースから1年。
たった1年の間で、大きく成長したことを証明してくれる走りをしてくれました。
昨年1年の取り組みが、無駄では無かったことを見せてくれました。
マラソンをシンプルに
マラソンは難しいです。
簡単な数字遊びで組み立てられないのがマラソンだと思います。
トラックの1万mやハーフマラソンまでとは違う部分があるように思います。
だからこそ面白い
今回の結果は、次なる目標につながる結果だと確信しています。
また世界の舞台で戦える。
そう確信しています。
夏の決戦に向けての心の準備は最初からできています。
勝って兜の緒を締めよ
昔の方は良い言葉を沢山残してくれています。
謙虚な姿勢、素直な気持ちを忘れてはいけません。
終わった瞬間から、次が始まっています。
これまで通り、一歩一歩前進し、しっかり取り組みたいと思います(^_^)v
レース後の夜。
大阪市内、某お寿司屋さんで美味しいお寿司を頂きました。
大将から
『お店の名前は出さないで』
と念を押されたのでご紹介できないのが残念。
寿司ネタはかなりのレベルです!
所属先にも自宅にも沢山の電報やお花が届いております。
すべてを写真に入れられずすみません・・・。
【有紀子から応援してくださっている皆様へ】
いつも応援してくださっているみなさん。
ご声援本当にありがとうございます
5回目のマラソンとなった今回の大阪国際女子マラソンで優勝することができました
沿道で応援してくださった方、テレビから声援を送ってくださった方、沢山の応援が大きな力になりました
昨年1年間は勝てないレースが続いてしまい、応援してくださっている皆さんになかなか良い報告ができず、私もスッキリしない状態が続いていましたが、今回のマラソンでマラソンランナーとして自信を持つことができました
やっぱりマラソンは楽しいです!
私が戦いたい舞台は、やっぱりマラソンなんだと今更ながらに強く思いました。
今回の結果に満足することなく、これからも上を目指して走り続けたいと思います。
笑顔と素直な心で
これからも頑張ります
応援ありがとうございました
ホクレン女子陸上部所属 ランナー赤羽有紀子