一週間ブログの更新を休んでしまいました。
ごめんなさい。
東日本実業団対抗女子駅伝後、練習も順調に消化でき調子が上がってきた矢先、赤羽家に風邪菌連合軍が襲い掛かりました。
最初にユウナ姫の鼻が垂れ始め、『これはマズイ』と風邪菌達に対するあらゆる防備を強化したのですが、一緒に寝ている私も徐々に喉が痛みだし・・・
最も丈夫な有紀子が最後まで抵抗を続けましたが、我々の発症から遅れること3日後、奮闘むなしく撃沈。
その日は朝練習ができず、半日以上寝ていました。
(なぜか食欲だけは衰えず、栄養補給は問題なし)
しかし、有紀子は持ち前の驚異的な回復力を発揮し、1日ダウンしたのみで、翌日は普通に起床し朝練習をして、午後には気合でスピード練習を消化しました。
予想以上の回復力とスピード練習の内容にただただ驚くばかりです( ̄□ ̄;)!!
ただ、まだ完全に風邪菌連合軍を退けたわけではないでしょうから、引き続き注意したいと思います。
さて、今日は2009横浜国際女子マラソン が開催されましたね。
五輪メダリスト(キャサリン・ヌデレバ選手、コンスタンティナ・ディタ選手)が出場するとあって注目度もかなり高かったのではないでしょうか。
国内選手では、この夏の北海道マラソンを自己ベストで制した嶋原清子選手(セカンドウィウンドAC)や、双子姉妹の大南博美選手、大南敬美選手(共にトヨタ車体)、先日の東日本実業団対抗女子駅伝で3区エース区間で好走を見せた大平美樹選手(三井住友海上)等が招待選手として出場しました。
比較的フラットな周回のコースで、記録が狙える『高速コース』と言う前評判でしたが、どんなレースが展開されるのか非常に興味がありました。
レースは最初の5kmを17分12秒とまずまずのタイムで通過したものの、強風と高めの気温の為かその後5km毎のラップタイムは徐々に落ち、20km~25kmの5kmは18分台のペースにまで落ち込みます。
10人程度の先頭集団は、30km手前まで嶋原選手と大平選手が積極的に引っ張っていました。
場所によっては向かい風もかなりあったと思いますが、『これ以上はペースを落としたくない』という強い気持ちが表れているようにも見えました。
有力選手達はそれぞれが『自分の勝ちパターン』を頭に描きながら、どこで仕掛けるかを探り合っているかのように見えました。
大きくレースが動いたのは最終の3周目の30kmを過ぎてから。
10000mで日本記録を上回る持ちタイムを持ち、近年フルマラソンに進出してきたロシアのアビトワ選手が仕掛けます。
一度は18分台まで落ち込んだペースを、17分台前半にまで押し戻します。
ここで反応を見せたのは、それまで先頭集団から数十メートル離れマイペースでレースを進めていたヌデレバ選手。スルスルと順位を上げ、気がつくと2番手につけていました。
しかし、ヌデレバ選手はそこからアビトワ選手との差をつめることができず、逆にじわりじわりとアビトワ選手が後続を引き離していきます。
アビトワ選手はその後もペースを落とさず(35km~40kmも17分一桁)最後まで力強い走りで独走を続け、2時間27分18秒で初代女王の座に輝きました。
一度は3位に落ち、ヌデレバ選手からも離された嶋原選手は終盤持ち前の粘りでヌデレバ選手を再度逆転し2位でフィニッシュ。(日本人1位)
日本人が優勝できなかったのは残念でしたが、嶋原選手の走りは本当に安定していますね。
北海道マラソンからわずかな期間での出走でしたが、しっかりと結果を残すあたりさすがですね。
日本人2位(5位入賞)には大平選手が入りました。
また初マラソンの宮内宏子選手(京セラ)が8位に入賞しています。
日本の女子3大マラソン
横浜国際女子マラソン(旧東京国際女子マラソン)
大阪国際女子マラソン
名古屋国際女子マラソン
大阪は今年初マラソンで実際に有紀子が走っていますし、名古屋はこれまでに映像で何度もレース・コースを見ており、過去のデータもしっかり残されています。
この新しい横浜のコース。実際のところはどんなコースだったのでしょうか?
今回のレースだけで判断するのはなかなか難しいですね。
この時期にこの程度の風が吹くことは、決して珍しいことでは無い気もします。
海に近い場所ですから、ほぼ無風という条件を望む事は難しいでしょうね。
来年は世界陸上の選考レース、そしてその翌年にはオリンピックの選考レースになると思われます。
近年の世界ハーフの出場選手とその結果から、女子マラソンも一気にスピードが上がる(一昔前に戻る)可能性があります。
記録も狙っていかなくてはいけない状況になる可能性は十分に考えられます。
今日実際にコースを走った選手達の率直な感想も聞いてみたいですね(^_^)v
有紀子は来年1月31日に開催される【2010大阪国際女子マラソン】 への出場を決めていますが、今日のレースを見て何か考えるところもあったかも知れません。
頭ではしっかりと次のマラソンをイメージしながらも、現在は11月23日開催の2009国際千葉駅伝 と、12月13日に開催される全日本実業団対抗女子駅伝へ向けてスピードを重視した練習をメインに取り組んでいます。
スピードを出すのも、シンプルに、シンプルにですね(^_^)v
今日の関東地方は比較的暖かい一日でしたが、いよいよ今週中頃からは冷え込みも増して来るようですから、皆様も体調管理には十分ご注意くださいね(^_^)v