駅伝シーズン到来!!

今週末も全国各地で熱い駅伝レースが繰り広げられています。


今日は杜の都仙台で全日本大学女子駅伝 が行われましたね。

また、実業団の女子駅伝では、12月の全日本実業団対抗女子駅伝の予選となる実業団女子駅伝西日本大会 が九州(宗像市スタート・フィニッシュ)で開催されました。



まず仙台で開催された全日本大学女子駅伝


佛教大学 が見事に大会新記録で初優勝!

(2時間3分32秒という従来の大会記録を遥かに上回る素晴らしい記録)

立命館大学 の連覇を止めました。


優勝した佛教大学 は、出場した6名の選手の内、5000mで15分台の自己ベストを持つ選手が4人というとてつもない層の厚さ。

1区の石橋麻衣選手(2年生)の区間賞から始まり、1度も先頭を譲ることなく、圧倒的な強さの完全勝利でした。


1区で立命館大学 と数秒差だった佛教大学 ですが、2区の森唯我選手(4年生)の力走でその差は32秒にまで広がりました。

そして注目の3区エース対決へ・・・


各大学のエースが集まる3区最長区間を任された西原加純選手(3年生)。

大学女子長距離界に君臨し続けている立命館大学 の小島一恵選手(4年生)が後半猛烈な追い上げを見せましたが、きっちり先頭を守り抜きました。

西原選手は、足の状態が思わしくなかったようですが、ここでの踏ん張りが優勝を大きく引き寄せたように思えました。区間賞こそ小島選手に譲りましたが、エースとしての役割をきっちり果たしていましたね。

ちなみに、立命館大学 の小島選手は今年も区間新記録の素晴らしい走り。なんと4年連続区間新記録という金字塔を打ち立てました。

大学生活4年間で常に進化し続けた小島選手。来春からの実業団入りが決まっているそうですが、来期も大注目の選手ですね。


4区の竹地志帆選手(1年生)は、3区で立命館大学 に10秒差まで詰められた差を徐々に広げます。

終ってみれば竹地選手も区間賞を獲得。流れは一気に佛教大学 に傾きます。


先頭を走り続ける佛教大学 は、5区の森知奈美選手(1年生)も竹地選手と同様初出場とは思えない落ち着いた走り。

後続を更に引き離す区間新記録の快走で、2位の立命館大学 との差を1分近い差に広げます。


そして圧巻だったのはアンカーの吉本ひかり選手(2年生)。

6区最終走者としてスタートする時に優勝に向けて十分な貯金がありましたが、その貯金などまったく気にもとめない果敢な走り。スタート直後から快調に飛ばし、見事区間新記録で栄光のフィニッシュテープを切りました。


これは佛教大学 のどの選手にも共通していたと思いますが、6選手とも序盤から攻めの姿勢でしたね。

『今年は絶対に優勝するんだ!』

という気持ちが6人の選手全員から出ていたと思います。

就任4年目の森川賢一監督のコメントも印象的でした。

佛教大学 の選手、スタッフ、大学関係者の皆様、本当におめでとうございますo(^-^)o



我々夫婦が気になるのは母校城西大学 の結果。

1区井上藍選手(2年生)が5位とまずまずの位置でスタート。

しかし2区を任されたユニバーシアードハーフマラソン金メダリストの斉藤千聖選手(3年生)が区間8位(5位で襷渡し)と順位を押し上げることができず、更に3区に登場したエース酒井優衣選手(4年生)が区間12位と本来の力を発揮できずに苦しい展開に。

その後4区の丹野久美子選手(3年生)と5区の中山裕理選手(3年生)が粘り、なんとか7位で6区アンカーの山田美紀選手(1年生)へ。

その山田選手は、後半勝負の冷静な走りで、前を行く2チームを抜き最終的に5位でフィニッシュ!

来年のシード権を獲得しました!!

城西大学 の鈴木尚人監督と夏の終わりにお会いした際、山田選手のことを

『イチ押しだよ』

とおっしゃっていましたが、その意味が良く分かりました。

1年生ながら堂々とした大きな走りで将来が楽しみな選手ですね(^_^)

来年またチーム一丸となって頂点目指して頑張って欲しいと思います!



学生ランナーの走りをテレビ画面で観ながら、色々なことを考えます。

この選手は・・・

・バネがすごいなぁ~

・もうほとんど走りが完成しているなぁ~

・荒削りだけどダイナミックなフォームでまだまだ伸びそうだなぁ~

・まだ全然絞れてないところが良い! 無理なく徐々に絞れてきたら・・・

・柔らかい走りで足の運びに無駄がないなぁ~

などなど・・・

勝手に分析しているわけです(^_^;)



それにしても大学女子長距離界のレベルは本当に高いですね。

実業団選手もウカウカしていられません。

今や大学女子駅伝も優勝する為には、5000mで16分を切る走力のランナーを6名揃える必要があるということです。

これを実現しているのは、学生達自身の日々の弛まぬ努力は勿論のこと、指導者の方々の熱心な指導や、選手達を支援する方々のバックアップがあってのことだと思いますが、本当にすごいことだと思います。

彼女達若い世代に将来の日本長距離界の未来がかかっています。

彼女達が更に高い志を持ち、世界に目を向け世界に歩みを進めることができる基盤をこれから更に整備していくことで、もっともっと日本の女子長距離のレベルは高まっていくのではないでしょうか。




さて、実業団女子駅伝西日本大会 の方ですが、結果は・・・

ダイハツ (関西地区)が見事に優勝!

先日の世界ハーフマラソンで一緒だった、木崎選手(区間2位タイ)と中里選手(区間賞)が優勝に大きく貢献したようです。

城西大学 OGの岩村選手が区間3位、そして坂井田選手は見事区間賞の走り!

12月13日に開催される全日本実業団対抗女子駅伝では、強力なライバルチームになりそうです。


そして2位には天満屋 (中国地区)が入りました。

同じく世界ハーフで一緒だった中村選手は、見事区間賞の走り!

常に全日本でも入賞を果たしているチームですから、これから更に調子は上がって来るでしょう。


世界ハーフで共に日の丸を背負った選手達は、良い状態で駅伝シーズンに入ったようです。

この結果を聞いて有紀子も気合が入りそうです(^_^)v


こちらも11月3日開催の第20回東日本実業団対抗女子駅伝 まであと10日を切っております。

調子も上がってきましたので、後は体調管理に十分注意してレースを迎えたいと思います(^_^)v



第50回東日本実業団対抗駅伝

第20回東日本実業団対抗女子駅伝

11月3日(火) 男女同時開催です!

男子は8時00分に埼玉県庁をスタート。

女子は8時20分にさいたま新都心駅東口をスタート。

埼玉県の旧中仙道沿いをさいたま市内から熊谷方向に選手達が駆け抜けます!

スタートの時間が早いですが、沿道に出れば、男子の選手も、女子の選手も応援することができます!

ぜひとも生でトップ選手達の走りをご覧頂きたいと思います(^_^)v